ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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コミックスを1巻から読み直してみる… 第1巻から その2.第1話の扉絵。

コミックスを1巻から読み直してみる… 第1巻から その2.第1話の扉絵。

今回は、サスケと『女性』の話にしようと思って とりあえず「サスケの初登場」から書こうと思ったんです。 
サスケの初登場、第1巻第3話・・・  いや、その前に第1話の扉絵にも登場していたっけ。 ナルト・サクラ・カカシ・サスケ第七班の4人が描かれている扉絵、まずはここから・・・と思ったら、話がいきなり脱線してしまった;
ま、脱線はいつものことなのですが。
・・・なので今回は、第1話の扉絵のことだけをちょっと。
 
以前もこの扉絵については書いたことがあるんですが(サスケと鷹のことで)、やはり気になるんですよね~・・・この絵。 なんといっても話のオープニングを飾る絵ですから、物語を象徴する絵といってもいい 大事なものなわけです。
 
この絵では、木ノ葉隠れの里を背景にナルトとカカシ、サクラの3人が(一緒に)蝦蟇に乗っているんですね(厳密には ナルトは蝦蟇のキセルの煙と共に現れている)。 でも、サスケだけは少し離れたところで 1人だけ鷹に乗ってるんです。 離れた空からナルトをじっと見つめている・・。
この絵に登場する『蝦蟇とナルト』 『鷹とサスケ』・・・・・既にここで2人がそれぞれの一族の宿命を背負っていることが 何となく暗示されているわけですが・・・なんだかなぁ、この絵がNARUTOの物語《あらすじ》を語っちゃっていると言ってもいいですね。 (勿論、それは今だからこそ言える事なんですけどね)。
 
 
蝦蟇といえば、自来也・ミナト・ナルトとは縁が深い口寄せ動物。 
 
で、大蝦蟇仙人の見た夢は「予言」として自来也に伝えられ、やがてミナト、長門、ナルトという救世主(予言の子)と関わりながら 『希望』という物語に現実化されていってます。 そしてその物語とは、長門
 
『誰かが全て仕組んだことのように思える・・ イヤ・・これこそが 本当の神の仕業なのか・・』
 
・・・と言っていた「見えざる神の手によるシナリオ」でもあります。
 
大蝦蟇仙人が暮らす妙木山って、エネルギーが漲っていて植物とか巨大化してますよね。 巨大筍とか、巨大な芋系の葉っぱとか。
植物は生命力の象徴でもあるし、六道仙人から肉体と愛を受け継いだ次男の家系(千手・うずまき)の象徴でもありますよね。 だから大蝦蟇仙人の夢見た予言とは・・・いわば六道仙人の次男の思い描いた夢(シナリオ)なのかもしれません。
 
そして鷹・・・。 
サスケは大蛇丸に捕まって一度は蛇化しちゃってましたが、やっと最近「鷹」に脱皮しましたね。
 
イタチが大蛇丸を封印した後、ダンゾウ戦で サスケは大蛇丸にもらった草薙の剣も川に落としたままだし、イタチの眼を移植する覚悟をしたし・・・・ついに完全脱オロ化し、「瞳力」だけを研ぎ澄ませ鷹への道を選択しましたよね。 
 
トビが《次の脱皮で蛇のままか それとも鷹に変わるのか 見モノだ・・・サスケ》と期待したとおりに。
 
そして完全脱皮したサスケは、ダンゾウ戦ではじめて「鷹」を口寄せするわけですが、これが第1巻第1話の絵に出てくる「鷹」なんですね~。
・・・・51巻目にして、やっと第1巻第1話での『予告通り』にサスケは鷹に乗ったわけです;
 
鷹といえば、その優れた瞳力・・・鷹の眼とは、イタチが言っていた『うちは一族の高み』のことなのかな~と思っているんです。 
トビが、自分のことを「トビ」と名乗っている理由の1つには、鷹になりきれなかった「トンビ(鳶)」という自虐的な意味もあるのかもしれません。 うちは一族が未だ誰も到達していない「高み」・・それが「鷹の眼」なのだとしたら、トビが鳶であり、イタチはあえて自分を「烏」とし・・・弟サスケを「鷹」にしようとしたのでしょうか。
(イタチが《自分の死を利用してサスケにしてやりたかったこと》と言っていたものの1つに、「サスケを鷹の眼にする」という事も含まれていたんじゃないか・・という気はします。)
 
あるいは、トビが自分を「鳶」としたのは、「鳶が鷹を生む」という意味もありそうですよね。 自分が「鷹を育てていく」役割を果たすシナリオ・・・それがトビのシナリオなのかもしれません(鷹のシナリオとでもいうべきでしょうか)。
そして、鷹のシナリオにおける予言の子(運命に選ばれた者)はサスケ、ということなのでしょう。
このシナリオは 六道家の長男によって密かに仕組まれたシナリオ・・・なのかもしれませんねぇ・・。
 
同時に並行して進められていく 2つのシナリオ・・・大蝦蟇仙人のシナリオと、鷹(鳶)のシナリオ。
それぞれの予言の子であり「運命に選ばれた者」である ナルトとサスケ。
2つ(2人、かな)の想いによって動かされているシナリオは ナルトとサスケの物語となってぶつかり合う・・・・ということなのでしょうか。
 
でも、なんだかなぁ・・・トビのシナリオ(鷹のシナリオというべきでしょうか)は 実に孤独な感じがするんですよね。 
蝦蟇のシナリオは 何人もの予言の子に託されて受け継がれていってますけど・・・トビ(鷹)のシナリオは トビ一人が長い時間をかけて進めていってる。 空高く優雅に飛ぶ鷹の姿は崇高な感じすらしますけど、蝦蟇たちが大きな一家(ファミリー)を構成して楽しそうにやっているのとは違って なんだか孤独なんですよね。 
ナルトが次々と仲間を増やしていくのに、サスケは高みに向かうほど 孤独になっていく・・・・
 
第1巻第1話の扉絵・・・蝦蟇に乗る3人と、離れた場所で1人鷹に乗るサスケ。 
やっぱり、この絵・・・・2人の将来を暗示しているように見えてきます。
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって有難うございます。感謝。
 
 
 
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