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「止めておけカカシ・・・そんな術はオレには効かない」と、564話のトビの発言について

「止めておけカカシ・・・そんな術はオレには効かない」と、564話のトビの発言について

 
実は先週(564話)の雑考で、「理由は今日のお題で書きます」・・と言いながら、先週は他の話題に脱線してしまい、後回しにしてしまった話題です。 よくこういうことあるんです・・・・書き始めたら脱線して、結果として違う「お題」になってしまうことが;なので補足説明として 今週のお題を出す前にちょっとだけ。
 
で、何の話題だったかというと、564話の雑考で・・・
 
《今週、トビにオビトの意識を感じたのは「強烈な自己否定」ゆえです。これについては後日別記するつもりです》と書いたのに、そのまま放置してしまった・・;
 
実は、564話のトビの台詞「オレは誰でもない、誰でもいたくないのさ・・」の発言に、トビの「自己否定」を感じ・・・それが過去のトビの発言と重なった気がしたのです。
 
以前のトビの発言・・・それは52巻、鉄の国国境で(サスケと再会をしたあと)カカシはトビに対して神威を発動しようとしますが、トビはそれを止める・・・。
 
「止めておけ カカシ そんな術はオレには効かない」 (487話「戦いの始まり・・・!!」)
 
例のあの発言・・・カカシ先生が「見せ場」を失っちゃった例の発言・・・w
あれがずっと気になってるんです。 なんで、トビは「そんな術」なんて言い方をしたのか。
 
確かに、トビに「神威」は効かないのかもしれません。トビは自分で神威(と思ってますが)を使って異空間に出入りしてるわけだから神威されても問題ないのかもしれないし、あるいはトビも神威を発動することで「相殺」することが出来るのかもしれない。 
それに、チャクラの無駄遣いを止めてくれたわけで ある意味ご親切な発言とも取れるのですが・・・
だけど「その術は」オレには効かない、ではなくて「そんな術」。「そんな」って・・・卑下した言い方ですよね。 
 
それは、うちは一族でもない者が 崇高なうちはの瞳術である神威を使っていることに対する「軽蔑」だったのか。うちはの瞳術をうちはでない者がそこまで使いこなせるわけがないと 馬鹿にした発言だったのか。
あるいは・・・「神威」という術そのものが、大した事のない術だと馬鹿にしたいい方だったのか。
 
でも、トビはカカシのことを「軽蔑」していたのかといえば・・・そうは見えないんです。
 
トビはなぜかカカシを軽蔑するような発言はした事が無いんですよね。「さすが写輪眼のカカシ」とほめたことはありますが、カカシに対して嫌悪感、敵対心というのも見せたことがないんです。
 
同じようにうちはの眼を「奪って」使っていたダンゾウに対しては、トビはかなり敵対心を顕わにしていましたよね。サスケがダンゾウに憎しみを向けるような話をして聞かせたわけだし、サスケを使って倒させたわけですから。
そしてダンゾウの部下のフーやトルネのことまで「ダンゾウの犬」なんて言い方をして嫌悪感を顕わにしてましたっけ。
それに較べたら、トビのカカシへの態度は全然刺々しくないんですよね。・・なので、カカシを軽蔑しての発言ではないような気がするんです。
 
では、神威という瞳術そのものを卑下した言い方だったのかといえば・・・そうも思えないんです。
 
トビが今、背中に背負っている「マダラの団扇」。これは「うちはの誇り」を忘れていない証しだと思うんです。それに写輪眼保管水槽に掲げられた「うちはの印」・・・これも「うちはの瞳術への敬意」を忘れていないことを示していると思うんです。
だから・・・うちはの瞳術を蔑むような意味での「そんな術」という意味でもない、と思うんですよね。
 
だけど、第564話でのトビの発言「誰でもいたくないのさ・・・」。
 
これを聞いていると、彼は今の自分を認めたくない、自分を否定したいのではないか・・・と受け取れたんです。
過去に何があったか知らないけれど、自分の能力の足りなさに怒り、絶望を感じたのか・・・自分自身を含めてこの忍世界に絶望を感じているような気もしたんですよね。この人・・・自分の事を否定したいんじゃないか、と。
そう考えたら、トビがカカシの神威を「そんな術・・・」といったのは、それが『自分の眼の、そんな術』だからだったんじゃないだろうか。 そう思えてきたんです。
 
自分のこと、自分の存在を否定したがっているトビなら 自分の眼や自分の瞳術も卑下するんじゃないだろうか・・・。たとえ、他のうちは一族の眼や瞳術には敬意を示したとしても、自分の『だけ』は例外的に卑下するんじゃないかと思えたんです。
 
それに、もしトビの意識が《イズナやシスイ》だったとしたら、カカシの眼(つまり、うちは一族のオビトの眼)を卑下するような表現は使わないんじゃないか、という気がするんです。大切な、大切なうちはの少年の眼なわけですから・・・。自分の眼だからこその卑下だと思うんですよね。
自信満々で堂々とした本マダラに較べたら、トビは「今のオレに力は無い」だとか「形骸化した存在にすぎない」とか、自分を否定するような発言が目立つんです。
 
トビの体(と右眼)がオビトなのは間違いないと思ってるんですけど(一部ゼツ素材を使ってはいますが)、だけどその「思念」は誰なのか、これはホント、わからない。だけど「もし」オビトが 誰かに別天神などの脳内コントロール術にかけられていたとした場合・・・自分自身の意志もどこかに残している可能性もある。 
 
あの「そんな術」発言は、オビトに残る「自分を否定したい意識」が言わせた言葉だったの「かも」しれない・・・そう思ったりもしたんですよね。
 
(「かも」という話ですので・・・どうかお手柔らかにw)
 
 
 
☆駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
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