四代目火影・波風ミナトの「背中」
ミナトってこの「四代目火影」と書いてある火影コートを着た姿のイメージが強いです。そしてこれが似合ってるし、なんといってもこの姿が文句無くカッコイイ。 特に後姿・・・この背中を見せてるだけで「強い!」って思わせるんです。 なんだか背中萌えの話になってしまうんですが;
人それぞれに魅力はありますが、四代目の場合はやはりこの背中かなと。
上のイラストは、37巻でカカシが思い出している『四代目の背中』の模写です。ナルトの背中ごしに見た、懐かしい師の幻影。 この四代目の背中って、九尾事件の日にカカシが見た『最後のミナトの姿』なのだろうか?
師の背中を見ていた・・ということは、カカシは四代目の後ろにいた、つまり四代目に守られていたことになる。 カカシだけじゃない、きっとあの日 里の人々は四代目の背中を見ていた・・・
つまり四代目に守られていた・・・・。
ミナトにゆかりのある人が思い出す 「四代目火影と書かれた背中」。
ペイン戦では、蝦蟇ブン太がナルトの背中に《四代目と自来也》の背中を見て、フカサクに話しかける・・・
「じじ様・・・二人の懐かしい背中が見えんかったか?」
ガマブン太が思い出しているミナトも、「火影コートを着たミナトの後姿」。
・・・つまり九尾事件の時のミナトですよね。 ガマブン太は九尾事件の時 四代目の最も近くにいた一人(匹)。 「命をかけて里を守った英雄」として、あの日の四代目の姿はしっかりとガマブン太の記憶に残っているんだろうなぁ。
有言実行ミナトの「宣言」。
ミナトがあのコートをはじめて着たのは、火影就任の時かな?と思うんですが、堂々と大きな文字で(しかも目立つ赤w)「四代目火影」と書くってのはかなり勇気が要ることかと思うんです。
「火影」っていうのは責任の重い言葉ですからね・・・。しかもそれを背中に背負うっていうのは「覚悟のあらわれ」なんだと思います。 「火影の名を継ぐからには自分は命を懸けて木ノ葉の里と人々を守る」という宣言。 そして口に出したことは必ず実行する・・・・それが波風ミナトという男。
自来也が「あやつは無意味なことはしない奴での」と言っていましたが、子供の時からミナトって言ったことは必ずする、することには明確な目的があり必ず結果を出すタイプだったのかも。 だから「優しい男だが筋金入り」とも、自来也は言っていた。。
アカデミー時代には クシナに《女男で頼りなさそう》なんて思われていたけど、その一方では『里の皆に認められる立派な火影になりたい』なんて発言をしているんですよね。 そしてそれを本当に実現しちゃったのだから・・・・・たいしたものです。ほんとに。有言実行はミナトの生き様、忍道だったような気がします。
ミナトは、その考えを教え子達にもちゃんと伝えていた・・。
口先ばっかりのオビトには「自制心を口にするなら口だけじゃなく心も強く持たないと」と結構キツイ言葉で注意してるんですよね。 で、オビトもしっかりとその言葉を受け取り、「口先だけにしたくない」という思いからついに写輪眼を開眼することになる・・・。
そして、その忍道はナルトにもしっかり受け継がれてますよね。
「自分の言葉は絶対曲げねえ!それがオレの忍道だ!」 これはDNAなのかなw
あの「四代目火影」の文字。 火影の名を背負うからには必ず里や人々を守って見せる!という有言実行男・ミナトの強い覚悟を物語っている気がします。
火影コートの本気
そしてミナトの背中に感じる強さの もう1つの理由。 それはあの火影コートがミナトの「本気モード」を感じさせるからじゃないだろうか。
ミナトは気持ちのスイッチのONOFFの切り替えが早く、はっきりしているような気がするんです。
501話でも、クシナには「(ナルトは)ああ・・大丈夫だよ・・今は安全な所にいるよ」と穏やかな笑顔を見せながら、面の男には「ギロッ」と物凄い形相で睨みつけているし・・・w
ナルトに会った時も、父親としては 優しそうに微笑んで「ナルト・・何歳になった?」と話すのに、面の男の話になった途端、すごい険しい表情になった。。 このギャップが激しいんですよねw
ミナトの優しい顔と、険しい真剣な顔のギャップが。 しかもミナトは一瞬で表情と話題を変えることができるんです。。 切り替えが実に早い!
九尾事件の時、あんな突然の事態のなかでもそうでした。
ミナトは父親・夫として、クシナの前ではず~っと穏やかな顔を貫いていましたが・・・
火影コートに袖を通した瞬間に「木ノ葉の火影」の顔に変わったのではないかと思います。(ちょっと怖い顔をしていたかも。。)
後姿のままで「すぐに戻ってくるよ・・・」と言って 結局クシナには顔を見せずに発ったような気がするのですが、それはクシナの前では、すっと夫(父親)としての顔のままでいたかったから、じゃないだろうか?
火影コートを着たときの緊張感、それがミナトを「火影としての本気モード」に一瞬にして変え、その背中は戦場に赴く火影の背中になる・・・・。 それが、あの背中に「強さと逞しさ」を感じる理由のひとつでもあるのかなと思います。
あの日の「四代目火影の背中」。
火影としての覚悟を背負った背中は最高にカッコよく・・・・そしてたまらなくせつない。
やはり、いい男は背中もいい男、だな・・・w
←にほんブログ村、ランキング投票クリックよろしくお願いいたします
読んでくださった方、ありがとうございます!