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NARUTO-ナルト-53巻感想2:表紙と・・・「先を見据えた者」

NARUTO53巻、感想その2: 表紙と・・・・「先を見据えた者」

前の記事の続きです;「53巻の表紙は、クシナが思い描いた未来の図」・・
 
女性ってのは、子供がお腹に出来たら・・好きな人と、そして愛する人の子供と。 新しく始まる幸せな人生を色々と思い描くものなんだろうなあ・・と思うんです。 
そうでもなければ、お産とか、陣痛とか、そんな怖いものを乗り越えられないって思うんですよね;
特にお産が近づいたら色々不安になりそうだけど、その「先」に待つ幸せな未来を見ることで、それを乗り越えられる・・・そんな気がします。
 
女性が出産を通して強くなっていく、ってのは「怖い母ちゃんになる」ってことだけではなくてw、目の前の恐怖や不安を乗り越えた「先」を信じる事が出来る・・・精神的な強さが生まれる、ってことでもあるのかな?なんて; この表紙を見てたらそう感じたんです。
 
クシナがずーっと こんなに幸せな絵を思い浮かべていたのだとしたら・・・。
 
で、男の人ってのはどうなんでしょうねw そこらへん正直よくわからないんですが・・・;
ミナトだって、ナルトの誕生を心待ちにしてたはずですよね。お産に際して、オロオロしちゃって
四代目火影ともあろうもんがオタオタすなえ!!」なんてビワコに一喝されてるしw
 
でも、突然起きた「九尾事件」・・・・・
 
そう、突然起きたんですよね。 なのにミナトは、実に冷静な対処をしてるんですよね。
あの状況の中で、わが子に九尾の陽チャクラを残して 陰チャクラを死神に封じて。さらには自分とクシナのチャクラを封印にしのばせて・・・。
突然おきた事件に、どうしてここまでミナトは冷静に対処できたのか? これがずーっと謎でしたw いくら四代目が天才であったとしても、です。
 
で、その答えが、この「表紙」にあるような気がしました。
 
・「勝者とは先を見据えた者」
 
突然のマダラの登場に流石のミナトも一瞬戸惑うものの、そこは四代目火影。「火影」のコートを纏った瞬間から「父親」から「火影」に変わり、その後の行動は完璧だった・・・・。
 
イメージ 2
 
ただ、マダラと九尾を引き離して里に戻った時、ミナトが目にした光景は予想以上に無残に破壊された里。 さすがのミナトも一瞬「・・・・」と言葉を失ってしまうんですが、そのあと何かを決意したかのように「クシナ、すまない」と顔を苦しそうに歪めるんです。。
 
あの時、ミナトは何を決意したのか。 クシナに再び九尾を封印する事を覚悟したのだろうか・・?
 
 
ミナトは火影として、今すぐ この悲惨な状況から里を守らなければならなかったんですよね。
待ったなしの状況・・・現状を何とかするためには苦渋に満ちた決断も止む無しだったのだと思います。
あの時、ミナトは目の前の悲惨な状況を収拾することだけを考えていた・・・
しかしそれは火影として当然のことだったと思います。 なにせ、「突然」の出来事だったわけですから。
 
かつては、終末の谷での「マダラと柱間の戦い」でも同じでした。 
初代火影・柱間は木ノ葉を守るため、里から遠く離れた(現)音隠れの里との国境でマダラを迎え撃つんですよね。 柱間は里を守る為に必死に戦い、そしてマダラを倒した。
でもマダラは、あの戦いは柱間の生きた細胞を入手するための戦いであって、「勝者とは先を見据えた者」なんて言っていた(これは510話でのことですが)・・・・実質上の勝者は、マダラだったのだと。
でも、柱間がやったことは火影としては当然のことだったと思うんですよね。 火影としては「現在の里と里の人々を守ること」が大切なわけで、それだけでも大変なことだったわけですから。
それはミナトも同じだったんだろうと思います。
突然の九尾襲撃、突然の「マダラ」の出現。火影ミナトが「現在」の為に戦うのは当たり前のこと・・。
 
でも、火影として「現在」の状況を救おうとしたミナトを変えたのは、クシナの言葉だったんですね。
 
「私は嬉しいの」
「なによりもし私が生きてて・・・家族三人で暮らしてる・・・未来を想像したら・・・幸せだって事以外・・・想像できないんだもん」
 
・・・あの、表紙のような幸せな未来。あんな絵を、クシナはずーっと夢見て信じてきたんですね。
 
その言葉を聞いて、ミナトはドキッとしているんです。。
今現在の悲惨な状況のなかでも クシナの目は「未来」を見つめている・・・・。
きっと、ミナトの脳裏にも同じような「幸せな未来の絵」が思い浮かんだのでしょう。
 
そして、その後のミナトは流していた涙をふいて、クシナも驚くほど冷静に「未来」を信じて託す選択をしていきます。 
屍鬼封尽、そして八卦封印・・・
十数年、数十年先の「未来」を見据えた行動に出るんです。
 
九尾事件のあの日。 
四代目があれほど冷静に「先を見据えた」行動を取ったのは、全て、あのクシナの言葉・・・そしてクシナが思い描いていた表紙のような「未来の絵」があったからこそ、だったんですね。
 
さて・・・「勝者とは 先を見据えた者」。
あの日、マダラと四代目・・・どちらが「より先を」見据えていたのでしょう。
 
 
 
 
☆駄文読んでくださって感謝。
 
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