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穢土転生の「リスク」のこと・カブトの穢土転生

「時を弄ぶ」・・・・穢土転生の「リスク」のこと

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「死者を愚弄しおって・・・ 時を弄ぶと ろくなことにならんぞ」
 
木ノ葉崩しの時、初代、二代目を穢土転生した大蛇丸に 険しい顔をするヒルゼン・・・。 
 
520話で、カブトが「何よりこの術が素晴らしいのは・・術者に何のリスクもない事だ!」と不気味な笑みを浮かべていましたが・・・んなこと、あっていいんかぃ!! 
どんな術にも、それ相応のリスクがある・・・・リスクがあるからこそ、忍術の暴走も制御されてきたんじゃないだろうか? 忍術の開発は常にその「リスク」との闘いだったんじゃないかと思います。 
 
屍鬼封尽は術者の命も引き換えにし、イザナギは眼〈写輪眼)を犠牲にする。チヨばあの「転生忍術」・・・死んだ者を生き返らせる禁術も、術者の命を引き換えにするわけで・・・大きな術ほど、そのリスクも高くなる。
 
チヨが転生忍術で我愛羅を生き返らせている時、ネジは白眼で カカシは写輪眼で観察していた・・・・
 
「あのチャクラの流れ・・・ そんな都合のいい術があるハズは無い・・・ おそらく・・・」
「・・・リスクを伴う・・・  それ相応の・・・」
 
生命、魂という「神(もしくは外道)の領域」に人間が手を加えてしまう・・・そんな都合のいい術があっていいハズは無いわけで。 それでも「生命」の領域に足を突っ込む輩が絶えなかったのは、神に近づきたい野心なのか、ただ人間の本能的な欲求なのか・・・
あるいは大切な者を生き返らせたり守りたいという 愛情からだったりもするのか・・・
 
所詮神ではない人間が簡単に命を操作できないように 「術のリスク」という「見えざる神の手」が人間の驕りに歯止めをかけているような気がします。 そうやって何とかバランスを保ってきたような・・・。
 
風遁螺旋手裏剣にも重いリスクがあったり、九尾チャクラモードですら「チャクラがゼロになる」リスクが判明したり。 第2部に入ってから「大きな術にはそれ相応のリスクがある」ことが要所で描かれてきましたよね。 それらは これから始まる「リスクの復讐劇」の伏線だったのかな・・・?なんて思ったりします。
 
カブトは穢土転生のことを『術者に何のリスクもない』と言っているけど、カブトだってここまで大量の穢土転生を実際に動かすのは初めてのはずですよね。
予期せぬ事が起こるって事もありえるんじゃないだろうか?
 
かつて大蛇丸が追い求めた「忍術の真理」・・・
 
《全ての術を手に入れ この世の真理を全て理解する・・・》
《真理を手に入れる為には長い長い時間が必要でね・・・その長い年月をかけ全てを知り尽くした者こそ"究極の個体"と呼ぶに相応しい》
《たとえ火影と呼ばれようとも 死ねば全てはそこで終わりですから・・》
 
忍術の真理を求めて永遠の時を生き、魂もコントロールする「神」の領域に達し・・・「究極の個体」になること・・・まさに六道の力を得ることでしょうか。 
その野望の第一歩が、他人の体を器として永遠を生きる術と 死者を口寄せして魂をコントロールする術だったのかもしれない。
 
・・・不老不死の転生術「不屍転生」と、魂の口寄せ「穢土転生」。
 
それらを手にした大蛇丸がまず最初にしたことは、「木ノ葉崩し」でした。
木ノ葉崩しの目的について、大蛇丸は「風車を回したかった」と曖昧なことを言っていましたけど、本当の彼の目的は 師である三代目に自分の力を認めさせたかったのではないか・・・なんて思います。
 
十数年前、三代目は大蛇丸の秘密のアジトに踏み込み悪事の現場を押さえたものの、愛弟子を殺す事は出来ず、見逃してしまった過去があります。 大蛇丸は命拾いをしたわけですが、そのことを「屈辱」に感じているのではないかとも思えるんですよね。
あの日に「師の情けで生き延びた事実」は、大蛇丸に「屈辱」として残っていたのではないでしょうか。 さらにヒルゼンが後継として四代目火影の座を波風ミナトに譲った事も、大蛇丸のプライドを大きく傷つけたのでしょうし・・。
 
そして木ノ葉崩しで「不屍転生の術」完成を見せびらかし、二代目しか扱えなかった「穢土転生」をしてみせた・・・ もはや大蛇丸のやったこれらの事は、弟子が師匠に「褒めてもらいたい、認めてもらいたかった」だけのような気もするんです。勿論、大蛇丸自身は自分の心に潜むそんな心理には気がついていなかったと思いますが・・・。
 
しかし大蛇丸の目論見も、大蛇丸の知らなかった術屍鬼封尽』によって事実上敗北するわけですよね。 結局、弟子が「時を弄んでしまった」後始末をしてくれたのは師・三代目だった・・・しかも師は自らの命を引き換えにし、弟子のやらかした事の後始末をしてくれたってことになります。大蛇丸が三代目を超えることは永久に無かった・・・ということになるのかな。。
 
しかしあのまま穢土転生を放置したらどういう結末になったのでしょう。 大蛇丸に何のリスクもなく終わったのだろうか?
 
二代目の直弟子であった三代目は、ある程度穢土転生について知っていた様子でした。
大蛇丸やカブトが気づいていない「穢土転生のリスク」・・・・・開発者の二代目だけが予測できたリスクの事を もし、三代目が知っていたとしたら・・・? 
そのリスク発生前に三代目は自らの命を懸けて大蛇丸を救ってくれたのかも、しれない・・。(かなり可能性の少ない「かも」ですがw)。
 
穢土転生が二代目の開発した術なら、屍鬼封尽は四代目が開発した術(あるいは二代目が開発して四代目が完成した?)。
 
屍鬼封尽が開発されたのは、穢土転生対策だったのか・・・あるいは九尾の口寄せに対抗する術として開発されたのか?
いずれにしても穢土転生・九尾といった『究極の口寄せ』に対抗する『策』として開発されたんじゃないか?と思います。
 
そして、その対抗策を考案する事が出来たのは「二代目・四代目」といった「時空間(魂の領域)」を扱える術者ならではだったのかと思います。 
穢土転生には、時空間を知る彼らだけがわかる「リスク」が存在するのかもしれない・・・。
 
カブトが言っていた「術者に何のリスクもない」ということ・・・たとえ『術者本人』にリスクが無かったとしても、どこかに・・・ 彼らが知らない場所、例えば時空間に大きな歪みが出来るとか、とんでもないリスクが生じて災いをもたらす事もあるの「かも」しれない。
 
カブトが「この術は忍世界において最大最強の術と言っていいよ!」と言っていた穢土転生。
もしカブトが予測していないリスクが生じるとしたら そのリスクもそれ相応の・・・「忍世界において最大最強のリスク」になる可能性だってあるんじゃないだろうか;
 
 
まさに・・・「時を弄ぶと ろくなことにならんぞ」・・・ というヒルゼンの言葉が現実になるのかも、しれない・・。
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
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