ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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犬塚キバ (NARUTO登場人物雑考)

NARUTO467:宣戦 感想 番外編・人物観察「犬塚キバの憂鬱」


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今週号は、トビの宣戦布告で大きなおも~い話題がありすぎて、感想の中ではちょっとした人物の観察まで書ききれませんでした。。
何度かに分けて、あえて話の本筋にあまり関係の無いwマイナーな部分を書か足させていただきます(軽い話題)。

まずはキバ。

さてさて、同世代の仲間たちが動き出しましたね。彼らがしようとしていることは小さな事のようだけど、実は世界を動かすきっかけの、小さなかけらであるような気がします。彼らが自ら決断して行動を起こしたことに大きな意味がありますよね。

約3年前・・サスケ奪還任務に失敗した彼らが下したサスケ処分の決断。そのための最も困難な任務が「ナルトの説得」

説得役はサクラですけど、サクラをナルトの元へ無事届ける役目がサイ、リー、キバ。黙々と歩くサイ、サクラ、そしてキバに歩調をあわせるように歩くリー。
キバが後方を歩いているのは、根の追跡を感知するためかなとは思いますが・・・気が乗らずに足取りが遅いだけにも見えますねぇ。あのキバにしちゃあ元気が無い。

気合が入っているサイに「鉄の国に入ったらナルトの探索(ちゃんと?)お願いしますよ」なんていわれちゃってます。「分かってんよ!」っていう答えかた、ちょっと投げやり。

キバがサスケ問題で小隊の一員として参加するのは、これで3回目なんですよね。多いんですよね、第7班じゃないわりには。
やっぱり鼻がきくキバっていうのは追跡には欠かせないですし。
最初はサスケ奪還任務、次はイタチ捜索任務。そしてこれが3回目。

前の2回の任務時は、キバはすごく乗り気でした。最初の時なんてたまたま話を聞きつけて、自分から参加してきましたし。
2回目のときも(探索ならオレにまかせろ!)って感じで先頭に立っています。キバって、気合が入っている時はすごくわかりやすいw でも今回は・・

「ハァ・・」と大きくついたため息は、ちょっとわざとらしいなぁ。
隣のリーに同情してほしくて、わざと大きなため息ついたかな?w

で、真面目で優しいリーは「どうしたんです?」ってキバの期待通り聞いてくれました。


キバの憂鬱の原因

元気印キバがこんな気分になっている理由・・

最初に「サスケを処分する命令が下されたこと」というショックな事実をナルト達に伝えたのは、実はキバでした(451話:サスケの処分)。

あの時のナルト達の反応・・ナルトもサクラも、カカシの制止をふりきってダンゾウに会いに行くといって聞きませんでした。
そこまで熱くなる2人に、普段は熱いキバですら「おい、お前ら・・」とちょっとビックリ気味でした。第7班メンバーのサスケへ思いの大きさを、改めて思い知らされたんですよね。


キバは2回にわたるサスケ奪還失敗に、その都度ナルトが落ち込むのを見てきました。最初の時は、ナルトはまだ希望を捨てていなくてカラ元気出してましたけど・・
2回目、イタチとの戦いの後、暁にサスケが連れ去られ・・間に合わなかった時は、ナルトは落ち込み悔し涙を流していました。
あの時、木ノ葉小隊は誰もが無口のまま・・暗い気持ちを引きずって里に帰ってきたのだと思います。キバにはその記憶もまだ新しい。

キバの頭の中で、あの任務失敗での第7班メンバーの暗い顔や、サスケ処分決定の知らせを受けた時のナルトとサクラのことが渦巻いていた。。きっと。

だから、同期(世代)が集まってサスケ処分を決定した時・・・
キバは人一倍、ナルトやサクラの気持ちを考えることが出来たと思います。
(皆知らないから簡単に言うけどよ・・そんな決定をしたらナルトとサクラが納得するわけないぞ!)・・ってかなり心配になっていたと思います。

イライラしていたから、いのが泣きじゃくる声をちょっと耳障りに感じてつい「泣くな、いの!」なんて大きな声で言っちゃってます。テンテンに諌められちゃいましたが・・
あのときキバも、オレだって泣きたいくらいだよ!って暗い気持ちだったのでは・・。

ナルト説得班にサクラが名乗り出たことは、キバにとっては意外だったでしょう! 
「いのは泣いてるだけだったってのに サクラはこの覚悟だ・・」
「ナルトになんて切り出すかはしらねーが」

キバにとって怖いのは、女の覚悟。何を考えているかわかんないけど、決めたら意外に大胆なのが女。そして頑固w
・・・その怖さを一番よく知っているのもまたキバなのであります。

キバはご存知、犬塚家長男。
犬塚家の構成は、家長?のツメ母ちゃん、そしてハナ姉ちゃん(と犬達)
男勝りなツメ母ちゃん中心に犬塚家は動いています。
はて、キバ父ちゃんはいないのだろうか。忍者の家族だからお父さんはきっと任務中に・・って勝手に思っていたけれど、どうも違うみたいでした。

46巻、ペイン戦。巨大神羅天征の前に、全てのペインが一度里外に引き上げさせられました。それをペインが逃げたと勘違いしたツメさんが
「私の力に恐れをなして逃げ出したようだねえ」と笑っています。
それをキバが「さすが母ちゃん・・・父ちゃんの時と同じだぜ」って言ってます。
そのまま受け取れば、父ちゃんも母ちゃんの力に恐れをなして逃げ出した・・ということになりますが・・

どうも犬塚家は女系?でキバは強い女性にちょっとコンプレックスがあるようです。
母ちゃんが父ちゃんに何をしたか分かりませんが、サクラVSナルトにツメさんVSキバパパを連想してしまうのでしょう。

サスケに対するナルトやサクラの想いを身近で見てきたキバ。
彼が危惧する サクラとナルトの気まずい「真剣勝負」・・

「気不味い雰囲気になるのは間違いねーからよ」

キバの脳裏にかすめるのは、 幼き日のあの気まずい雰囲気・・

「サクラさんにも色々考えがあるんだと思います」ときっぱり言うリーに、今度は別のことを言い出すキバ・・

「しかし四人一組が基本だからって・・探索任務だとオレだもんよ、それに・・・・」
いろいろと任務に愚痴を言っていますが・・今や犬より鼻がきくキバ。
探索や尾行確認は彼にとってはそれほど難易度が高いものではないはずです。
普段だったら愚痴るようなことではないのです。
とにかくキバはリーに「そうですよね~」って同意してもらいたいんだと思います。一回でいいからw

でも、前向きリーはキバの愚痴には乗らず「サイもいろいろ考えているから大丈夫です!」とか言っちゃうんだろうなぁ、きっと。
この調子では鉄の国に入るまで ずーっとキバは愚痴をいい続け、リーは前向き発言を繰り返す・・ そんなチグハグ会話は続くでしょう。

リー。お願いだから、一言「キバも色々と大変ですよね、いつも」っていってあげてw