ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

自来也がカカシに「託した」もの・・・・ (カカシとトビ)

自来也がカカシに「託した」もの

イメージ 1
 
「ナルトにそうカンタンに手は出させやしないよ うちはマダラ」
 
・・・そういって左手に雷切を発動して構えるカカシ。 珍しいんですよね、カカシが左手で雷切を発動するのは・・・。
これは49巻460話、鉄の国で雷影に懇願した後・・・宿屋でゴロ~ンとなってるナルトのもとにトビがやってきた時の1コマです。 この前アニメでやっていた部分ですね。
 
突然現れたトビに、ヤマトの木遁&カカシの雷切という「フォーメーションC」(かな?)で対応する2人なんですが、とにかく対応が速い。 しつこく何度も言っちゃってますが・・さすがカカシ・テンゾウ『暗部ナンバーワンコンビ!』と思わせる鮮やかな対応です。
そして、この時のカカシとヤマト。 トビが現れたことに全く驚いた様子もないんですよね。 まるで待ち構えていたかのような冷静な対応で、『トビの出現』を予想して「待ち伏せ」していたんじゃないかとすら思えるんです。  
んまぁこの時はペインによる九尾捕獲が失敗したばかりだったので、再びナルトが狙われる可能性は高くカカシとヤマトは十分警戒していたはずなんですが・・・実はこのチャンスにカカシはあることを「確認」したかったんじゃないか?と思うんです。 その「あること」とは・・・『トビの正体が「うちはマダラ」であること』・・・それを確認したかったんじゃないだろうか。 
 
カカシは 《トビの正体を突き止め、九尾事件の真相を明らかにすること》・・・・これを自来也から自分に『託された』仕事だと思っていたのではないか、と思うんです。
 
自来也は ペインとの戦いに赴く前に ガマ寅に《16年前に里を襲った九尾は、マダラが口寄せしたのかもしれないと思うようになった》という話していますが、自来也はその話をカカシにもしていたんです・・・・
49巻で ナルトが四代目から聞いた話として《16年前の九尾事件は暁の面してる奴がやった》と言った時、カカシは自来也様が危惧していた通りだ》と言っている・・・つまり、カカシもその話を自来也から聞いていたわけです。 
 
自来也がカカシに一体いつ、どういうシチュエーションで『16年前の真犯人』の話をしたのか? それは作中に描かれていないので不明ですが・・・自来也が〝サスケが大蛇丸を倒した〟というニュースを木ノ葉に伝えに来た時かなと思うんです。 「16年前の九尾は自然発生したものでは無く口寄せされたもの」と自来也が疑うようになったのは「最近」だと語っているし(ガマ寅に)、自来也がカカシと最後に会ったのは 自来也が最後に木ノ葉に帰ってきた時・・・《大蛇丸の死》を伝えに帰ってきた時ですから。 
 
自来也綱手大蛇丸のことを報告する前に カカシに会って先に報告しているっぽいんですが、その時にでも話したのではないかと・・・)
 
あの時自来也が木ノ葉に帰ってきたのは、《大蛇丸の死》を知らせに帰ってきたというのが表向きの理由ですが、実は『雨隠れに一人で潜入する』ために大切な人たちに別れを告げに来たんですよね・・・。
 
綱手に最後の忠告《根には気をつけろ》という言葉を残し、そしてカカシには《16年前の真犯人》の話を託して・・・そして木ノ葉を後にしたのではないかと。
 
自来也が、カカシに『16年前の事件の犯人』について話し、その問題を託したのは 自来也もカカシも、2人とも同じ「傷」を抱えていたからなんじゃないかな。
16年前、里を離れていて「弟子ミナト」を守れなかった自来也、そして里に居ながら隔離され「師ミナト」を守れなかったカカシ・・・。
おそらくこの2人にとって、16年前の事件は辛い出来事で話し辛い話題だったと思うんですが、それなのに自来也がその話をカカシにしたっていうことは・・・雨隠れに潜入する前に カカシにこの問題の解決を託したんじゃないかと思うんです、自来也の遺言のようなものだったのではないかと・・・。 
 
自来也様が危惧していた通りだ》・・・・
四代目の言葉をナルトから聞いたカカシは、暁の面の男がマダラであるということを「確認」することが「自分に託された、自分のやるべきこと」だと確信したんじゃないかと思うんです。
 
『よし!お前は雷影の所へ行け! ま オレとヤマトはナルトのつきそいね!』
 
この時、カカシは自来也の思いと、ミナトの思いを感じていたのではないかな・・・ナルトの信じる事を応援してやり、自分は自分のすべきことをする・・・そんな思いに駆られていたんじゃないだろうか。
 
イメージ 2
 
「そうカンタンにナルトに手はださせやしないよ うちはマダラ!」
「だったらさっきのオレのセリフは聞いているだろ このうちはマダラには一切の攻撃は通用しないと・・」
 
「・・・・やはり、うちはマダラか!?」
 
カカシの「やはり」。
 
「やはり」自来也様の危惧していた通りであり、「やはり」ミナトが言った通りであり。
そして「やはり」自分が推測したとおりでもあった・・・・
 
カカシはトビに直接会って「マダラであること」を確認したくて・・・それで、ナルトの側でじーっとトビが来るのを待ち伏せしていたんじゃないかと思うんです。カカシのそんな思いが、この「やはり」に表れているんじゃないだろうか。
 
その後、鉄の国国境で「マダラ」と3回目の対面をしたカカシなんですが(52巻)、この時は《サスケの事はナルトに任せ、自分はマダラをやる》と決意するものの、
『やめておけカカシ・・・ そんな術(神威)はオレには効かない』と言われてしまうのだ・・・。
 
自来也に託された課題でもある「九尾事件の真相とマダラ」・・・・
はたして、カカシとトビ(自称マダラ)の「4回目」の対面はあるのだろうか。
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって有難うございます。