ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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サスケが見せた、あの幼い表情のこと (№589雑考につけ加えて)

サスケが見せた、あの幼い表情のこと (№589雑考につけ加えて)

下手な模写で申し訳ないのですが、これらは「最近のナルト」。
 
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一番左はトビに「教えてやんないよっ!」と言ってるところ、真ん中と右はイタチが思い浮かべたナルトの顔。
 
これがやたらと「凛々しい」んですよね~…シカマル流にいえば《バカさ加減が抜けたっつーか》、いや・・そんなもんじゃない。 シカマルも最近では《ああ見えてナルトは実は頭キレるほうだからな》なんて言ってましたけど、とにかくここにきてナルトは急激に大人っぽくなった。
 
でも《オトナっぽいナルト》…急に出来上がったモノではなく、これこそが「本来のナルト」なんじゃないかと思うんです.。
シッカリして大人っぽく、自立している・・これがナルトの「本当の姿」なんじゃないかと。
 
もちろん面倒なことが嫌いな直感タイプではありますが、今までの《お馬鹿ナルト》のイメージはナルト自身が作り上げてきた虚像(大袈裟に言えば)なのではないか、とさえ思えてきます。バカなことをしてる方が大人の気を引けるし、優等生よりもおバカキャラのほうが友達にも親近感を持ってもらえる。 孤立を恐れていたナルトは意識的に「おバカ」を前面に出していた可能性はあると思っています。
 
でも現実のナルトは、小さい頃から一人で生きているから自立出来てるというか・・良くも悪くも人を頼らないで生きてきたんですよね。でも《シッカリした自立した自分》を、ナルトは認めたくなかったんじゃないかとも思うんです。うっかりすれば『孤立』を容認してしまう事になりかねないですから・・。
最近の「オトナっぽいナルト」は、ようやく本当の自分を認められるようになってから表面化した「本当の姿」なのではないかと思ってます。 
もっとも、その独立心旺盛なところが災いして《なかなか人を信じられない》とか《全部一人で背負おうとする》傾向が強まってオレオレになりかかってたんですよね。
 
…一方でサスケですが。
 
「兄さん」
 
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これまたド下手な模写ですみません。あくまで「どの絵なのか」を説明したいだけなので、ぜひ『本物』の絵を見てください。
 
589話、イタチに最後に心で兄さんと言った時のサスケ・・・ あどけない、子供っぽい表情を見せましたよね・・・
 
必死に兄さんに向かって「独立宣言」はしたものの、やっぱり隠しきれない「甘えん坊のサスケ」としての一面が、ぶわっと出てしまったような瞳…。 
キリっ!としたナルトのオトナな表情とは対照的な、なんともまぁ雛鳥のような幼い表情で・・見てて居た堪れない気持ちになってしまいます。
 
最近のサスケといえば、何かと幼さが目立つ事が多かった気がするんです。ま、思いがけずイタチと再会したのだから当然とも言えるけど、それにしても極端とも思えたんですよね。
もっとも589話でイタチに話しかけたサスケの言葉を聞いてると、本人も自覚はしてたんだな・・とは思うんです、イタチと居ると「あの頃」に戻ってしまう自分をサスケも感じてたんだな、と。
 
「甘えん坊で、ちょっと依存心が強い」のはサスケの本当の姿でもあると思うんです。 
そしてイタチといると、サスケは本当の自分に戻ってしまうのかな・・と。
 
小さい頃から、サスケはフガク父さんの前では必死にいい子を演じようとしてましたよね。 フガクって「家長」としての態度を崩さない古い父親だし、一族の「長」らしく腕組みして話すことが多かった(マダラみたいに・・)。これ、うちはの“長”スタイルなのかな。 そして勿論、家の外だってサスケは必死にいい子、優等生を演じてきたわけです。
だけど元々甘えん坊で人懐っこいサスケにとって、自立した優等生で居なくちゃいけない時間は相当窮屈だったんじゃないだろうか?
 
サスケが「本当の自分」の姿を見せられたのは、兄さんの前だけだったんじゃないだろうか・・と思えるんですよね。 だからこそ兄さんと一緒にいられる時間・・つまり「本当の自分に戻れる時間」がサスケにとっては何よりも必要で、大切だったのだと思います。
 
だけどその後、兄弟は離れてしまい… 
サスケは「甘えん坊でさびしがり屋」な自分を認められず「兄さんの背中に甘えていた自分」は大切な思い出でもあるのに、全力で否定しなくちゃいけないモノに感じられていたのかもしれない。でも、突然の再会で・・・サスケは《兄を慕っていた幼い日の気持ちを思いだした》こと、それを「確かめられた」と言っていた。 
 
「確かめられた」、と。
 
イタチといると、甘えん坊で頼りたくなってしまう自分に戻る。甘えたくなるのは兄さんが大好きだから…今でもその背中を求めているから。だからこそ、大好きな兄さんを苦しめた里を許せないのだと・・《自分自身の意志》をと確認できた。 甘えん坊な自分を認め受け入れることで、やっと本当の自分の気持ちが見えてきた・・ということでしょうか。
 
《アンタといると昔を思い出す》
《…兄を慕っていた幼い日の気持ちをな》
 
「兄さんからの独立宣言」をしてる間のサスケ、かなり頑張って強がってたように見えたんですよね。。強がれば強がるほど、《本当は兄さんに甘えたいんだ!》って気持ちが溢れそうになったんじゃないだろうか、なんだか見ててこっちが辛くなってしまいましたけど。 「さよならだ」なんて、本当は言いたくもない言葉を発しなければ、気持ちに区切りがつかない・・と思えたのかな。 
 
(でも「さよなら」なんて言っても、兄さんは最後まで振り向かなかったなぁ・・・)
 
 
最後に見せた、サスケのあの幼い表情…
 
あれこそ、もう何年も人前で見せたことが無かった《本当のサスケ》の顔なんじゃないだろうか。
やっと、見せた・・本当の「素顔」。
純粋で、幼くって、甘ったれで人懐っこい…それが「仮面」を外した本当のサスケなんじゃないだろうか・・・。
 
 
 
☆次のNARUTOまで時間があるので、サスケについてもう少し雑考続けたいと思います・・・
 
 
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
 
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