NARUTO59巻を読んで思ったことを、とりあえず「ちょっとだけ」雑談です。
５９巻、表紙いいですね～、ちょっといつもと違った雰囲気で。ナルトがやたらとカッコよかったりする・・・・。
五影もいいのですが(特にオオノキが渋かっこいい・・）なんといってもマダラ・・・これまた「チラ見せ」で、しかも後姿というのがたまりません。
なにしろ５９巻の内容は濃くて、名言も多いし感動的な場面も多すぎで・・・ジャンプの感想のほうで既に言いつくしている感じもあるので 今日はとりあえず「改めて思ったこと」をちょっとだけ。
その前に・・「恒例の間違い探し」から(間違いというより「ジャンプ掲載時との違い探し」）。
ザッと読んだだけなので、まだ分かっていない部分もあるのですが・・・
例の「雷影の幻の左手」はちゃんと消されてましたね(五影勢揃いシーン）。あれはジャンプを読んだ人だけの特典、幻術だったということにしておきましょうｗ
あとは九喇嘛の力を借りてマダラの木遁を止めた「大玉螺旋」が「大玉螺旋帯連丸」に変えられてましたね、これは変えられたというよりは、ミスの訂正かな・・（他にもマダラが言ってる「月読み」が「月読」に修正されていたりもありました）。 あと、細かい部分ですがトビの眼に少し手を加えられてますね(後述）。
59巻、五影達の言葉も感動的だし、ナルトと我愛羅のコンビも良かった・・・特に「コンビ」についてはこれから先も重要なキーワードになっていくような気がしています。
そして二代目水影の「幻術」・・・本体は隠れていて見えない、というのも今後の戦いにつながっていくヒントだと思ってます。（やたらと「本体は見えていない、本体を狙えが強調されていたので）
チョビ影様・・いいキャラしてましたね。「やっべ・・・バトルが楽しくなってきたぜ！」は最高でした・・・さすがは水月のご先祖様だけあって茶目っ気ある。
そして改めて気になるのは「あっちのマダラ」と「こっちのマダラ」。
この巻で強烈なインパクトがあったのは・・・・何といっても「うちはマダラ登場」だったんです。いずれはカブトが「切り札穢土転生」として場に出すだろうとは思っていたものの 実際に見たら圧倒的な存在感。そして強烈なカリスマ性。想像以上に魅力的な人でした。
堂々とした姿、圧倒的な強さ、自信にあふれる発言・・・いかにも「戦いが無ければ生きられないような男」に感じるマダラなんですが、その彼が意外な一面を見せたのが561話と562話。
カブトに「偽マダラの裏切りの可能性」を指摘されて、遠くを見るちょっと寂しそうなマダラ・・・。
そして「うちは一族のために戦い続け、和解も拒んだ男」のイメージだったマダラが「無限月読による安寧な世界」を目指していたという事実。 「本当のうちはマダラ」という人物、彼の本心についてはまだ隠されたものがありそうなんですよね。堂々としていて何も隠すことがなさそうに見えるマダラですが、その本心は意外と隠されているのかもしれない。 本当は彼も愛情に溢れる人物なんじゃないか・・・そう思えてならないんですよね。
そしてもう一方のマダラつまり「トビ」。トビの絵は、２枚ほど描き変えられてますね～。
１つは「絶望しかないこの世界に存在する価値はない」と言ってるトビの「右眼」。これが丁寧に描きかえられてます(アイラインがハッキリ濃く変えられて 何か陰があるような雰囲気になっている）。 そしてもう１つ「月の眼を手に入れる！！」と言ってるトビの右眼の写輪眼、これはラインが丸く強調されて 一層不気味さを増して「悪者っぽい」眼になっている・・・。
「絶望しかないこの世界に存在する価値はない」と言っているトビの眼は、なんだか本心には無いような事を言ってて 言いづらそうな表情に見えるんですよね。嘘をついている時(本心を言っていない時）の後ろめたさがあるような眼じゃないかと・・・（あくまでも私の印象ですが）。
そして「月の眼を手に入れる！！」と言ってる眼は逆に決意したかのような強い意志を感じる眼。こっちも不自然で演技臭いんですよね(と私は感じます・・）。
ただし、この２つの台詞の中間にある絵、169頁下段中央で「・・・・」となってるトビの顔(眼）だけが「本心の表情」を語っているように見えるんです(小さいんですが）。この表情だけは数少ない「演技をしていない貴重な表情」だとほぼ《確信！》しています。そして、このトビだけは ナルトを「嬉しそうに見つめている」ように見えるんですよね・・。これ、コミックスで初めてこの部分を見る方は、どう感じられたでしょうか・・・。
（また59巻の内容については、部分的に取り上げたいと思います。）
