ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

ちょっと気になる最近のナルトの戦い方について、少しだけ・・・。(第567話:木ノ葉の里の人柱力 雑考つけ加え)

ちょっと気になる最近のナルトの戦い方について、少しだけ・・・。(第567話:木ノ葉の里の人柱力 雑考つけ加え)

 六道人柱力戦のナルト。何だか、いつもと戦い方が違うな~という「軽い違和感」、ありませんか・・・? 
カカシとガイがいつも通りに戦っているのと違って、ナルトはちょっと違う。 手加減してるようにもみえる。
コメントでも何人かの方から、ナルトが弱い・・・というご意見も頂きましたし、私もそれは同感です。
 
戦う相手が人柱力だったり尾獣だったりというのも 戦い難さの原因だと思うんです。それに敵の情報が少ないから戦い難いというのもあると思うし・・・。 それに加えて九尾チャクラがもう枯渇気味で、力が出ないという理由もあったと思うんです。ま、チャクラ面においては ど~やら九尾が力を貸してくれそうだから、これで「やられっぱなし」ってことは無くなるとは思うんです。
 
ただ・・思うのは、それら以前にナルトの戦い方が完全に「守り」に入ってるな・・・という印象があるんです。 
敵の攻撃を受けっ放しでやられ放題。 いくら気乗りしない戦いであっても、どうしちゃったの?と思えるような意外な弱さ。カカシとガイのほうがずーっと頼もしく見えちゃったりする・・・。何だかナルトらしくない。
 
そんなナルトに違和感を感じたのは読者だけじゃない・・・カカシもそうです。
「オレが来たからって気抜くな!」なんてナルトに言っていましたよね;(軽く自慢が入るのはカカシらしいところで、これもナルト達相手だからこそのジョークなんですが・・)でも、カカシも《何か変だな》と思ってるはずなんです。
 
で・・・ナルトが何でこんな生ぬるい戦い方をしてるのか、ってことなんですが・・・
 
実は意識的に「実験」してるんじゃないかという気がします。何の実験かといえば・・・「盾としての戦い方」の実験です。ようするに「攻撃」中心にするんじゃなくて「守り」で闘う方法を試しているんじゃないかということなんです。
 
52巻でサスケに再会した時の話ですが、螺旋丸と千鳥をぶつけ合ったあと・・・ナルトが「お前とオレが戦ったら2人とも死ぬ」と言っていましたよね。あの状態で闘ったら、最強の武器どうしがぶつかって「矛(ほこ)と矛」の戦いになり刺し違えて死ぬという事だと思うんです。だけど今のナルトは、真実の滝修行とクシナの愛情を受けて憎しみを克服し、「最強の盾」になってサスケの憎しみの矛を受ける覚悟をしている・・・。 
そして、サスケに対してだけじゃなくて、ナルトは九尾の憎しみも受け入れようとしているし、トビの絶望すら受け入れようとしてると思うんです。
 
第564話でのトビに対してのナルトの発言・・・・あれは敵としてぶっ倒すという宣言じゃあなかった。
《ぜってーその面ひっぺがしてやる》、つまりトビの本心を曝け出させてやる・・・《(長門みたいに)心変わりさせてやる》という宣言。長門の憎しみを受け入れたように、トビの絶望を受け入れるという宣言。・・・・そして「盾で受け止めて見せる」という宣言。
 
でも、盾になりながら戦うのって難しいと思うんですよ。「矛」として戦うよりも、ずっと難しいんじゃないかと。
で・・・その結果が、第565,566,567話と続いている「ボロボロ」なんだと思います。 
 
第565話で、「攻撃を喰らって捕まえりゃあいい・・・」と老紫の熔遁を喰らいながら言ってましたが、あれも盾としての戦い方を試したのかもしれませんが・・・でも、うまくいかなかった。
まだまだナルトは「盾」としての戦い方を掴んでないんですよね;だからちょっと気が抜けてるように見えちゃうんだと思うんです。 (もし本気で「矛」として戦っていたら、ナルトはもっと強いハズ・・・と思う)。
 
でもナルトはおバカじゃあないし、最終的な目的であるサスケ戦を見据えて闘ってると思うんです。
この先に待ち構えるサスケという憎しみは、おそらく・・・九尾の憎しみよりもずっと大きな憎しみ。
そしてサスケは その憎しみという名の最強の矛で向かってくる・・・・・ナルトはそれを「最強の盾」で受け止めなくちゃいけない。 
 
敵をぶっ倒す戦いよりも、仲間を守る戦いのほうがずっとずっと難しい・・・。
だから、今のところは腑甲斐無い戦い方になってはいるけど、それも「盾としての戦い方の模索中」だからかもしれない、ということで・・・
ここはひとつ温かく見守ってあげようかと。
 
はて、九尾の力をもらったナルトは・・・最強の「盾」になることが出来るのかな?
・・・(これは来年のお楽しみ、ですね)。
 
 
☆駄文、読んでくださって感謝。
 
 

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