「根には 名前はない 感情はない・・過去はない 未来はない」
サイの本名は不明・・っていうか、名前は本当に無いのかもしれません。
サイっていう名前は、カカシ班に加わった時につけられたコードネーム。
(ちなみにサイって動物のサイらしい 他にも根にはヒョウ、暗部にはウシやバク、トラがいる・・適当ですね)
サイっていう名前は、カカシ班に加わった時につけられたコードネーム。
(ちなみにサイって動物のサイらしい 他にも根にはヒョウ、暗部にはウシやバク、トラがいる・・適当ですね)
最初カカシ班に配属された時のサイと較べたら、今のサイ・・ずいぶんと変わりましたね~。
サイの笑顔
カカシ班に配属されたばかりの頃、サイには一種類の笑顔しかありませんでした。 作り笑顔、それも「厄介なことをやり過ごすための」笑顔。とりあえず笑っとけ~ってかんじかな?
ダンゾウに任務を言い渡された時にも作り笑顔をして、「ワシの前でそのような作り笑いはよせ」と言われちゃってましたが。
サイは「人に取り入る時には、まず笑顔」って教本に書いてあったことに従ったまでのことなんですよね。
サイは「人に取り入る時には、まず笑顔」って教本に書いてあったことに従ったまでのことなんですよね。
サイとシン
サイには、かつて感情を持っていたことがあった・・以前、仲良くしていた兄代わりのシンと過ごしていた頃。
何に対しても一生懸命な性格が、ナルトに似ていたらしいシン(それで下品だったらしい)・・ちょっと根の異端児的な存在だったんだろうなぁ・・。
何に対しても一生懸命な性格が、ナルトに似ていたらしいシン(それで下品だったらしい)・・ちょっと根の異端児的な存在だったんだろうなぁ・・。
根では、かつての血霧の里・霧隠れで行われていたのと同じ「感情をなくさせる手段として子供同士殺し合いをさせる悪習」が行われていたという噂がある。
シンは病死と言われているけれど、その死の真相はまだ「謎」。
シンの死以来、サイは感情の一切を閉ざし どんな表情をしていいのかもわからなくなったのですが・・ダンゾウ側からみれば、サイが根の忍として やっと「一人前になって完成した」ってことだったのかもしれない。
シンは病死と言われているけれど、その死の真相はまだ「謎」。
シンの死以来、サイは感情の一切を閉ざし どんな表情をしていいのかもわからなくなったのですが・・ダンゾウ側からみれば、サイが根の忍として やっと「一人前になって完成した」ってことだったのかもしれない。
「ボクは誰でもない ボクはダンゾウ様の手足だ
ボクは存在しない」(34巻 )・・・
ボクは存在しない」(34巻 )・・・
サイとカカシ班
天地橋任務でカカシ班に配属されたサイ。ナルトやサクラと触れ合うことで徐々に感情を取り戻していきます。
サクラに教えられた、もう1つの作り笑顔「本心を隠してごまかすための、作り笑顔」。
サイ、作り笑顔はお家芸だったはずなのにサクラの「本心を隠す作り笑顔」を見抜けなかった!
そもそも感情の無いサイには、隠すような本心なんて存在しない。だからわからなかったんですね。
サイ、作り笑顔はお家芸だったはずなのにサクラの「本心を隠す作り笑顔」を見抜けなかった!
そもそも感情の無いサイには、隠すような本心なんて存在しない。だからわからなかったんですね。
ナルトとの出会いは、シン兄さんとの楽しい記憶をサイに思い出させる・・
自分がなぜ絵本を持ち歩いていたのか?やっとその理由がわかったのでした。
自分がなぜ絵本を持ち歩いていたのか?やっとその理由がわかったのでした。
そしてたぶんですが、下品な事を言っていた理由もわかったのでは(キミ、○○○ついてんですか?など・・)。
兄の言葉遣いを真似することで、兄の思い出を大切にしていたんでしょうね・・そのことがわかったせいか、あの任務以来、サイは下品ワードは言わなくなりました。
兄の言葉遣いを真似することで、兄の思い出を大切にしていたんでしょうね・・そのことがわかったせいか、あの任務以来、サイは下品ワードは言わなくなりました。
天地橋任務終了後、ダンゾウに任務失敗の報告をするサイ。
ダンゾウに「カカシ班にこのまま身を置かせてほしい」と願い出る時の笑顔。これは作り笑顔ではなかった・・。
サイに既に感情が芽生えていることを知ったダンゾウが、あえてサイをカカシ班にそのまま置いているのは何か考えがあってのことだろうか・・?
ダンゾウに「カカシ班にこのまま身を置かせてほしい」と願い出る時の笑顔。これは作り笑顔ではなかった・・。
サイに既に感情が芽生えていることを知ったダンゾウが、あえてサイをカカシ班にそのまま置いているのは何か考えがあってのことだろうか・・?
カカシ=ダンゾウ??
サイにとってのカカシ先生とは・・最初はダンゾウみたいな存在でした。
ナルトやサクラにとってのカカシは「締まりの無い顔した遅刻癖のある先生」かもしれませんがw サイの見方は違った。
はじめてサイがカカシに出会う場面(35巻)。
サクラに「カカシ先生のお見舞いに一緒に行こう」と誘われた時、サイは一瞬戸惑ってしまいます。サイはカカシのことを「火影直轄暗部の伝説的存在」と思っていたから緊張しちゃったみたいですね。
サクラに「カカシ先生のお見舞いに一緒に行こう」と誘われた時、サイは一瞬戸惑ってしまいます。サイはカカシのことを「火影直轄暗部の伝説的存在」と思っていたから緊張しちゃったみたいですね。
新しい上司に会うっていっても、別にカカシに呪印を施されるわけじゃないし・・
でも、サイにとって「尊敬する上司」といったらダンゾウだから、カカシもダンゾウみたいに見えちゃったのではないかな・・。自分のことを調べあげて監視するつもりなんだろうと・・怖かった?
でも、サイにとって「尊敬する上司」といったらダンゾウだから、カカシもダンゾウみたいに見えちゃったのではないかな・・。自分のことを調べあげて監視するつもりなんだろうと・・怖かった?
暗部でのカカシ伝説。
カカシが千鳥で雷を切り、それ以降カカシの千鳥は雷切と呼ばれるようになったという伝説は、暗部時代のものらしい。(者の書による)
火影直轄暗部のトップ的存在だった(はず)のカカシのことは、根の人達にも有名だったみたいですねぇ・・・。データブックによると、サイの「戦いたい相手」ははたけカカシ。尊敬しているんですね。
カカシが千鳥で雷を切り、それ以降カカシの千鳥は雷切と呼ばれるようになったという伝説は、暗部時代のものらしい。(者の書による)
火影直轄暗部のトップ的存在だった(はず)のカカシのことは、根の人達にも有名だったみたいですねぇ・・・。データブックによると、サイの「戦いたい相手」ははたけカカシ。尊敬しているんですね。
暗部時代の数々の伝説とともに、暗部そして根では「カカシ」は神格化??していたのかもしれない
(イチャパラ持って歩いてる現実の姿とは かけ離れてちゃったのかも・・)
(イチャパラ持って歩いてる現実の姿とは かけ離れてちゃったのかも・・)
サイの場合「尊敬」とは、イコール「畏怖」。
根では徹底してダンゾウを崇める思想を教育され、サイはいまだにダンゾウを尊敬しています。でも同時に、ダンゾウは根の忍を呪印で支配する「恐怖」の存在でもあります (ようするに恐怖による支配)
根では徹底してダンゾウを崇める思想を教育され、サイはいまだにダンゾウを尊敬しています。でも同時に、ダンゾウは根の忍を呪印で支配する「恐怖」の存在でもあります (ようするに恐怖による支配)
暗部のトップで、隊長である上忍カカシ・・サイにとって、新たに上司となったカカシは、ダンゾウと同じような「絶対的な司令官」で「尊敬と畏怖」の対象だったんですね。。。
(ダンゾウとカカシを一緒にしないでほしいけど、サイからみたら違いがわからなかったはず・・しかたない)
(ダンゾウとカカシを一緒にしないでほしいけど、サイからみたら違いがわからなかったはず・・しかたない)
サイと第七班
ナルト達と出会ったあと、人間関係を円滑にするための本を読んだりw積極的に同期と打ち解けようと努力していたのは・・・
やっと見つけた大切な繋がりを二度と失いたくなかったから。
やっと見つけた大切な繋がりを二度と失いたくなかったから。
「オレにとっちゃ やっとできた繋がりなんだ・・」
ナルトがサスケに言ったのと同じような感情なのかな?(26巻、終末の谷でのナルト)
ナルトがサスケに言ったのと同じような感情なのかな?(26巻、終末の谷でのナルト)
サイは、あの時のナルトのように・・繋がりを必死に守らないと不安だったのでは? ・・なぜ不安なのか・・足りないからだ、信頼が。
サイが不安になってしまうのは、依然サイの前に立ちはだかる「第七班」の壁がそこにあったからかな?と思います。
新生「カカシ班」のメンバーには なれても、「第七班」にサイの入り込む余地はなかった。
新生「カカシ班」のメンバーには なれても、「第七班」にサイの入り込む余地はなかった。
「第七班」・・・これはナルト達には特別重みのある言葉です。カカシ、ナルト、サクラ、そしてサスケ。
木ノ葉の第七班は この4人だという認識が、ナルト達にも そしてサイにもあった。
ナルト達と同期としての仲間意識が芽生えていたサイも、最後の砦「第七班」は入り込めない聖域のように感じていたはずです。
木ノ葉の第七班は この4人だという認識が、ナルト達にも そしてサイにもあった。
ナルト達と同期としての仲間意識が芽生えていたサイも、最後の砦「第七班」は入り込めない聖域のように感じていたはずです。
それが一気に氷解したのが、ついこの前。
ダンゾウからナルトの監視を言いつけられ報告書を書くサイに、「火影への連絡はナルトの行動はいっさい伏せておいてくれ」と伝えるカカシ。
「ボクは・・まだ アナタには信用されてないみたいですね」と答えるサイ。
サイにとってはカカシはダンゾウと同じような存在だからwどうせ上の人は信じてなんてくれないと、思ってたんでしょうね・・
「ボクは・・まだ アナタには信用されてないみたいですね」と答えるサイ。
サイにとってはカカシはダンゾウと同じような存在だからwどうせ上の人は信じてなんてくれないと、思ってたんでしょうね・・
カカシ「ダンゾウの部下でナルトの見張り役の君だ」
(やっぱり、信用されていない)と思ったサイは、表情を曇らせる・・
でも次にカカシが言った言葉は、
(やっぱり、信用されていない)と思ったサイは、表情を曇らせる・・
でも次にカカシが言った言葉は、
「だがお前はオレ達カカシ第七班の一員でもある
・・信じてるよ」
この時のサイはかなりびっくりしていました・・
・・信じてるよ」
この時のサイはかなりびっくりしていました・・
「なんだろ・・この感じ」
尊敬する人に信じてもらうこと(つまり、自分の存在を認めてもらえること)。こんなことはサイの人生で初めてのことだったのでしょう・・
根では絶対に信じてもらうことなんて無かったのだから。
実際、ダンゾウの命令で根がサイを尾行していたし(今はナルトのお色気の術を夢見て寝てますがw)
信じること、信じてもらう喜び。サイにはまた新しい光が見えてきたに違いない。
根では絶対に信じてもらうことなんて無かったのだから。
実際、ダンゾウの命令で根がサイを尾行していたし(今はナルトのお色気の術を夢見て寝てますがw)
信じること、信じてもらう喜び。サイにはまた新しい光が見えてきたに違いない。
そして、カカシから「お前はカカシ第七班の一員」と認めてもらえたこと。
今まで入ることが出来なかった「第七班」に正式になれた瞬間でもありました。
今まで入ることが出来なかった「第七班」に正式になれた瞬間でもありました。
そして、なぜナルト達が 抜け忍サスケのことを、今もこんなに真剣に思っているのか?という長年?の疑問も少しずつわかってきたはずです。
第七班っていうのは、隊長のカカシを含め皆が信じあってお互いを大切に思っている仲間だから・・だからナルト達は今でもサスケを信じようとして見捨てていないのだと・・・やっとわかったのではないかな?
このあと、サイは行動に出ます。絶対であるはずのダンゾウの命令を無視し、ナルトのため同期と一緒に動き出します。
「第七班」の一員としての自覚が、サイを完全に変えました。
「第七班」の一員としての自覚が、サイを完全に変えました。
「一人で色々抱え込まないでください ボクも同じ第七班です」
今のサイは・・心は完全に第七班。ナルトだけじゃなくてサクラのことも心配し、そして同じ第七班としてサスケの問題も自ら関わる決意をする。。
「サイ・・お前なんでそれをオレに話してくれたんだ?」
(474話、サクラの本心を語ったサイに、ナルトが訊ねた)
(474話、サクラの本心を語ったサイに、ナルトが訊ねた)
「サクラを放ってはおけないと思ったし・・
ボクは第七班の一人だから」
ボクは第七班の一人だから」
サイが誇らしげに繰り返す「ボクも第七班」。
もうサイは、仲間を信じて大切にする第七班の、大事なメンバーになったのだ!
(良かったね、サイ)
(良かったね、サイ)