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我愛羅の「腕組み」スタイルについて・・・NARUTO526話感想につけ加え、その1

我愛羅の「腕組み」スタイルについて (526話雑考つけくわえ・・その1)

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我愛羅って、腕を組んでる絵が多いんですよね~・・。 デイダラが砂隠れに攻め込んできた時も腕組んでいたし,五影会談でサスケに再会した時も腕を組んでいた。 トビが会談場で宣戦布告をした時もそう・・・。
 
そして第525,526話に出ている我愛羅も、腕組みして高台から様子を窺っている・・・。 
我愛羅が腕を組んでいる姿って 姿勢がよくて威厳があって、立派な風影といった感じですよね。
 
でも、あの腕組みは 風影になってから始めたわけではなくて・・・まだ我愛羅がバケモノ風だった頃(中忍試験)も、ずーっとしていたんですね。 あの時の「腕組み」姿は、威厳なんてもんじゃない・・・ゾッとするほど冷たい、他を寄せ付けないようなオーラを出してました。 初登場時(第4巻)でも、木に逆さまにブル下がりながら腕組みする姿。 あれは何とも不気味でした。 
 
今ではカッコよくてサマになってますけどね。
 
我愛羅の腕組みと言えば、もはやカカシの「ポケットに手を突っ込んでいる姿」同様、トレードマークみたいなものですね。
でも、彼はいつから腕組みが「クセ」になったんだろう?
 
というのも、この腕組みスタイル・・・『他者との接触を拒否するスタイル』なんじゃないか?とも思えたんです。 まぁ生物学的心理学的な根拠も何も無い、私の単なる偏見なんですが…
 
腕を組むっていうのは、腕をダラ~~ンと下げているのよりも楽・・・ってのも確かにありますよね。
でも人に会った時に腕組みしてるってのは 『握手』などのスキンシップを拒否するスタイルにもみえるんですよね。 《手を差し出す意志がないぞ》という拒絶の表現でもあるんじゃないか、と。
よくいえば「独立」、悪く言えば「排他」というか。
 
そして、人間って不思議なもので・・・・ 
「温かいもの」を胸からお腹のあたりに当てていると、なんだか落ち着くんですよね。たとえば、枕とか、ぬいぐるみとか・・・抱えていると落ち着くんですよ(男の人はあまりしないかな?)。
温もりを感じるからというのもあるし、急所であるお腹をガードすると 本能的に安心できるってのもあるかもしれませんけどね。
 
要するに、腕を組むっていうのは 自分で自分を抱え込むようなスタイルなわけでして、「自分を守る、自分を抱きしめる」的な要素もあるんじゃないかと思うんです。 
『他者との交わりを拒否する』 『自分だけを愛する』・・・そんな意識が、我愛羅に無意識に腕組みさせていたんじゃないだろうか。
 
我愛羅が思い出す、幼いころの思い出・・・
腕を組むかわりに《クマのぬいぐるみを抱えている姿》が何度か登場してるんです。 まだ父・四代目風影の『愛情』を信じていた頃ですね。
あのクマは、「父さま」からのプレゼントだったんじゃないかなぁ。 チビ我愛羅は、とっても大事そうにクマを抱えてるんですよね・・・。
あのクマの温もりは、父さまの愛情・・・・ そんなふうに感じていたんじゃないかなぁ。
 
でも、父さまが我愛羅に殺意を抱いている事が分かった日から、(たぶん)我愛羅はあのクマを抱えることは無くなってしまったのではないだろうか?
 
そして自分だけを抱え込んで、他者を拒否するように・・・・腕を組むようになったのではないだろうか。
 
ナルトに出会って 他者とのつながりに生きる決心をしてからの我愛羅は、変わりましたよね。
今でも「敵の前」では、以前のように「威嚇するような腕組み」をして大切なものを守ろうとしています。
でも・・・そうじゃない人の前では 前と違って腕組みをしなくなっています。
 
32巻、砂隠れを去るナルトに 我愛羅は自分のほうから握手を求めてました。 
そして51巻では・・・落ち込むナルトの肩に、我愛羅はそっと手を差し伸べています。 今ではすっかり「スキンシップ上手」になっているんですね、我愛羅は。
 
我愛羅の思いだす「父さま」・・・四代目風影も、腕組みして険しい顔をしている姿が多いんですよね。 
彼も、かつての我愛羅と同じように・・・人を信じることが出来ない『孤独な』人、だったの「かも」・・・・
なんだかなぁ、我愛羅の腕を組んでる絵を見て そんなことを考えてしまったのであります。
 
 
 
 
 
☆駄文、読んでくださった方、有難うございます。