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イタチが遺した(気になる)言葉・・・その2

イタチが遺した(気になる)言葉・・・その2 

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今週510話を読んでいるうちに、ふと思い出したのが「イタチの数々の言葉」。 
 
・・・やっぱりイタチの遺した言葉は 彼の『思い』を託した遺言だったのかな・・・という気がしてならないんですよね。 いくつか気になった部分はあるのですが、まずはカカシへのメッセージについて。
 
・《16巻、イタチVSカカシ》
 
私がずーーーっと気になっているのが、16巻木ノ葉崩し直後に、イタチが鬼鮫と一緒に戻ってきた時のイタチVSカカシ。この時のやり取りは、永久不滅の謎w
読み返す度に謎は深まるばかりで、新事実が判明する度に解釈も二転三転、七転八倒(おぃ) 
 
で、最新510話から導き出した「仮定」(思いこみとも言う)を前提にして、16巻のイタチVSカカシを読んでいくと、また違ったものが見えてくる。
 
・《510話から導き出した「仮定」》
 
まず今回自分が出した仮定(思いこみ)ですが。 
 
トビが時空間瞳術を使う際に「右目を手で隠して見せなかった」ことから、「トビの右目万華鏡模様を見せたら、個人特定ができてしまうのではないか?」と推測しました。 だから、作者はトビがずずず~っとやる時の右目を見せてくれなかったのかな?と。
 
(個人特定できるということは「既出の万華鏡模様」だということ。 そしてもしトビの右目が「マダラの(永遠の)万華鏡」ならば、マダラと名乗っているんだから隠す必要が無いはず、と判断)
 
既出の万華鏡模様の中で、マダラの永遠の万華鏡(元イズナの眼)・イタチ・サスケ以外といえば・・・残るはカカシ(オビトの眼)の万華鏡模様だけなんです。(もともとのマダラの眼は失明しているということで一応除外してます) 
・・・ということで、「トビの右目はオビトの眼」と仮定を出しました。 その仮定において、話を続けます。
 
※これはあくまでも私個人の判断した「仮定」なので、参考までに読んでいただければ
 
そして、イタチは なんといってもあのイタチなので(?) トビの秘密は見抜いていた、と確信しております。 
「トビは うちはオビトという人物の体・眼を使っている(これは仮定ですが)」ことをイタチは知っていたのではないか、と。
 
そのように仮定して16巻でのイタチVSカカシを読んでいくと、イタチの言動は『遺言』のように感じられてくるのです。  (・・・・私には、ですが)
 
 
・《イタチが里に戻ってきた目的》
 
さて、16巻141話。
 
イタチは、紅とアスマに里に来た目的を尋ねられるのですが、お得意の「・・・・」で答えないんです。 イタチは(この二人には答えてもしかたない)と思ってスルーしたのではないか、と。
 
そして、「この方けっこーウルサイですね 殺しますか?」と熱くなってる鬼鮫にも、イタチは「派手にやりすぎるな」とGOサインまで出してます。 ・・・鬼鮫が動き出したら面倒なのは わかっているのに。
ハッキリいって、あの時イタチは「時間稼ぎ」をしていたのだと思います。 イタチはカカシが駆けつけるのを待っていた(と断言)。
 
あの日・・・イタチは鬼鮫をともなって、ある覚悟をして木ノ葉に戻ってきた。
ダンゾウに脅しをかけるために帰郷した・・・これはトビも把握していた事実です。
だが、それだけじゃなかった。 
 
サスケをおびき出して、もう一度会って「早く強くなれ」と急かす目的もあった。 
暁が動き出したことと、自身が病に蝕まれたことで「時間が無い」と思ったからかもしれない。
 
そして、さらにもう1つ。 カカシにいくつかの「メッセージ」を遺すのが目的だったのではないか。 
カカシはサスケの師であり、イタチにとっても元暗部の先輩であり・・・イタチはカカシの人格を知っていただろうし、最も信頼できる木ノ葉の忍だったのかもしれない。 
 
そして何より「もう1つのオビトの眼」を持つ人物だということで、伝えなくてはならない事があったのではないだろうか?
 
最初は紅の攻撃に とりあえず応戦してるだけだったイタチが、カカシが駆けつけてから空気をガラッと変えるんです。 「ここからが肝心」とばかりに。
 
カカシが再不斬の相手だったと聞いて興奮する鬼鮫を、「よせ、鬼鮫と怖~い顔でしっかり睨みつけるんですよね(迫力アリ) 。ここからはお前はすっこんでろ、とばかりに黙らせる・・ここからが、イタチの「真剣勝負」なんです。これが最後の機会と思い イタチにはカカシにどうしても伝えておきたいことがあったのかもしれない・・・まさに真剣勝負だったのだと思います。
 
・《目的その1・・・警告》
 
アスマの「里に来た目的は」という問いをスルーしたイタチ、カカシには答えてるんです。
「探しものを見つけにきただけです・・・」 と思わせぶりに。
 
そして、カカシが「暁」を知っているのがわかると、『(探し物とは)四代目の遺産ですよ(=ナルト)』と伝えています。  暁がナルトを狙っているから注意せよ、という警告ですよね。 でも、伝えたかったのはそれだけじゃあないと思うんです。
 
・《目的その2.伝えたかったヒント》
 
イタチの次の言葉。
 
「アナタ(カカシ)の体は その眼に合う血族の体では無い」
 
この言葉の意味についても、何だかんだと今まで考えてきたのですが・・・・こういう解釈も出来ないでしょうか。「アナタの体は、その眼(オビトの眼)に合うオビトの体じゃない」
 
つまり、オビトの眼はオビトの体じゃないと最大限に力は引き出されない(合わない)・・・そういう意味でもあるんじゃなかろうか、と。
 
もしトビが「オビトの半身潰れた不完全な体」を使っているとした場合、オビトの眼を使いこなすためには「その眼に最も適合するオビトの体じゃないと最大限に力を発揮できない」という事もあるんじゃないだろうか。 ゼツ素材でつなぎつなぎにしてでも、トビがあのような不完全な体を使っている理由も・・そういうことなのかもしれない。
 
勿論、この時のカカシはまだ「暁の黒幕」の存在など知る由も無いんです。 だけどイタチには『里に来れるのはこれが最後』という覚悟があったはずなんですよね。
 
「ナルトが狙われていることを伝えること」 「カカシに黒幕の秘密の一部をさりげなく伝えておくこと」
 
自分がいなくなったあとのために・・・カカシに伝えておきたいいくつかのこと・・・あの言葉は、イタチのカカシへの「遺言」のようなものだったのではないだろうか。
 
・《目的その3.「月読」》
 
そしてもう1つ。イタチがカカシに「しておいた」ことがあります。
それが「月読」。
 
これはカカシを足止めしたり、うちはの力を見せ付ける為にやったわけでは無いと思うんです。 四代目じゃないけど、イタチも「無意味な事はしないヤツ」なんでの・・・。
 
「月読の世界では空間も時間も質量も 全てはオレが支配する」
 
「これから72時間・・・アナタを刀で刺し続ける」
 
ちょっと過酷ではありましたが、あえてイタチはカカシに月読世界を体感させています。
 
精神世界を支配するうちはの瞳術の頂点ともいえる「月読」。
六道仙人の力「隠遁」と「陽遁」のうち、兄系一族が受け継ぐ「陰=精神」の力を極めた術、とでもいいましょうか。 月読は陰=想像の世界を形にする術。 そこでは時間も空間も、すべては術者が操り作り出すことが出来る・・・・これは、実際に体感しないと理解できそうにない世界です。
 
イタチがカカシに「月読」を体感させたのは、うちはの瞳術が『時空間を操作することが可能』である事を伝え・・・トビの目的が「無限月読」であることのヒントを残したかったのかもしれないし、カカシの眼の瞳術にも「時空間系」を操作する能力があるはずで 黒幕トビも同様の能力だと伝えたかったのかもしれない。
「今すぐ」にではなくても、そのうちいつか・・のために。
 
トビと共通の眼を持つカカシこそ、トビの秘密を解明してくれる人かもしれない・・イタチはそう考えたかもしれない。 サスケの「師」であるカカシに・・・伝えたい事を伝えておく・・
 
・《そして3年後、イタチが受けた衝撃》
 
その3年後、再びカカシとイタチは会うのですが(イタチは偽装イタチだったけど)その時カカシが万華鏡に開眼していることに気付いたイタチは動揺する・・・
 
「カカシさん アナタまさか・・・」
 
あの時、イタチにしてはかなり動揺していましたよね。 それは血族じゃないカカシが開眼したことに驚いたわけではなく、トビと同じ眼(仮定ですけど)を持つカカシが やはり開眼したという事実・・・・ (やはりそうだったか・・・)そんな衝撃を受けていたのではないかと。


 
 
「あいつ(イタチ)は13歳で暗部の分隊長になった男だ・・・・あいつの力はまだまだこんなもんじゃない」 
 
カカシが認めた男・イタチの本当の「すごさ」を、カカシがあらためて感じる日も、きっと来るのではないだろうか・・・
 
 
 
☆いつも長駄文、読んでくださって感謝。