ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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三代目火影・猿飛ヒルゼンと九尾事件 (504感想に加えて)

三代目火影ヒルゼンと九尾事件

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九尾事件・・・その中でも謎だったのが、三代目火影ヒルゼンは あの日の真相をどこまで知っていたか?ということでした。 
そして、何故ナルトが九尾の人柱力であることが一般の人々に伝わってしまったのか?
何故ヒルゼンは ナルトが四代目の子供であることを隠していたのか?というのも疑問でした。
 
結局ヒルゼンは最後までミナトと会話するチャンスは無かったんですね。 だから肝心の『面男の存在』はヒルゼンをはじめ誰も知らないまま・・・。 ヒルゼンは「クシナのお産がきっかけで九尾が暴走してしまった」と結論しちゃったんですよね。 
ここでボタンの掛け違いが起きた。
 
九尾が里に現れた時点で、ヒルゼンは情報が手元に無く その対策に迷っていたはずです・・・。
(ミナト、どこにおる・・?)
ヒルゼンは一刻も早くミナトから情報を聞く必要があったんですよね。
 
あの時、ヒルゼンが思ったことは『あれほどのガードをかけておいたのに 失敗じゃったか?』ということ。 里に九尾が現れたということは、火影サイドからみたら「大失態」なわけで。
ヒルゼンの頭の中に浮かんだ文字は「責任」という文字だったのでは。
 
まずヒルゼンが知りたかったのは、「あの九尾は封印を破って出てきたものなのか? あるいはクシナが九尾化してしまったのか?」ということじゃないだろうか? クシナが意志を乗っ取られる可能性は少ないとしても、その可能性はゼロではない。 そしてどっちかによっても対処法も違う気がします。 
 
とにかくヒルゼンがしなければならないことは『これ以上九尾が里を荒らさないように追いやる事』 そして『クシナのお産がきっかけで九尾が出現したって事を里の人達に知られないようにする事』。 
 
もし火影が管理していた九尾が里を襲ったとわかったらどうなるか? その原因が四代目の子供の誕生だとわかったら、里の人々がナルトをどう思うか?
・・・・ヒルゼンにとって「情報の拡散を阻止すること」は、九尾を始末することよりも重要課題だったんじゃないだろうか?
 
里長にとって一番難しいのは情報の管理なのかもしれない。 人の噂というものは、九尾そのものよりも恐ろしい・・・。
 
そこで、ヒルゼンがとりあえず取った行動は「まず、九尾を里の外に出すこと」。 
これは里を守る意味だけではなく、人目を遠ざけ とりあえず少数の忍だけで九尾に対処できる。 ミナトが来るまで、とにかく九尾を遠ざけなくちゃあいけなかったんですよね。
 
次にヒルゼンがとった行動・・・ それは若い世代を「隔離」すること。
これは彼らを「守るため」という理由以外に、「若い世代に九尾に関する事実を知らせないため」という別の目的があったんじゃないだろうか。
 
カカシ達十代の忍者は結界に閉じ込められて、なんだか柵の中に追い込まれた羊みたいでしたけどw・・・・彼らに伝えられたその理由は「里内のゴタゴタだから お前達が命をかけるものではない」という なんだかわかりにくい理由でした。 
「最悪でも若い世代にまで九尾の情報が伝わるのを避けたい」というのがヒルゼンの真意だったのでは。
 
結局、ナルトに九尾が封印されたことは広まってバレてしまったわけですが・・・(おそらく三代目と一緒に屍鬼封尽を目撃した忍たちによって・・・ですが)
その後ヒルゼンは大人達に口外したら厳しい処分を下すとして 将来を担う子供世代にはその事実は絶対に知らせないように徹底した・・。
 
それはナルトを守るためでもありますが、闇の歴史の部分は葬り去ってしまいたいという思いもあったのでしょうか。
木ノ葉が大国として安定するまでには、かなりの「闇」の部分があったはずですよね・・・・。 大人たちは闇を知っていても これからの世代には そんな苦労や闇は教えたくない・・・オジイちゃんが孫を思うような気持ちからだったのかな;
 
なんといっても、ヒルゼンは「面の男の仕業」だということを知らないわけで。 
この事件が起きた原因は、もとはといえばクシナを渦の国から連れてきて人柱力にさせた自分にあった・・・と責任を感じていたんじゃないだろうか。
 
ヒルゼンは出来ることなら自分で責任を取ろうと思っていたかもしれませんが、彼が見たものは結界を張って中に入れないようにしていたミナトとクシナ。ミナトがナルトに九尾を封印するのをどんな気持ちでヒルゼンは見ていたのだろう・・・? ミナトは火影として事件を起した責任を取る為に、ナルトに九尾を封印せざるをえなかったのではと思ったのではないだろうか?
 
遺されたナルトを前に、ヒルゼンは・・・・ 木ノ葉の闇の遺産である「九尾」を これからの時代を生きるはずの赤ん坊に課さなければならないこと・・・どれほど辛く思っただろう。
何よりも、「次の時代を託す事が出来る者を育てること」を大切にし、これからの世代には闇の過去を知らせたくないと思っていたヒルゼン。
次を託した若き四代目が命を落とし、生まれたばかりの子に九尾を担わせてしまった・・・
ヒルゼンにとって、この結末はもっとも悲しいものだったでしょうね。。。。
 
赤ん坊のナルトを実際に世話をしていたのって、誰なんでしょうね?生まれたばかりの赤ちゃん、おっぱいだって必要だし、ヒルゼンが育てられるとも思えない・・・;
 
もしかしたら、ですが・・・ 歳の近い子供がいるミコトがこっそりナルトの世話をするのに協力していたことがあったのでは?なんて思ったりしています。 
あの日、クシナに会っているミコト。 賢い彼女のことだから 事情を察したのではないかという気がします。 友人クシナが遺した子供を放っておけなかったのではないだろうか?
 
フガク家は 猿飛家とも交流があったようだし・・・・ヒルゼンが歳の近い子供のいるミコトに世話を頼んだこともあった・・・なんてことはないだろうか? 
当時のうちは一族は 事件当日不在だったために疑われて辛い立場にあったはずですが・・・ヒルゼンだけは、一族を擁護していたはずですから。
 
よくナルトが言っている「サスケを本当の兄弟だと思っている」という言葉。 「第七班の仲間」 ・「六道兄弟因縁」というだけではなく、本当に兄弟のような時間を過ごしたことがあったのではないか?とも思ってしまう。 (ほんの短いあいだだったのかもしれないけど) 願望なんですけどねw
 
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このあいだの扉絵のような光景が・・・実際にあったらよかったのにな・・・、と。
 
事件の後、ヒルゼンは自分の知っている限りの話を ミナトと縁のあった自来也とカカシには話したのだと思います。 自来也は弟子を、カカシは師を守れなかったことを また後悔してしまったんだろうな・・・。
 
それから13年間・・・ミナトと同じ術を使って命を落とすまでの間、ヒルゼンはナルトをそっと見守っていたのでしょう。 ミナトとクシナに申し訳ないという気持ちを抱きながら・・・