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カカシの「立ち位置」について・・・(理想の部下?としてのカカシ)

カカシの 「立ち位置」について・・・(理想の部下?としてのカカシ)

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岸本先生にとって、カカシは「理想の上司像」なんだそうな。
 
「押し付けがましくなくて、うまくのせてくれる。偉そうじゃないし、頭ごなしにしない」
(アニメコミックスカカシ外伝の岸本先生談)
 
たしかに、カカシはさりげなく優しいし、口がうまいし、守ってくれるし、頼りになる。理想の上司って感じがします。木ノ葉の上忍の事実上のトップとして忍たちを引っ張る立場であり、次期火影候補№1として名前が挙がる存在でもあるカカシ・・・ (うーーん、火影候補№1は、他にそう自称する人もいるけどなぁw)
 
暗部から表の世界に戻り、第七班担当上忍となって はや数年。 暗部でも 表世界でも「理想の上司」といわれるようになった、カカシですが・・・
今、カカシは自分の立ち位置をどう捉え、どう考えているんだろう?  そして、火影にとってのカカシとは、理想の部下なんだろうか?・・・
 
 
暗部癖が抜けなかった?三代目火影の時代。
 
暗部っていうのは、火影直轄。 カカシは三代目火影の直接下で、「火影の忠実な部下」として その命令に従ってきた・・。 第七班の上忍として「表の世界」に出てきてからも、三代目とカカシの その関係は変わっていなかったように思う。
 
三代目火影は、経験豊かで戦歴も豊富。 それに、優しくて包容力のある三代目って、カカシにとってもオジイちゃんのようなもの。
昔のカカシって、ちょっと自信たっぷりな強気発言が多かった気がします(ナルト達の先生として第七班に着任したばかりの頃)。 でも、多少カカシが生意気な意見を言ったところで、あの三代目なら うま~く受け入れてくれたり、上手に聞き流してくれたのでは?という気がします。w 
 
中忍試験推薦をめぐっても、カカシはイルカやガイの意見を無視して 強硬に自分の意見を貫いてます。 ちょっとイルカやガイは気分を害しちゃったようでしたが・・・。でも、三代目はカカシの判断を信じていたようでした。
暗部癖?が抜けなかったカカシは、頼りない ナルト達でも「一人前の部下」として扱い、余計な甘やかしはしなかった。 でも、そのおかげで、ナルト達は急速に成長していった・・・。 三代目が、カカシをナルト達の担当にさせたのは、正しい判断だった・・ということでしょうか。
 
カカシがある程度自由にやれたのも、肝心なところを三代目がしっかりと締めてくれていたおかげ、というのがあると思います。 カカシとしては、上官として一人前のつもりだったと思いますが・・・三代目にとってのカカシは、まだまだ「若くて、経験不足」だったかも。それでも、ナルト達をしっかりと成長させてくれる・・・イザという時にも一番頼りになる部下だったんだろうと思います。 
そこは、それまでに築いてきた「火影と暗部」という深い信頼関係があったから、なのでは?
 
三代目にとってのカカシは、将来有望な、大切な可愛い部下の一人・・・w
 
 
カカシにとって現在の立ち位置は? 
 
しかし、火影が綱手に変わると・・・ カカシも変わらざるを得なくなってきます。
 
なにせ、三代目みたいにうま~く包み込むように見守ってくれる存在がいなくなったわけだから、自分の立ち位置も変えなくっちゃいけない。
でも、最初のころは、カカシもうまく自分の立ち位置をつかめていなかった・・。
 
綱手が火影になった当初から、カカシが態度を変えたことが1つあります。それは、三代目時代とは違って、
「あまり強引なものの言い方をしなくなった」っていうことw
 
綱手という人は 自分の思うとおりにならないと すぐ怒る(怖いw)から カカシも発言を慎むようになった・・・・というのもあるんでしょうけれどw 
 
火影として里に戻ってきたばかりの頃の綱手は、カカシをまだ「ガキ」扱いしていた感じがあります・・・・昔の仔カカシイメージが抜けていなかったんだろうなぁ。 
だから、綱手が「カカシのガキ」の提案や意見を、素直に聞いてくれるはずも無いってことを、カカシもよくわかっていた(のだと思う)。
 
でも、カカシが強気な発言をしなくなったという理由は・・・それだけじゃあないような気もします。 綱手が女性だから・・・というのもあると思うんですよねw たとえ綱手が強い女性で、50過ぎのバ○ァであったとしても;ですw
カカシって人は、女性に対しては、強い口調で物を言ったり出来ないのであるw
 
カカシは女性に対して、ちょっと特別な感情を持っている気がします。 あ、変な意味じゃないんですがw
すご~く幼い頃に母を亡くしているカカシ。 「母」の記憶が無いと思われるカカシは、女性=憧れの優しい母イメージを重ねてしまっている気がします。 
だから、思わず女性には過保護的に?優しく接してしまうし、あまり女性に過酷なことを強いることが出来ない・・・。
その結果、サクラには難しいことは何もさせないということになり、くのいち教育は苦手・・・という面も。
 
だから、綱手が着任したばかりの頃、カカシは綱手に言われるまま素直に命令に従って動いていました。 
綱手の命令とあれば、無理してでも任務に出るし・・・言われた通りに文句を言わずに任務をこなしていた。 
・・・・もちろん、里が危機的状況だったので仕方なかった・・・という現実的な理由もあったのですが。
 
綱手って、細かいところまで気をまわすのは得意ではなさそうです。特に忙しいとイライラするし、面倒なことがキライだったりするし。 
自来也綱手の傍にいてくれる時はいいんだけど・・・ うまく綱手をコントロールできる自来也が里を離れてしまうと、どうも綱手は判断力が低下しちゃう傾向がある・・・w
 
そして、自来也がいなかった時、・・・綱手はちょっと判断ミスをする。
綱手の甘い判断が、「サスケの里抜け」と、「サスケ奪還任務失敗」につながってしまうのだ。
 
サスケが里抜けしてしまう少し前、サスケが不安定な状態にあることを、カカシはすご~く心配していたんですよね。 でも、里が大変な時だったし、不安を抱えながらも綱手に言われたように任務にでるのだが・・・・。
そして、カカシの不安は的中してしまう。
サスケはカカシが留守の間に里を抜け、そして綱手は新人だけの隊でサスケを追わせる・・・
 
それを聞いたときのカカシ、「なんですって、それじゃあ新米達だけでサスケを・・・」と言ってうつむき、大きな溜め息をついた。
・・・・・ あの時、綱手は確かに甘い判断をしていた。まだ、里の状況を把握しきっていなかったこともあり、事の重大さに気付いていなかったのだ。
 
「ナルトとサスケは殺しあいかねない」と分かっていたカカシは、綱手の命令を無視して すぐにナルトとサスケを追うのだが・・・・時すでに遅し。  あの時の「後悔」は、カカシに教訓を生んだようだ・・・。
 
綱手の判断を待たず、自分で先に対策を立て、お膳立てをする・・・ 綱手にはそのあと、うま~く説明して納得してもらう。」 どうも、カカシはあの失敗以来、このように自分ルールを決めたようだw
 
そして、そのあとは・・・カカシは綱手に相談する前に「行動」するようになる。  綱手もカカシの能力を認め、カカシのいうことに反対はしなくなった。 カカシを「信頼できる部下」として認めたのかなw
 
アスマの弔い合戦に向かうシカマルたちに カカシは自分の意思で同行することを決意し、止めようとした綱手を上手に(優しくw)説得した・・・。
 
(止めたところでコイツら行っちゃいますよ)
(オレがついていけば監視役にもなりますし)
(ムチャはさせませんから)・・・
 
それもニッコリ笑顔で 耳元でささやくのである・・・(このへんが、うまいな・・・・;)
カカシも、自来也なみに 綱手をうまくコントロールするコツを覚えたというか。
(っていうか、あんなふうに耳元でささやかれたらなぁ~)
 
そのあと、イタチ追跡任務の時も。 
綱手の部屋で、自来也綱手、ナルト達が「イタチか・・さて、どうしたものか」と、これから作戦や小隊編成を考えよう、としていたのだが・・・。(39巻) 
そこにカカシが登場して、具体的な作戦を話して「2小隊編成、紅班+カカシ班で動く」ことを提案する。 
しかも、紅班のメンバーまで もうその場に連れてきちゃっていたのだw これじゃ、綱手もNOとはいえないw
(ま、これは事前に 綱手抜きで、自来也とカカシで話し合っていた可能性もあるのですがw)
 
事後承認制w カカシは綱手に判断させる前に、自分で動いて作戦をたてる。それから綱手を説得する。
これが「いつものパターン」となりつつある。 綱手も、それでOKのようだw 
綱手も、判断力ならカカシのほうが上だと認めているんじゃないだろうか。。
 
自来也との会話で、綱手は(もし自分に何かがあっても)「カカシがいるだろ」と発言するなど、カカシを全面的に信頼する発言をしていますしね・・・。
綱手の「部下を信じる」心。 これも上司として立派。
 
綱手はカカシにとって理想的な上司でもあり、カカシは綱手にとって理想的な部下でもある。 
これって、すごくいい関係にみえる・・・。
 
ちょっと前、カカシに火影話が出たとき、カカシは本当に気が乗らない感じだったw
カカシは今の状態を、「自由に動けて、やりたいことができる 最高にいい立ち位置にいる」って思ってるんじゃないでしょうか。おそらく・・・。
 
だから、489話で カカシが言ったこの言葉は、ホントの本音wだったのだと思います。。
 
「あやうく オレが火影になるところでしたよ・・・」
 
綱手様が火影でいてくれないとね」
 
 
 
 
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