自来也の、ミナトが遺した「あの術」への想い・・・
《これが九尾の封印式か・・・ 四象封印が2つ ・・・二重封印・・・》
《この子を守るためだな・・・ 四代目よ・・・》
でも自来也が歳を重ねる事はもうないし、次のデータブックには載らないかもしれないと思うと少々複雑です。
カブトが言うには、自来也の穢土転生はペインの武器に付着しているDNAを使えば可能かもしれないし シスイもダンゾウの体に遺る潰されたシスイの眼のDNAを使えば可能かも・・・なんて話でしたが、あれはトビを唆したんだろうか。
11巻の第91話・・・ナルトと自来也が一番最初に出会った時。
この時、自来也はいきなり「女湯の覗き」をしてたんですね。ナルトはエビス先生に修行をつけてもらっている最中で。 そしてエビス先生が 例の「ハレンチはこの私が許しませんぞー!」で自来也に突撃したものの、蝦蟇のカウンター(?)にあって気絶してしまう・・・・・・ 何ともドタバタな出会いだったのですが、勿論これは偶然なんかじゃない。
これが偶然では無かったということは16巻で明かされるんですが、自来也はカカシに「1か月ナルトを預かる」許可を得て来ていたんですね。暁がナルトの九尾を狙っているかもしれないという情報を得た自来也は、ナルトの成長を急がせる必要があると判断した・・・・・そして久々に里に帰ってきて「1か月ナルトを預かる」とカカシに申し出たというわけだった。
もっとも、この時自来也はナルトの先生であるカカシへの配慮からなのか、ナルトの「修行をさせたい」とは言わなかったんですね。暁の手からナルトを守る「護衛(お守り)」としての申し出だったんです(これは16巻のカカシの回想で判明)。
でも実際には、いきなり九尾チャクラのコントロールを教え、口寄せの術まで教えている・・・はじめから「修行」目的だったんですね自来也は。 そしてその次、「2回目」のナルトのお預かりの際には これまた「螺旋丸」という高度な術を教え込んでいた・・・。
「ナルトのお守り役としてお預かり」の約束のはずが、実は「とんでもなくハードな修行をしてた」ということ・・・これはのちに20巻でカカシにバレてしまうのです・・w カカシに内緒にしてまで自来也はど~してもナルトに教えたかったんですね、ミナトが遺した術を。で、その自来也の気持は、41巻で明かされることになります。
『いずれはあの術を ナルトに完成させるのがあやつの遺志だと ワシは思う』
・・・『あやつは無意味なことはしない奴での・・』
自来也は、なぜミナトがナルトに九尾チャクラを遺したのか その理由をずーっと考えていたんですね。 そして、ミナトが九尾チャクラを遺したのはナルトに『あの術』を完成させたかったからという結論に至るわけです。
(あの術というのは、螺旋丸に飛雷神の術・・・ミナトが未完のままだった術のことだろうと思うんですけどね;)
自来也はこれらの術を一日でも早くナルトに伝え、完成させ、それを見届けたいと思っていたんだろうか・・・・それがミナトの師としての義務だと思って決意していたんでしょうか。
自来也がその決意を改めて強くしたのは、ナルトと出会った時・・・ ナルトに施された封印式を見た時なんじゃないかという気がします。この時、自来也は ミナトの「父親」としての想いを知ったのではないか・・・と。
で、九尾チャクラがナルトのチャクラに還元できるように組まれていることに気付き、自来也は思わず心の中で呟くんですね、
《この子を守るためだな・・・ 四代目よ・・・》と。
この封印式を見て・・・ミナトの我が子を守ろうとする「愛情」の深さと、いつか我が子が九尾チャクラを使いこなすと「信じる気持ち」の強さに、自来也は心を強く動かされたようでした。
《そろそろ・・・九尾のチャクラのコントロールを教えておくか・・・》
その後、自来也はいきなりナルトに時空間忍術「口寄せの術」を教え、次の修行ではこれまた高度な「螺旋丸」を教えこむ・・。自来也を急かすように駆り立てたのは、一日でも早くミナトの願いを叶えたいという想いだったのか、あるいは自分に残された時間がそれほど無いかもしれないという「予感」があったのか・・・・
それとも・・・・・・?
☆駄文読んでくださって感謝。
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