ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

イルカとナルト、 カカシとナルト 《イルカ母さんとカカシ父さん・・・?》

イルカとナルト、 カカシとナルト 《イルカ母さんとカカシ父さん・・・?》

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ナルトが、一人ぼっちだった昔を思い出す時・・・
はじめは、皆がナルトに背を向けていて、 だ~れも振り返ってくれなくて・・・・。
そして、最初に振り向いて ナルトを正面から受け止めてくれたのは、イルカだった。
 
それから次にカカシが、そしてサスケとサクラが、自来也や同期達が・・・そうやって一人ずつ、ナルトの「つながり」は増えていく。 時々、ナルトはそれを思い出してますよね。
 
ナルトと最初につながりを持った、イルカとカカシ。 
 
この2人は ナルトに出会って間もなく、ナルトの「夢」である〝ある言葉〟を聞くことになります。 
2人とも、ナルトのその言葉には衝撃を受けるのですが その言葉に対しての「反応」と「対応」・・・・これがイルカとカカシでは かなり違いました。
 
どう違ったかというと・・・イルカは「母親的」に対応したし、カカシは「父親的」に対応した・・・そういう印象があります。 それは多分、イルカの性格と愛情表現が《母ちゃん的》であるのに対し、カカシの性格と愛情表現が《父ちゃん的》であるからなんじゃないだろ~かと。
・・・それゆえ、同じことをナルトから聞いても 2人の対応が違ったんじゃないだろうか?なんて思っています。(個人的な感想ですw)
 
ちょうどイルカとカカシ両方を合わせると、「父親・母親」両方の愛情をナルトはもらえたんじゃないか?なんて思うんですが、まず最初に母親的なイルカがナルトを担当し その次に父親的なカカシがナルトを担当してる。・・・最初に「母」がナルトを受け入れ、次に「父」がナルトを育てる・・・これもまた、三代目火影ヒルゼンの「絶妙な適材適所人事」だったりするんじゃないか?と思うのであります。
 
で、ナルトが イルカとカカシに出会って早々に言った〝ある言葉〟とは・・・・例のアレです。
 
「先代のどの火影をも超えてやるんだ!!! 里にオレの力を認めさせてやんだよ!!」 第1話で、イルカに言った言葉)
 
そして、
 
将来の夢はァ 火影を超す!! ンでもって 里の奴ら全員にオレの存在を認めさせてやるんだ!!」 (第4話で、カカシに言った言葉)
 
NARUTOの中でも最も重要なフレーズの1つ、ナルトの人生最大の目標でもある、あの言葉です。
 
 
・《イルカの場合・・・》
 
イルカがその言葉を聞いたのは、第1話でラーメンを食べながら・・・ ナルトのその言葉を聞いて、イルカは一瞬ドキッとしたような顔をします。 
 
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(ラーメンが口から出てる・・・)
 
《里にオレの力を認めさせてやる》・・・この部分は、かつてのイルカ自身に重なったんじゃないかなぁ・・・。 
両親を九尾事件で失って、一人になって・・・・でも優秀なほうでは人の気を引けなかったから バカばっかりやって目立とうとしていた かつてのイルカ。 とにかく目立って、自分という存在を認めてもらいたかった。
 
ナルトがイタズラばっかりしてるのは、昔のイルカと同じで 「自分の存在を認めてもらいたかった」んだと・・・、イルカはハッと気付くんですね。 ナルトは自分と同じじゃないか、と。
 
かつて、一人で泣いていたイルカを受け止めてくれたのは「三代目火影ヒルゼン」でした。
 
『もういい・・お前がいつも一人膝を抱えてたことは知っておる・・しかしお前は一人では無い』・・・・
 
そう言って、イルカのことをギュ~っと抱きしめてくれた三代目(16巻三代目の葬儀の時の、イルカの回想に出てきます)。 それでイルカは、ナルトにも同じように「正面から」存在を受け入れてやったんですね。
 
『ナルト・・寂しかったんだよなぁ・・苦しかったんだよなぁ・・』 とナルトの孤独を受け止めてやり、
『あいつは木ノ葉隠れの里の うずまきナルトだ』 と言って、この里に居ていいんだとナルトに「居場所」を与え「存在」を受け入れてやった。
・・・・これって、クシナがナルトに再会して最初にした事とおんなじです。
 
《ここに居ていいのよ》・・・・16年ぶりにナルトに会ったクシナが 最初にナルトにしたことは、まず〝無条件にそのままのナルトを受け入れ、真正面から抱きしめる事〟・・・それが「母ちゃん」ならではの役割なんですよね。 
前に四代目とクシナの話で、『父親は背中を子供に見せ、母親は正面から受け入れる』・・と書いたのですが、ナルトのことを正面から受け入れてやったのはイルカでした。
 
その後も、イルカはナルトのことをひたすら受け止めてやります。 ナルトの武勇伝を聞いてやったり、時には「ガンバレよ!」と励ましたり。 「そんでさぁ~」と嬉しそうに話すナルトの笑顔に、イルカもいつもニコニコなのだ。 
 
そして「任務でもずいぶん活躍してるみたいだな 里のみんなも噂してるぞと褒めてみたり。
 
〝里の皆も噂してるぞ〟なんてイルカが言ったのは、かつて《里に認めさせてやる》と言っていた ナルトのあの言葉を意識してのことなのかなと思います。 
 
自来也が亡くなった時には、イルカはナルトのことが心配で心配で・・一人で涙を流していたナルトのところへ来て、優しく励まします。 おそらく自分自身の力不足を責めているであろうナルトの心の内を察し、今まで通りの 褒めてもらえるようなお前でいればいい・・・ いつまでも落ち込んでんな!》と励ましてます。 うつむいているナルトの真ん前に回り込んで、ナルトと向かい合って そして、あの印象的なシーン・・・・・《自来也と同じように アイスを割って半分にする》・・・ナルトの悲しみを、一緒に受け止めてやったイルカ。 
ナルトのすべてを正面から受け止めてくれる、優しいお母さんのような愛情なんですね・・。 ただひたすらにナルトを「受け止め、受け入れる」・・その作業をイルカは繰り返しているのです。
 
そして、ナルトがペインを倒し「里の英雄」として歓呼で迎えられた時・・・・ 
かつて「里に認めさせてやるんだ!」と言っていたナルトが ついに《里の人達に受け入れられた》あの日、イルカは最高に嬉しかったんじゃないでしょうか。
 
 
・《カカシの場合》
 
さて、カカシがナルトの例の言葉を聞いたのは第七班初顔合わせの「自己紹介」の時でした。
 
将来の夢はァ 火影を超す!! ンでもって 里の奴ら全員にオレの存在を認めさせてやるんだ!!》という言葉に、カカシはやはり一瞬きょとんと驚いた顔をしてから
 
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《なかなかおもしろい成長をしたな、こいつ》と思っている。
 
将来の夢はァ 火影を超す!!なんて必死に自分をアピールしようとしているナルトに、カカシもかつての自分を思い出したんじゃないだろうか。
 
サクモが「掟破り」と呼ばれて亡くなってから、カカシはひたすら「自分を認めてもらうために」一人で頑張っていたんだろうと思うんです。 イルカとは逆に、『優秀で目立とうとして』必死に・・・。 
元々神童だったとはいえ、ミナト先生を超えようと螺旋丸に性質変化を加えようとしたり、ミナト先生に内緒で千鳥を開発していたくらいだから 相当な努力家でもあったと思います。 だから、カカシには ナルトの「今に見てろ!」という思いは よ~く理解できたんじゃないだろうか。
 
そんなカカシがナルトに示した愛情表現は、少々厳しいことを言ったり突き放したりして けっして甘やかさないんだけど、でも「こっそり見守り、シッカリ危険から守る」やりかた。
 
中忍試験の時にも、あえて《一度痛い目を味わわせてみるのも一興 つぶしてみるのも面白い》なんて突き放すようなことを言うんですが、そのくせ心配で 廊下でこっそり様子を窺っていたりもする (神社にお参りに行ったりもしてるし←扉絵にて)。 
自来也が亡くなった時も、ナルトのことを心配していたくせに優しい言葉は一切掛けなかったんですよね・・・。 そのかわりに、シカマルにナルトのことを頼んだりしているんです。 
 
真正面から全部受け止めてあげる事なんてしないし、優しいことも滅多には言わない。 だけど、ナルトが倒れそうになればサッと黙って背中で受け止めてやる・・・ それがカカシ流の「父親的な」愛情表現なのかなと思います。 
それって、たぶん、かつてミナトがカカシにしてくれたことと同じなんじゃないかな?
 
《将来の夢はァ 火影を超す!!》と言っていたナルトが 四代目火影を超すこと。 それは、カカシにとっても「夢」になっていったんですね。 
ナルトが螺旋丸に風遁を加えるのに成功した時・・・・カカシはナルトの背中に「四代目火影」を見ます。
 
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《ついにオレを超えやがったか・・・》そう思った時、カカシは喜びと同時に一抹の寂しさをも覚えていますけど、今では『ナルトが過去の火影達を超えた立派な火影になるため』に 《ナルトの師として》 ナルトを信じ、ナルトを背中で支え続けようと思っているんじゃないだろうか。
 
イルカが持っている本質的な性格や愛情は《大きく包み込み、存在を受け入れる母親的なタイプ》であって、カカシは本質的な性格や愛情は《そっと見えないところで支え、見守り続ける父親的なタイプ》なんだと思います。(個人的な感想ですけど)
 
カカシって野菜食べろとうるさく言ったり、掃除しろと言ったり(4コマ漫画から)、牛乳の賞味期限チェックしたりとか・・・・確かに口うるさい〝母さんっぽさ〟もあるのですが、それはどっちかというと父一人・子一人で育ったカカシが 幼い頃に身に着けた「習慣」なんだろうなぁ~とも思います。 カカシって、そういうところは細かいけど、素の性格は意外と〝男男〟してるんじゃないか?というのが 私の個人的な考えです。
 
この前の穢土転生再不斬VSカカシ第3部隊の時、カカシが超珍しく沸騰して〝本性〟を見せてましたが・・・・あの時のカカシ、めっちゃ口調や喋り方が『男』でした。 なので〝素のカカシ〟とは、実は男臭い父親的な性格なんじゃないだろかと・・・最近妄想しておる次第です。
 
まぁ・・・もっとも ナルト自身は、イルカのことを「父ちゃんみたい」と思ってるし、クシナと同じような事を言ってくるカカシは「母ちゃんみたいだ」と思っているかもしれないんですけど・・・・ね。
 
 
 
☆結局何が言いたいんだか・・・(いつものことですが。)
 
☆長駄文、いつも読んでくださって感謝。
 
 
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☆そろそろ自由に語り場も更新します。。。いつでも気が向いたらコメントください。
ありがとうございます。