ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO‐ナルト‐56巻感想 (あらためて思ったことをちょっとだけ。)

56巻読んで・・・あらためて思ったことをちょっとだけ。

 
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(56巻の表紙、本当は手前に大きなナルトがいるんですが、代わりにダルイにしてしまったw やっぱり56巻のメインはダルイでしょ、ということで?)
 
ジャンプ25号の巻末コメントで『相変わらずオッサンばっかになっててすいません』って書いていたキッシー。 56巻のカバーにも、『だいたいはその巻で収録されてる内容の中から、なるべく活躍したキャラを扉で描くようにしています。しかーし画にならないオッサンばっか!!』って・・・
よほど気にしてるみたいですね; ファンに言われたのかなぁ、『最近オッサンしか話に出てこない』とか。。。
 
で、扉に描かれてるナルト以外のキャラといえば、ダルイと金銀兄弟(半蔵とミフネは『刀だけ』というw)。
 
えっダルイはオッサンに入るの? ・・・・実際のところダルイって何歳なんだろう。サムイより年下だろうし、シーとほぼ同世代で二十代後半ぐらいかと想像してるんですけど、はて。 そろそろ次のデータブックが欲しいなぁ。

さて56巻全体見わたすと ナルトがほとんど出ていない! 
扉絵抜いたら、5ページぐらいしか登場してないんですね。 まぁナルトはともかく(おぃ)いわゆる他のメインキャラ(新旧第七班)も登場していないんですね、で前五影やら金銀兄弟、ミフネに半蔵・・・と確かにオッサンの話が続くんですねw 
 
ジャンプでこのあたりを読んだ時は正直、オッサン話が数週間続くと流石に息苦しくなってきたような・・・ 
でも525話から534話をコミックスでぶっ通しで読んでみると、印象って変わるモンですよね。
よく思うんですけど、《最近の展開、ちょっと停滞してるんじゃないの?》と思った時には、少し前から通して読んでみると意外とその「良さ」に気づいたりします。 そういう部分に限って大事なメッセージがあったりするモノなので。
 
ダルイ贔屓な自分としては、どうしてもダルイに目が逝き・・行きがちなんですが、56巻読んで意外に一番印象に残ったのは『半蔵VSミフネ』でした。 
いや、実に渋い。
 
『半蔵VSミフネ』。 この部分の話だけ独立して読むとちょい『渋すぎる』んですが 全体の中の「一部分」として読むと、実に心地良い渋さです。 
本当の闘いとは敵を倒すのではなく『敵を救う』事なんだ・・・という大切なテーマを再確認させてくれるいい話なんですよね。
 
若き日の半蔵が、敵であるミフネが最後まで仲間を守り通そうとする姿を見て、解毒薬を渡し助けるところ。
ミフネが半蔵の「いつぞや捨てた己」を思い出させ、半蔵の最期をしっかりと見届けるところ。
交わしたのは刀だけれど、本当に交わしたのは「誠のこもった言葉」なんですよね。
 
ちょうどこの2人の闘いが始まる前がダルイVS金銀兄弟なんですが、言葉を騙すための道具と割り切り言葉を弄ぶような金角銀角に ダルイが静かな怒りを見せるんですよね。
で、ダルイが言っている決めゼリフが
 
『ここぞって時の言葉は 心の中の誠を伝える大切なもんになる』。 
 
それを証明して見せてくれたのが、この直後の半蔵VSミフネなんです。
 
ミフネの誠の言葉が半蔵の心に『いつぞや捨てた己』を思い出させる・・・・・ダルイの言葉を証明するかのような模範的で完璧な「闘い」をしてみせてくれるんです、さすがはベテランですな・・。
 
勿論ベテラン(オッサン?)だけじゃなくて、新しい世代のストレートな言葉による「誠」も気持ちいいものがあります。 例えばダルイ(ダルイも新しい世代と言っていいですよね)・・・・ダルイの魅力はその強さとか、優しさとかいろいろありますが(カカシに似てるとか←これは余計)、『自然体で飾らないところ』なところも魅力的な気がします。 
面倒だと思えば「だるいけど」と言っちゃうし、申し訳ないと思えば「すいません」と素直に言うし、心配であればすぐに「大丈夫か?」と声をかけたり すぐに心配そうな顔をする。
『感情を表に出すべからず』の忍像からは離れているけど、彼の場合は言葉や表情に偽りが無く誠実な人柄が伝わってくるんですよね。 
 
で、ダルイをここまで育てたのも雷影エーの「あったかさ」なんだろうなと思いますが・・・・・また56巻に出てくる雷影エーの言葉がいいんですよね。
 
雷影エーがサスケとの戦いで左腕を失いますが、そのことをダルイが自分の力不足だと詫びる・・・するとエーは、
 
『左腕に未練などない なぜならワシは右腕を二本持っておるからな』
『これ(右腕)と…』
 
『お前だ』 
 
・・・と言って、あのイカつい顔で微笑む。(56巻の528話で) 
 
イイですよね~部下が自分の責任を感じている時に、さりげなく こんなうれしいことを言ってくれる上司って。こんなだから、いかに感情が激しくて器物破損が多かろうと、体脂肪率チェックが厳しかろうと、あの雷影についていこうという気になるんでしょうね;
 
雲隠れってバリバリの武闘派で、目的達成の為なら手段は選ばないイメージがありますが、もう1つの側面・・・「言葉を大事にし心の中の誠を伝える」ことを大事にする里という側面。 これがあるからなのかな・・・バリバリ武闘派でマッチョイメージの里なのに、雲隠れっの人達って優しいし、あったかい気がする。
 
従来の「感情を表に出さない忍」ってのも、それはそれでいいんですよね。 カカシやイタチ、自来也・・・彼らのように本当の感情を心の奥に秘めて、肝心なところは「・・・・」で会話を進めるところとか。それも惹かれるんですけどねw 
でも雲隠れの忍のように感情を豊かに表現し、よく喋る「欧米型?」である彼らの言葉にも「誠」があるわけで、それもまた「悪くねェ」なと思ったりします。 
 
誠・・・真実、偽りのないもの、飾らないもの。 「信念」の強さは、たとえ寡黙であろうと饒舌であろうと変わらないんですね、本質的には。
 
 
『オレは案外と―― 』
『謙虚な奴だったって事か・・・ 悪くねェ!』
 
 
 
 
☆何気なく凄いと思うのは、マブイの天送の術。 
あれも雷遁の一種なんでしょうけど、おそるべし雷遁。・・・雷遁って応用がききますよね。 
雷遁・黒斑差もいいんですが・・・雷遁、奥深し。個人的には一番雷遁が好きかな・・・。
 
☆531話のカラー扉絵(人気投票)。 ジャンプ掲載時には、文字が邪魔で全部は見えなかったカカシの持っている本のタイトル・・「エロエロパラダイム」・・・エロパラですかぃ、さらにグレードアップしちゃいましたね;(って自来也の遺作?) 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
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