ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

砂隠れの三姉弟・それぞれの五影会談 (NARUTO登場人物雑考)

砂隠れの三姉弟・それぞれの五影会談


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土影とダンゾウが「話し合いで忍の世界が一つになることは無い」だとか、「結果不信を生みわだかまりを生み憎しみを生む」なんて話をしていた時、
我愛羅が「アンタ達はいつ己を捨てた?」と言い放ちました。そして土影達は何も答えられなかった・・

カンクロウ「へっ!」
テマリ:「さて我愛羅、私らはどうする?
うちはサスケ奪還任務では木ノ葉に協力したが
今は暁になり下がった輩だ」
我愛羅「うちは・・・サスケか」
(NARUTO461話(雲隠れVS鷹!)のなかでの 砂の三姉弟の会話)

3人の反応はバラバラで、個性がよく出ているなぁと思ってみてました。

まずカンクロウ兄ちゃんですが、
なにかと我愛羅をバカにする発言をしていた土影に腹を立てっぱなしだったカンクロウ我愛羅がしっかり言い返したことに、「へっ!」とちょっと満足した様子。土影に言われっぱなしで、当の本人である我愛羅よりもカンクロウのほうがストレス溜まっていたみたいでしたからね。

五影会談っていわばサミット? 護衛としては言動を慎まなければならない場なのに、マイペースなカンクロウ兄ちゃん。幕の後ろで待機中にも「何だあの土影ってのは!」とか、いちいち反応してはテマリに「静かにしろ!」なんて怒られてました。

中忍試験の時にも 我愛羅を刺激するような発言をしてはテマリに口を押さえられていたっけ。 いくつになってもお姉ちゃんに注意されてますね~。

前はサソリにあっさりやられて悔しかったのかな?あれから服装や隈取り、傀儡人形も一新したカンクロウ。ちょっと大人になったかと思ったけれど あいかわらず短気なところは変わっていない。
困ったことに?弟・我愛羅のことになると、カンクロウはさらに短気に・・。この傾向は以前よりもひどくなった気すらしますw

カンクロウは、以前は守鶴を持った弟を「バケモノ」と呼んでいて、どう取り扱っていいかわからないかんじでした(できれば避けたいと思っていた?)
 彼らの父・4代目風影は我愛羅を完全拒否していたし、母親は我愛羅を生んで亡くなっているし・・
我愛羅の世話役・夜叉丸亡き後は、引き受け手が無かった?我愛羅のお守り係を「しかたなく」引き受けさせられていたかんじでした。3人姉弟のまんなかというびみょ~な立ち位置。

そんなカンクロウに「兄」としての自覚が生まれたのは、3年位前・・我愛羅がナルトと戦った後でした。

ナルトと出会ったことで生き方を変える決心をした我愛羅が、カンクロウにこんなことを言っていました・・
「オレもいつか誰もに必要とされる存在となりたい・・恐るべき兵器としてではなく 砂隠れの風影として」(28巻)
あの時カンクロウは 弟が今までどんなに孤独だったかを思い知ったのでした。
その後のカンクロウは 兄として・・我愛羅のことをよく思わない周囲から守るんだ!と決意した?   その決意は今も固い!

でも、弟を思い心配するあまり(カンクロウの生まれつき短気な性格とあいまって)つい突っ走ってしまうことも しばしば・・・

我愛羅デイダラに連れ去られた時も、一人でサソリに突っ込んで失敗しているし、我愛羅を信用しきっていない砂の上役につかみかかって諌められたり、 五影会談でもテマリに諌められてるし・・
いくつになっても、兄は兄。見た目ごっついカンクロウですけど心は優しいんですね。

一方長女テマリはすごく現実的で、しっかりしたお姉さん!
少し髪の毛も伸びて、輪郭も細くなって大人の女性っぽくなりましたね~。
彼女は頼りになる存在で、2人の弟達にいつも的確に指示しています。
(テマリの本音では 冷静な我愛羅よりも短気なカンクロウのほうが手がかかると思っているかも?)

最初3人のセリフでも、カンクロウが感情的に「ざまあみろ~」的なことを言っているのに対して、冷静に「自分達が今、何をするべきか」にだけ気を配っています。

テマリって状況、立場、今後の見通しをすばやく整理して答えを出す。頭の回転凄く早そうだし、仕事をテキパキこなすタイプですね!忍じゃなくても、どんな仕事でもうまくやっていけそう。

以前のサスケ奪還任務の時、テマリがシカマルの助けに入り(シカマルVS多由也)、多由也についての情報をシカマルに求めたところ・・シカマルが敵の分析をいろいろと話し出したので、
「誰がお前の意見を言えといった!私は状況説明をしろといったんだ」
ってズバッと言ってましたっけ。テマリのこういうところ、私は大好きです。

テマリは、砂として「サスケ処分に参加すべき」と考えていそうです。現在分かっている情報だけではサスケに同情する材料はないですからねぇ・・。

我愛羅の考えを尊重しながらも姉として自分の意見もしっかり言うのがテマリ流?カンクロウには結構厳しいけれど 我愛羅にはちょっとだけ、甘い。

テマリが我愛羅に甘いのは、以前は「おこらせるとヤバイことになるから」という理由だったけれど、今はちょっと違うのかな?
甘いというよりは、「我愛羅の判断なら大丈夫!」と弟を信じているんでしょうね、きっと。

今は姉や兄に愛され信頼されている我愛羅も、少し前までは2人に怖れられる存在でした。
でも、ナルトとの出会いが 我愛羅の人生を大きく変えた・・・
「他者との繋がり・・オレにとってそれは今まで憎しみと殺意でしかなかった オレにも少しだけ分かったことがある 苦しみや悲しみ・・喜びも 他の誰かと分かち合うことができるのだと」(28巻)

木ノ葉崩しの時、ナルトと我愛羅は全てをぶつけあい「本気でけんか」していました。似たもの同士、それぞれの忍道を譲れずに中途半端に放っておけなかったんですよね。

ナルトは、かつて終末の谷でサスケを止められなかったのは「本気でけんかしていなかったから」であり「サスケのことを理解していなかったから」と分析していました(451話:「サスケの処分」)。

あの時のナルトは、何故サスケが去っていくのか理解できず、自分の主張だけ繰り返していましたっけ。戦うのにも躊躇して中途半端だったんですよね。

どうやったらサスケの心を救えるか・・
過去に同じ苦しみから立ち直った経験者である我愛羅が知っているのでは?
ナルトと一緒に新しい時代を作る風影として、サスケへの対応を我愛羅がどう判断するでしょうか?

今や兄姉にすっかり信頼され、里の人々にも信頼され、チヨばあにも新しい時代を託された我愛羅。信じてもらえることを知った時、人は強くなれる?

我愛羅がナルトとともにサスケを闇から救ってくれることを信じたい、って思います!


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