四代目からの伝言・・ミナトからカカシへ・今週のNARUTOから九尾事件の真相
四代目がナルトを通して伝えた言葉。
それは「未来の里の人々」に伝える、四代目の命を懸けたメッセージでもありました。
屍鬼封尽で命と引き換えにしてまで、里に再び危機が訪れた未来に「メッセージを伝える」・・ここまで計算していたとは。さすが四代目です。
今週ナルトが言った言葉、
「16年前の九尾事件は暁の面をしてる奴がやったって!四代目はそいつが黒幕だって言った!」
「16年前の九尾事件は暁の面をしてる奴がやったって!四代目はそいつが黒幕だって言った!」
・・・ここで気になることは、四代目が、九尾事件の黒幕が「マダラ」とは発言していないことなんです。
四代目なら当然九尾事件の時、面の男をマダラと疑ったはずですが、ナルトに「あれはマダラ」とは言わなかった・・・
理由として考えられることは、
まず「普通」には、九尾を口寄せした黒幕がいたと言えば・・あえてマダラの名前を出さなくても「九尾を口寄せできるのはマダラ」とわかるからかな?
でもこれは「表向き」の理由であって、本当の理由はそうではないのかも。
でもこれは「表向き」の理由であって、本当の理由はそうではないのかも。
本当の理由・・・
四代目はあの面の男が「本物のマダラ」と断定するにはまだ早いと判断したのかもしれない。 それで「奴」としか言っていない。
四代目はあの面の男が「本物のマダラ」と断定するにはまだ早いと判断したのかもしれない。 それで「奴」としか言っていない。
マダラは疑わしいけれど、・・でも九尾の口寄せが出来る人物=マダラだけというのは「思い込み」でしかありません。
四代目の性格上、確信したことははっきり言いますし、余計なことは言わないんですよね。マダラだという確信があれば「マダラだと思う」といえると思うのですが、そこまでいってないのはなぜだろうか。 あるいは、これは読者に対しての言葉とも受け取れます。、「まだマダラとは断定できない」というね。
「ミナトの師だったからわかる・・あやつは無意味なことをしないやつでの」(自来也、41巻)
ふつう、四代目からのメッセージを聞いたら、「四代目は九尾を口寄せした奴がいると言ったらしい!つまりマダラだな」と思うはず。九尾を口寄せできるのはマダラだけだと思っています(自来也もそう思ったくらいだし)
・・でもそれでいいのです。
ナルトはまだ若いし、聞いたメッセージを、いつ、誰にしゃべるかはわからないし。うっかりすれば「危険な相手にまで」「話したらヤバイ状況」で話してしまうかもしれない・・? ミナトは それも想定して「無難な情報」だけ言ったのだと思います。ミナトは実に用意周到な人ですから。
おそらく、あの短いメッセージを聞いて、「犯人はマダラ」「もっとも断定はできないが」とカカシならすぐ受け取ってくれるはず。ナルトはカカシに伝えるだろうし・・・・四代目はそう思って メッセージをナルトに託したのではないでしょうか。
師匠から息子を通して弟子に託した「メッセージ」・・カカシはしっかりそれを感じ取っています。
すごいのはこの後のカカシ!
ナルトから四代目のメッセージを聞いて、カカシが口にした言葉は
「あいつの仕業だったとはな そいつは写輪眼を持っていた。 里に恨みを持ち里を抜けたうちは一族で 九尾を口寄せできるのはマダラくらいだ」でした。
「あいつの仕業だったとはな そいつは写輪眼を持っていた。 里に恨みを持ち里を抜けたうちは一族で 九尾を口寄せできるのはマダラくらいだ」でした。
これだと九尾事件の黒幕はマダラだとカカシは思ったように聞こえます。・・・でもこれはカカシの「計算」?
でも、カカシが言ったのは「16年前の黒幕はあいつ(面の男)の仕業」ということと、「里を抜けたうちはで九尾を口寄せできるのはマダラ」という2つの事実を並べただけで、実は「16年前の黒幕=マダラ」と言ったわけではないのです。
でもあの話し方だと、「九尾事件の黒幕はマダラだ」と言っているようにちょっと聞こえてしまいます。
実際に、それを聞いたヤマトはカカシの言葉を受けて「(マダラは)生きてたってことですかね・・」なんて言ってますし。
これに対して、カカシは無言(あえて無視?)で答えていません。
(この場合の無視=否定、あるいはこれ以上のことはここでは答えられないと言う意味?)
これに対して、カカシは無言(あえて無視?)で答えていません。
(この場合の無視=否定、あるいはこれ以上のことはここでは答えられないと言う意味?)
・・・カカシがあんな「誤解するような言い方」をしたのは、あの場に「サイがいた」からなのかな~と思うのですが。
サイは任務上、聞いたことをダンゾウに伝える義務がありますから・・サイのいる場所で重要な秘密の話はできないですよね。
サイに「ダンゾウには言うな」と言うのも酷なことですし・・・
サイに「ダンゾウには言うな」と言うのも酷なことですし・・・
ナルトの発言はダンゾウに聞かせたい話ではありません。でもナルトはつい「根のサイがいるにもかかわらず」そんな大切な話をポロっと言ってしまった・・・このあたり、まだナルトは若いなぁ・・。
カカシの発言は、ナルトの「うっかり」をさりげなくフォローするためのものでした。
おそらくカカシは・・・「マダラ以外でも写輪眼を持っていれば九尾口寄せは可能」と考えていたのかもと思います。
でもあのカカシの言葉は「九尾事件はマダラが犯人らしい」に聞こえますので・・・そのような報告がサイからダンゾウに伝えられれば・・ダンゾウを油断させることができます(ワシは疑われていない。。と?)
カカシのあの言葉、じつは言外に「マダラも口寄せできるけどね、うちは一族で他に口寄せできる者がいるかもしれない」ということが含まれている?
(マダラじゃなくて、そいつらが犯人かもしれないでしょ?)ということなんだと思うんです。
(マダラじゃなくて、そいつらが犯人かもしれないでしょ?)ということなんだと思うんです。
トビの写輪眼をみたときからずっとトビの正体を考えてきただろうカカシなので、九尾事件の黒幕がマダラだとは断定しなかった四代目の意図を即座に汲み取ったのかな・・?師と弟子の「目に見えない絆」をかんじさせます。
そして、カカシはすぐに「そこまでの情報を」サイに「火影に連絡してくれ」といい、すぐに話題を切り替えています。
あまりにも衝撃な話題なだけに、あのままではヤマトやナルトが「マダラ」「写輪眼」とか話を続けそうな雰囲気でした。そのためにカカシがやったことが思い切って空気を換えること!でした。
つまり、明るい話題・・ナルトに四代目の(父ちゃんとしての)話題をふること・・・。
あの時のカカシ、ちょっといつもと違いました。
「ナルト!」と声をかけてます、この「!」がちょっと気になります。
ちょっと珍しいんですよね・・あんな至近距離でwカカシが大声(!がつくと言う意味)で呼びかけるのは。あれは、思い切って空気を換えるためかな~。
「ナルト!」と声をかけてます、この「!」がちょっと気になります。
ちょっと珍しいんですよね・・あんな至近距離でwカカシが大声(!がつくと言う意味)で呼びかけるのは。あれは、思い切って空気を換えるためかな~。
もちろん、ナルトが四代目に会ったことで「四代目=ナルト父話」ができる喜びがカカシにあったのも本当だと思います。
実に自然でした・・。あのあと2人のテンションは上がりw、ノリで「雷影のところへ行け!オレとヤマトはナルトの付き添いね!」になり、
ナルトは「シャー!」だしw、ヤマトは「「えーーーーー!」。
実に自然でした・・。あのあと2人のテンションは上がりw、ノリで「雷影のところへ行け!オレとヤマトはナルトの付き添いね!」になり、
ナルトは「シャー!」だしw、ヤマトは「「えーーーーー!」。
2人とも、すっかりカカシの術中にハマった。すっかりマダラ話題から遠ざかりました。カカシの計算ですね。
九尾事件は、うちは一族に濡れ衣を着せ、写輪眼を移植した誰かによって起こされた可能性がある?
カカシはその真犯人、そしてその眼が誰の眼なのか・・それを突き止めるために行動していくと思います。
カカシはその真犯人、そしてその眼が誰の眼なのか・・それを突き止めるために行動していくと思います。
それはダンゾウの真相を明かすことにもなりますし、かなりの危険を伴う仕事です。こんな危険なことにナルトやヤマトを巻き込めない・・・これは「自分がやるべきこと」カカシはそういう想いもあって、あの「マダラ、九尾事件」の話をあそこで打ち切った、というのもあるのでは。
今は亡き師ミナトやオビトの遺志をついでいくこと・・・。これがカカシのこれからすべきことなのではないでしょうか。
九尾事件から16年。時を経て伝えられた四代目から弟子へのメッセージ。
ミナトからカカシへ・・・確かに受け継がれたのです。
ミナトからカカシへ・・・確かに受け継がれたのです。
☆いつもながら偏見による個人的な考えですので・・・ご意見お待ちしています。コメントよろしくお願いします。