ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

自来也とカカシ

自来也とカカシ

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このふたり、直接の師弟関係はありません。しかも2人が楽しそうに雑談しているシーンは・・ほとんどない!いつも真面目な話を最低限しかしていない。

それに自来也は突然ナルトを修行に連れ出してしまうし(しかもカカシに無断で螺旋丸まで教えてしまったり!)
自来也も、はっきり意見を言うカカシに対して「ムッ」としたこともあります。
なんだかなぁ微妙な・・・仲がいいんだか悪いんだかわかんない?2人ですけど・・・
実は、無駄のない二人の会話に深い絆が見え隠れしています。
深い信頼と理解があればこそ、無駄のない最低限の会話ですんでしまう・・(大人の会話ってかんじかな~)

40巻、自来也綱手が次期火影候補としてカカシの名前を挙げています。
数いる上忍のなかでも、カカシは特別な存在?
優秀であるとか名声があるとか、それだけじゃない・・
「子供時代からカカシをよく知っている」2人は、カカシが将来の火影の器であることをずっと前から見抜いていたのかな。

自来也綱手とほぼ同世代のはたけサクモ(カカシ父)こそ、もし生きていれば火影になるべき人だった・・・。
非業の死を遂げたサクモに代わって、息子であるカカシをいずれは火影にしてあげたい・・という気持ちが2人にはあったかな?

綱手自来也、重要な作戦をたてる場には、必ずカカシを同席させてます。カカシが入院中には、わざわざ自来也綱手がカカシの病室に赴いて話し合っていますしね。
ダンゾウ(そしてダンゾウを支持するご意見番)を避けるためもあったかな。

カカシは火影直轄暗部(のおそらくトップ的存在)で、常に3代目ヒルゼンの側で働いてきたと思うし、里を離れていた自来也綱手よりも里のことを熟知しているってのもありますし。

綱手が火影に就任した直後は、里がまだ混乱していたこともあってか、綱手一人で大量の仕事をてきぱきと合理的に捌いていました。大量の仕事に、いささかウンザリしたような綱手。。。

その結果、綱手はサスケ追跡任務に新人達だけで行かせるという誤判断を下してしまった。でも・・ま、それもしかたないかな。里を離れていた綱手は、ナルトとサスケの間にある難しい問題などわかっていなかったのだから。

おそらくその後・・自来也の忠告で?サスケやナルトが関わる重要任務の作戦・班編成などには必ずカカシを同席(あるいはカカシが決定)するようにしたのかな?と思います(天地橋任務、イタチ追跡任務など)
また、それには自来也たちが「カカシを次期火影候補として育てる」意味もあったのかな。

自来也とカカシ・・・
ミナトは自来也の弟子であり、カカシはミナトの弟子。そしてカカシはナルトの先生(というかお世話役?)。
自来也とカカシはミナト親子をはさんで、強い絆で結ばれていました。自来也はカカシを誰よりも信頼していたはずです。

おそらく九尾事件のあと、四代目に代わって三代目ヒルゼンが再び火影についたとき・・
カカシは(自来也の意向で)火影の超側近として暗部に入ったのではないか??と考えています

当時、戦後まだ間もなくで、しかも九尾事件で里が半壊した直後・・。
里のピンチだというのに、大蛇丸の里抜け、おそらくその前後に綱手も里を出てしまった?など・・・いろいろあった時代です。

自来也は自分の師ヒルゼンが心配だったはずです(ヒルゼンはもう若くはなかったし)。でも里を脅かす大蛇丸を追うことが使命と感じていた自来也は里を出なければならなかった。。。

そこで自来也が カカシに「カカシ、三代目を頼む!」と依頼したのではないか?と思ってます。
まだカカシはそのころ14~5歳のガキんちょではありましたが、すでに上忍として活躍していましたし、実力は里で一番だったはず!


自来也が「カカシの小僧」という呼び方をしていたことがあります(20巻)。
自来也にとってのカカシの印象・・・・それは、自来也が里を出る直前のカカシ(14~5歳のカカシ)?

その頃のカカシ、生意気なことを言うガキんちょでしたが、見た目はまだまだ子供。自来也から見ればカカシはその時と変わらない小僧なんでしょう。。いくつになっても。(今はもう30過ぎだけど・・・)

自来也は、仔カカシやサスケのような「ちょっと素直じゃない生意気な子供」の扱いはあまり得意じゃなかったかもしれません。
ナルトみたいなストレートな子は得意そうですけど。

でも自来也は、九尾事件で師ミナトを失ったばかりの当時のカカシを放っておけなかったんじゃないかな?
小さい時にサクモを悲劇的な形で失い、親友の写輪眼を得るという重荷を背負い、師まで失ってしまったカカシ・・いくら一人前の上忍だとしてもまだ子供でしたから・・
自来也ってそういう優しさがあります。人情に厚いというか。
自来也は弥彦や長門達も放っておけませんでした。「この子達が自立できるようになるまで・・」

カカシのことも「大丈夫だと思えるまで」そっと見守ってやろう、って思ったのではないでしょうか。ミナトに代わって少し見守ろうと・・。

・・というのもですね、自来也の暗号解き(44巻)に関するエピソードに出てくる絵からそんな印象を受けるのです。

自来也が遺した暗号数字のうち「106にまつわる話」としてカカシが思い出すのが・・自来也綱手のバストを見て106(センチ??)と突然言い出した、という思い出なんですが。。。
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そんなくだらない話を覚えているカカシもカカシなんですがw
あの時、カカシに寄り添うようにしてたっていた自来也
あのころ自来也はカカシの側にいて何かと面倒をみていた(ミナトの代わりに)のではないか?と思うのです。

自来也が真面目な顔しながらカカシにクダらない話をしたのは、カカシをちょっと元気付けようとした、自来也流の粋な??気遣いだったんじゃないかな??(カカシの反応は「・・・」でしたけど。)

あの時の2人、親子のように?寄り添っていて、なんかほほえましい。
カカシもつぶらな瞳で「自来也様?」とみあげてます。カカシにとってあの時一番頼れる大人が自来也だったんじゃないかな。

自来也からみれば、カカシは「反応がなくてかわいげがないのう」という感じだったでしょうけど・・・それでも「カカシの小僧」という表現に自来也の愛情が込められているなぁと思います。

その後、カカシの小僧は大丈夫だと判断した自来也、カカシ里と三代目を託して里を出た・・・そんな気がしています。

※(余談)正直、あの106エピソードがいつ頃のものなのかははっきりしません。九尾事件直後というのは私の憶測です。
四代目就任直後(九尾事件前)だったかもしれない。
ただ、カカシがすでに写輪眼を持っているので戦後であることは確定。
(戦争中のカカシ外伝の服装とも異なり、通常の上忍服であるから戦争中でもなく戦後と判断)
で、カカシの「子供っぽい体型」から、せいぜい15歳くらいと思われるし、自来也綱手がまだ里にいるので九尾事件前後・・。あと判断の基準になるのが自来也の額当て。九尾事件直前として描かれている自来也(臨月?のクシナとミナト夫妻のもとを訪れた自来也・42巻)の額当ては最近の「油」額当て。でもこのエピソードでの額あては普通の木ノ葉の額当て。
おそらくですが・・戦後直後には「油」額当てをして本を書いたり気ままに過ごしていた自来也が、九尾事件の戦いで額当てをこわしてしまった(なくした)のか、あるいは九尾事件後のゴタゴタを片付けるために里にとどまった自来也が「木ノ葉復興」最優先で「木ノ葉の忍」としての額当てをして協力をしていたのでは?・・・ということで、あれは九尾事件直後、四代目がなくなった直後と判断しました・・

自来也が数年ぶり?に大蛇丸と暁の情報を持ち帰ってきた時(中忍試験中)
彼はまっさきに極秘にカカシに会っています。里を出てからも、数年に1回くらいは自来也はカカシにだけ会って情報を伝えていたのかな?

きっと・・・カカシ18歳の誕生日にはイチャイチャパラダイスをプレゼントしたのでは・・・?

カカシがあんなにイチャイチャシリーズを愛読しているのは、内容が好きだから(!)という現実もあるかもしれないけど・・・自来也の愛情を感じられるからかもしれません・・?
イチャイチャ新刊が出るたびに、自来也は「カカシへ新刊を渡す」ことを口実に会い、その都度情報をもたらしていたのでは。

時々この2人、遠慮ない言い合い?もします。それも互いをよく知り信頼しているからこそ。

でも、
自来也様螺旋丸なんて術よくこの子(ナルト)に教えこめたもんだよ」(35巻)
「こんな奴(ペイン)を6人も相手していたのか・・自来也様は」(45巻)

自来也をおもう、こんなカカシの言葉に、カカシの自来也への大きな尊敬の念がこめられています。

自来也がペインに倒された時、悔しく辛い思いをしたのはカカシも同じでしょう・・
ナルトを思いやることが先だったので顔には出しませんでしたが、自来也の訃報がカカシの心に静かに火の意志を滾らせたのは確かだと思います。

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