「オレはとっくに目を閉じた・・・オレの目的は闇の中にしかない」
今週の「イザナギ」(479話)最後のサスケの千鳥鋭槍についてコメントをいただいて、過去のカカシの言葉が気になってきました。
「千鳥はお前に大切なものが出来たからこそ与えた力だ その力は仲間に向けるものでも 復讐に使うものでもない」
「何のために使う力か お前なら分かってるハズだ オレの言ってることがズレてるかどうか よく考えろ」
(サスケが千鳥をナルトに向けて使ったあと、カカシがお説教して言った言葉。177話・・これがサスケとカカシの最後の会話になっている)
「何のために使う力か お前なら分かってるハズだ オレの言ってることがズレてるかどうか よく考えろ」
(サスケが千鳥をナルトに向けて使ったあと、カカシがお説教して言った言葉。177話・・これがサスケとカカシの最後の会話になっている)
前にもこのカカシのお説教とその後のサスケについて取り上げたのですが(カカシの失敗という面で)、今日はこの「途切れた会話」の続きについて、ちょっと。
サスケってのは生意気な子供でしたが、意外と素直で純粋な面もあったんですよね。
で、賢い子だから、カカシ先生の言っていることも すぐに理解できる(第七班には言葉ではなかなか理解できない子もいるけれどw)。
この時も、カカシが言いたいことがよくわかったサスケは 何も言い返せなかった。
で、賢い子だから、カカシ先生の言っていることも すぐに理解できる(第七班には言葉ではなかなか理解できない子もいるけれどw)。
この時も、カカシが言いたいことがよくわかったサスケは 何も言い返せなかった。
「復讐」こそが自分の宿命だと信じていたのに、カカシの話を聞いて仲間との繋がりを断ち切ることに迷いが出来た・・・・
でも、そこに音の四人衆が来てサスケを刺激し、サスケは里を出てしまった。。そして、カカシとサスケの最後の会話は・・そこで途切れたのでした。
第七班としてナルト達と任務をこなすうちに大切なつながりを見つけたサスケ。短い間ではありましたが、サスケは復讐のことを忘れていたかのようでした。
(このまま、仲間と一緒に過ごしたい)
やっとみつけた大切なつながりを断ち切りたくはない・・これが里を抜ける時のサスケの本音だったと思います。
(このまま、仲間と一緒に過ごしたい)
やっとみつけた大切なつながりを断ち切りたくはない・・これが里を抜ける時のサスケの本音だったと思います。
里を抜ける夜、サクラの必死な告白(これは本当の告白でしたよね;)を「うざいよ」と振り切って立ち去り(でも、最後は「ありがとう」だったんですよね)、終末の谷ではナルトの「想い」も断ち切った。
サスケの目を覚まそうと必死に訴えかけたナルトへ、サスケが答えたのは
「目ならとっくに覚めてる・・仲間とつるんで平和ボケした未来を夢見るバカなオレからな・・・」 というものでした。
「目ならとっくに覚めてる・・仲間とつるんで平和ボケした未来を夢見るバカなオレからな・・・」 というものでした。
それでも、最後に螺旋丸と千鳥をぶつけ合ったあと、倒れたナルトに「ナルト・・オレは・・・」と寂しそうな表情を浮かべていました。その後の言葉と涙?は 突然降り出した雨に流されてしまったのですが・・・
サクラやナルトには「訣別」したサスケですが、まだカカシとは訣別していないままでした。
「(孤独の)痛みが人を強くする・・だからこそ この繋がりを断つ事でオレはさらなる強さを手に入れる」(230話)・・・終末の谷でこう語ったサスケは、大蛇丸の元へ向かい自ら闇と孤独の中に身を置いてきました。。
そして、2年半ぶりに大蛇丸のアジトでナルトに再会したサスケは 最初にこう聞いています・・(307話)
「ナルトか・・お前までいたのか。ならカカシもいるのか?」
そして、2年半ぶりに大蛇丸のアジトでナルトに再会したサスケは 最初にこう聞いています・・(307話)
「ナルトか・・お前までいたのか。ならカカシもいるのか?」
しかし隊を率いていたのはカカシではなくヤマトだった・・・少し残念そう?な表情をサスケは浮かべていたんですよね。
なんだ~ちょっとはカカシに会いたかったのかな~?とも思ったんですが・・
やっぱり違いますねw
なんだ~ちょっとはカカシに会いたかったのかな~?とも思ったんですが・・
やっぱり違いますねw
あの時、サスケは繋がりを断ち切る最後の仕上げとして カカシとの繋がりもキッパリと断ちたかったのかもしれない・・。
そしてカカシに最後に言われた言葉を、態度で返すつもりだったのではないでしょうか・・
「千鳥流し」「麒麟」・・・木ノ葉を離れてからサスケが開発した千鳥の応用術。これをカカシに見せて、千鳥は既にサスケ自身の術となったことを告げ、カカシから「卒業」したことを宣言したかったのかもしれない・・。
そしてその力を「かつての仲間」に向けることで、カカシとの最後の繋がりを完全に断ちたかったのでしょうか。
あの時サスケがカカシに会いたかったのは、そういう理由からだったのかもしれない。。
そしてカカシに最後に言われた言葉を、態度で返すつもりだったのではないでしょうか・・
「千鳥流し」「麒麟」・・・木ノ葉を離れてからサスケが開発した千鳥の応用術。これをカカシに見せて、千鳥は既にサスケ自身の術となったことを告げ、カカシから「卒業」したことを宣言したかったのかもしれない・・。
そしてその力を「かつての仲間」に向けることで、カカシとの最後の繋がりを完全に断ちたかったのでしょうか。
あの時サスケがカカシに会いたかったのは、そういう理由からだったのかもしれない。。
残念ながら?この時サスケはカカシに再会できず、これらの術を披露することは出来ませんでした。
そしてカカシへの「あの時の途切れた会話の答え」も示せなかったわけですが・・
そしてカカシへの「あの時の途切れた会話の答え」も示せなかったわけですが・・
再会したナルトやサクラには、今度こそ本気の殺意を向けることで 完全に繋がりを断ち切ったことを宣言していました。
(そして、サスケが自分自身に迷いがないことを確認するためだったのかな)
(そして、サスケが自分自身に迷いがないことを確認するためだったのかな)
ナルト達との束の間の再会をしたあと「非情にならなければイタチには勝てないわよ」と大蛇丸と言われ、「あいつの前では非情になるさ・・嫌が応でもな」と答えていたサスケ。ナルト達にも非情に振舞えたことで、いよいよイタチと戦う決心もついたのでしょうね。この直後サスケは大蛇丸を取り込んで、いよいよ「蛇」として第一の復讐劇へと向かう・・。
そして第一の復讐を果たしたサスケが知ったのは、イタチの真実。
「オレの夢は過去にしかない」・・・かつてそう語り、優しかったイタチ兄さんとの大切な思い出を「夢」と思っていたサスケ。そしてその夢こそが現実だったことに気づき、サスケは「過去の夢」だけを見るために再び目を閉じてしまった。
「オレの夢は過去にしかない」・・・かつてそう語り、優しかったイタチ兄さんとの大切な思い出を「夢」と思っていたサスケ。そしてその夢こそが現実だったことに気づき、サスケは「過去の夢」だけを見るために再び目を閉じてしまった。
「オレはとっくに目を閉じた・・・オレの目的は闇の中にしかない」(我愛羅との五影会談場での会話、464話)
今週、ダンゾウと最後にぶつかりあったサスケですが・・このダンゾウが現実なのか幻なのかまだわからないので、決着がつくかは不明ですが・・
最後の勝負に出たサスケが復讐のために使ったのは、カカシから授かった雷遁(千鳥鋭槍)でした。
「その力は仲間に向けるものでも 復讐に使うものでもない 何のために使う力か お前なら分かってるハズだ 」
・・・千鳥は、カカシがオビトから授かった大切な術。オビトは一族という枠にとらわれず里を愛し仲間を愛した忍でした。
オビトの形見でもあるこの術を、カカシがサスケに与えたのは「仲間を守るためだけに使ってほしい」そしてそれを「信じている」というメッセージだったはずなのですが・・。
オビトの形見でもあるこの術を、カカシがサスケに与えたのは「仲間を守るためだけに使ってほしい」そしてそれを「信じている」というメッセージだったはずなのですが・・。
あの最後の日、カカシが伝えた言葉への サスケの答えが
「復讐に千鳥を使う」・・・これなのでしょうか。
「復讐に千鳥を使う」・・・これなのでしょうか。
少し複雑な気持になってきました。。。