ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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リンとシズネ (NARUTO登場人物雑考)

リンとシズネ

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何でこの2人なの?ってかんじなんですが・・
11月15日生まれと18日生まれで誕生日が近かったから一緒にしちゃえ!ってことでして;(ごら)
でも考えてみれば、ふたりとも医療忍者で 同じ歳、同期なんですよね。
彼女達の同期にはアスマ、オビト、ミズキがいますが、他にも女性は紅も。
この学年は、くのいちの当たり年でもあります。
ガイとカカシは1学年下ですが、カカシは5歳で卒業しちゃっているので、アカデミーではほとんど顔を合わせることは無かったかもしれないです。

リンとシズネ・・ナルト達より一世代上の彼女達。
彼らは10代で第3次忍界大戦を体験し、戦争の悲惨さと平和の大切さを知っている世代でもあります。シズネとリンも戦争が人の心にどれだけ深い傷跡を残すかも知っています。

綱手の付き人であり優秀な医療スペシャリストとして活躍し、時に盾となって勇敢に綱手を守り・・時にアヒぃ~と素っ頓狂な声をだす、かわいい女性、シズネ。 真剣な時の顔とアヒィ~顔のギャップが魅力的ですw
 
シズネは 綱手の恋人・ダンの姪。死んだダンに代わってシズネの面倒を見ていたのだろうから、綱手にとってシズネは本当の姪みたいなものですね。
シズネにとって綱手は、 オバちゃん・・??  

シズネが綱手と出会ったころ、綱手は医療忍者もやめて賭けごとにお酒三昧の毎日でした。
「これでもかつて木ノ葉の三忍と呼ばれた人??」みたいな・・。
弟縄樹を失い、恋人ダンを戦場で助けられなかったことがトラウマになって、立ち直れなかった綱手。一流の医療忍者でも、自分の心の傷は癒すことが出来ずにいたんですよね。

でも、シズネはいつか本当の綱手に戻ってくれることを ずーっと信じていたようでした。
大蛇丸綱手に取引を持ちかけた時(157話)、気持ちが揺れる綱手に向かってシズネは
「二人の願い、アナタの願いを・・夢を忘れたんですか?私には分かっています!今はこんなでも 本当は今でも・・」って言ってましたっけ。

そのとき綱手は「おだまり!」って一喝してましたけど、あれは痛~いところをつかれたからなんでしょうね。あのシズネの一言が、じわじわとパンチのように効いたと思います。
五影会談で、我愛羅が土影に「アンタ達はいつ己を捨てた?」って聞いたのと同じですねw プライドの高い人には、こういう言葉が一番効く。

でも当時の綱渡りのような生活・・借金→賭け→借金→逃げるw・・

そんな綱手に、ただひたすら忠実に 文句もいわずについていったシズネ・・いや、それじゃ忠犬みたいになっちゃう。いくらシズネでも、ただそれだけで綱手についていったわけではあるまい。。

綱手のような最高な医療忍術の師匠を独占できて、一番弟子として直々に修行をつけてもらえるわけだし・・いずれは火影になるかもしれない綱手の側近として仕えておけば将来困らないだろうとか・・
まぁそんな煩悩に満ちた打算はシズネに限って無かっただろうと思うけれど。

でも、こんな危なっかしい生活を、実はシズネも結構楽しんでいたんじゃないか?とも思います。シズネという人は本来すご~く真面目な人なので、自分では絶対羽目を外せないタイプ。豪快な綱手の生き方にも魅力を感じていたのかも。
それに、綱手に振り回されているようでいて・・実はしっかり者のシズネのほうが綱手の手綱をしっかり握っていますね・・。これ、暴れ馬をコントロールするような面白さがあるのかもしれないです。
そうでもなければ、10代後半から20代にかけての一番楽しい時期を綱手のお供で過ごすなんて・・やってられないです。綱手と一緒にいることが、シズネにとっても楽しかったんでしょうね、きっと。

データブックにあるシズネの性格「心配性」
これは性格っていうよりは、綱手と一緒にいたら心配性にならざるをえませんw
綱手が五代目火影になって、やっとこさ落ち着いてくれたとはいえ シズネの心配の種は尽きない。新たな不安・・それは「首飾りをあげた」ナルトのこと。

縄樹、ダン・・今まで綱手が火影の首飾りをプレゼントした人はみな死んでしまった・・。
これでナルトに万が一の事が会ったら、綱手は再び昔のようになってしまう。それを防ごうとあれこれ画策するシズネ。

暁に狙われているナルトを里から出さないように綱手に忠告したり、こっそりご意見番に相談して、ご意見番からナルトを里に出さないように言ってもらったりなど・・・綱手にはおせっかいだと睨まれてしまったが、これも師匠を思う気持ちから!


シズネも優秀だけど、リンも真面目な優等生タイプ。おそらくアカデミーの成績もトップクラスじゃないかな? シズネより物静かかもしれないけど、意志がしっかりしている印象があります。

オビトと一緒に「ミナト班」に所属が決まった時、
「何でよりによってオビトと一緒なのぉ~??」って思ったかもしれませんw おそらくナルトやサスケとおなじで「成績トップクラスのリンと、ドベに近いオビトを一緒にして平均化する」ってのが理由だったかもしれませんけど、本当は将来を期待されて選抜された、ってところかな?

ミナト先生のおおらかな指導のおかげ?あるいは1つ年下だけど既に中忍として活躍していた生意気なカカシに刺激されたおかげ?
オビトとリンは同期の中で一番早い11歳で中忍に選抜されています。

中忍試験は、必ずしも戦闘能力だけで判定されるわけじゃない・・・
これは、ナルト達が受験した最初の中忍試験の時・・シカマルだけが中忍に選ばれた例でわかります。
カカシ外伝を見る限り、リンはあっさり敵に捕まっちゃったり幻術にかかっちゃったり。戦闘能力はあまりなさそう・・。

でも、ミナト先生が作戦の説明をした時に リンが言った言葉・・
「これだけの進撃を見せてるってことは・・後方の支援がスムーズに働いているってことですね」(239話)
この話し方。リンの知性を感じさせますね~。
こういった彼女の分析力・判断力に優れた点が評価されて、シズネ達より早く中忍になったのかもしれません。

一方でシズネはリンよりも戦闘向きタイプにみえます。 あのカブトに「この付き人、出来る・・!」って言わせていたし。今も上忍として隊を率いていますよね。
なのにリンより中忍になったのが2年も遅かったのは・・当時のシズネ、何かあったとき「アヒィ~!」と慌てる癖があったから、かもしれない?? 

リンは優秀なはずなんですが、あのミナト班にいたら自分が足を引っ張っているような感覚に陥ってしまうかも。。なにせ黄色い閃光・ミナトと神童カカシ・・ですからねぇ。

それに子供時代のカカシってかなり刺々しい性格だったから、リンに向かって「お前はオビト以下なのよ」とか平気で言っちゃいそうだし。
真面目なリン・・憧れのカカシにそんな事を言われたらかなりショックだったでしょうねぇ。。
それで自分が役に立てる方法として医療忍者に道を選んだのかな、と思います。 サクラが医療忍者の道を選んだのと似た理由ですね。
それに同期のシズネをみて、「シズネに出来るなら自分にも出来るかも?」って思ったのもしれません。

ただし当時は戦争中だし、医療忍術を学ぶのは難しかったのではないか?と思うのですが・・リンはいろんなところに出向きながら知識を得て、ほぼ独学で医療を学んだのではないかと思います。
医療忍者になればミナト班に残れるかもしれない・・リンはミナト班の一員として認められたくて(っていうか、ぶっちゃけカカシに認められたかったんだろうけど;)必死に頑張ったんだろうな。。ん~・・・

ファンブックによるとリンの趣味は貝殻集め。可愛いイメージですけど、砂浜でひたすら下を見て貝殻を探す・・コレって実は集中力と根気の要る作業。リンの真面目で頑張り屋さんな性格が見えてきます。

神無毘橋の戦いのとき、リンは弱冠13歳。それなのにオビトの眼を移植したときの手際のよさ。医療忍者としての腕前はもう既に一流。
戸惑うカカシに「カカシ、こっちに来て。すぐに始めるから!」と毅然と言えるところなど、その精神力も立派としかいいようがない。まぁ、ああいうときって意外と女性はしっかりするものかもしれないけど・・。特に13歳くらいじゃ、男の子より女の子のほうが大人だし。

でもリンがうちはの写輪眼を千手一族に移植したという話は、その後しばらく里の内外で噂されたと思います。そして一族外でも写輪眼の移植が可能ということを世界中に?実証してしまったカカシ。。(つまり他里の人間も写輪眼や白眼を狙うようになってしまう・・)。

うちは一族外への写輪眼の移植という問題は、友情とか美談だけで終われる話ではなかったはずです。そしてそのタブーのような移植に携わったリンも、何かと注目をされる立場になってしまったかもしれない。

師・ミナトがいる間は、世間の冷たい目からリンやカカシを守ってくれたんだろうとは思いますが・・その四代目もオビトの後を追うように、すぐにこの世を去ってしまった。

医療忍者は仲間の死に立ち会わなければならないことも多いし、過酷な選択を迫られることもある。そしてその苦しみを抱えて生きることになる。命を救えなくても、救ったとしても・・。

綱手やリンの苦しみを知っていながらなお、シズネが医療忍者の道を諦めなかったのは・・彼女らの夢や希望をいつか叶えることができるかもしれないと思ったからかな?

リンがミナト班の仲間を守るために(特にカカシのために)頑張ったのなら、シズネは綱手を守るため。
控えめで地味な彼女達ですが、医療忍者とは、実に精神力の要るお仕事なのだ・・。

その後のリンはどうなったのでしょうね?カカシがリンを「死んだ」と言っているし、カカシが思い出すリンの姿は13歳くらいのリンなので、オビトの死後あまり時をあけずに亡くなっているのかもしれません。でも、・・・もしかしたら、生きている可能性も?

シズネ、ペイン戦では大活躍しましたが・・そのうちサクラに「綱手の一番弟子」の座を取られちゃうんじゃないかな?
・・これがシズネの新たな心配事になっているんじゃないか?と気になっております。余計なお世話かな。