ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

ロン毛仮面と血族の少年達

ロン毛仮面と血族の少年達

《一族とは…何だ…?》 《…里とは…何だ…?》 《…忍とは何だ…?》

サスケは眼の「曇り」が取れたのはいいけれど、いきなり問題の「本質」が見えてきちゃった感じですね。
《誇り高かったうちは一族》が本気でクーデターを計画していたという事実。イタチの記憶で直接見せられた「真実」は、衝撃だったと思います。
 
あの当時、イタチが「今やうちは一族も小さくなってしまったけど」なんて言っていたけど、確かになぁ・・サスケが思い出している「うちは一族の絵」を見ても、なんだか「小さい」感じするんですよね。 人数的にもメンバー的にも「物足りなさ」があるんです(イタチとシスイ以外は)。
どんどんと縮小していく「うちは一族」に、フガク達は相当危機感を持ってたのかもしれませんね、 「一族」がこのまま消えてしまうんじゃないかという危機感を・・。
 
それに当時、ダンゾウ主導のもと《危険因子狩り》が水面下で行われていたような気がしています。 「うちは一族」もそのターゲットになってる事に、彼らも感づいていたのでしょうか・・。一族の蜂起計画は《生き残る為、追い詰められての決断》だったような気もします。

そして…
 
一族の存続に危機感を持ち、蜂起したのは「うちは一族」だけではなかったんですよね。
たとえば、血霧時代の霧隠れで蜂起した「かぐや一族」。彼等は当時「血継限界狩り」の真っ最中だった霧隠れに於いて、里を相手にして滅亡しています。血霧時代の霧隠れと言えば、例のロン毛仮面が「別天神らしき術」で四代目水影やぐらを操っていた時代… つまり「血継限界狩り」は、あのロン毛の計画ということなんですよね。
 
第4巻の白の話によれば、血霧の霧隠れでは《血継限界を持つ一族は 国に災厄と戦禍をもたらすとして忌み嫌われた》といいます。 当時の霧隠れは内乱が絶えなかったらしいですが、血継限界一族の蜂起、そして制裁が続いていたのかもしれません。。

血継限界一族の特殊能力は、戦争では「力」として利用され・・そして平和になれば「恐怖や差別」の対象ともなる。 人々の恐れや差別は、一族にとっては「憎しみ」となり・・そして己の力を ただ憎しみにしか使えなくなってしまった一族も多かったのではないでしょうか。 何だか・・尾獣と似てますね。
 
九尾事件での仮面が見せた「尾獣の力を、憎しみと戦争に利用する人柱力」への怒り。 
それと共通するような、ロン毛仮面の「血継限界の能力を、憎しみと戦争に利用する一族共」への怒り。
ロン毛が霧隠れの里でやろうとしたことは、愚かな「一族たち」への制裁であり、淘汰なんじゃないか・・とも思えたんです。
 
ただ・・・ロン毛仮面は血継限界一族を無差別に《根絶やし》には していないような気もするんですよね。一族を滅ぼしながらも、その中で《選ばれし優秀な子供》だけは遺しています。
雪一族の「白」、かぐや一族の「君麻呂」、うちは一族の「サスケ」・・。
共通するのは「優秀で、なぜか美しい少年」達。 そして・・なぜか一族の中で一人「だけ」なんですよね、それもまだ純粋だった少年達。 これ、偶然なんだろうか。

君麻呂に関しては、大蛇丸が関わっているので・・・これも大蛇丸「美しい種の保存活動」の一環かと思ってたんです、大蛇丸は優秀な血族の美少年集めをしていましたからね・・(水月もそうですし)。
でもイタチの記憶を見て大蛇丸とロン毛に接点があったのかもしれない」疑惑を感じるようになり、もしかしたら大蛇丸の「種の保存活動」も、ロン毛の計画とかかわりがあったのかな・・という気もしてきたんです。
《少年一人だけを残し 残りは淘汰する》ロン毛の計画に、大蛇丸が協力していた可能性もあるんじゃないかと。
 
君麻呂について、カブトが大蛇丸にこんな事を言ってたんですよね、
「一族で 最も優秀で幼かった彼だけを アナタは救った」と。 この「だけ」って言葉が気になりましてね。
カブトも「だけ」をちょっと強調したような言い方で、大蛇丸の反応を見てるんです。 もっとも大蛇丸は「・・・・」と無言でしたが。 なぜか、将来のある子供一人「だけ」を大蛇丸は救った・・。
 
以前、「大蛇丸と美しい種について」の雑考記事で それはノアの箱舟的だというコメントを頂戴しましたが、ロン毛仮面がやろうとしてる事こそノアの箱舟的なのかもしれないなぁ・・とも思えたんです。もしかしたら、ロン毛の《淘汰計画》の裏で こっそり大蛇丸が種の保存をして「子供を助けていた」という可能性もあるかもしれません。ただ…霧隠れの里で残された「血族の少年達」の件にしても、うちは事件で残されたサスケにしても・・全てに関わっているのは「ロン毛仮面」なんです。
 
本当にロン毛自身の意志で、一人だけ残してきたのか。 
あるいは・・ロン毛の淘汰行動に対して「神の見えざる手」が 一人の少年達を救ってきたのか。 
あるいは、大蛇丸がこっそり一人だけ残してきたのか。 
このあたりの答えは《ロン毛の正体次第》ということになりそうです。
 
もし「一族の中で一人だけ残す計画」がロン毛仮面の考えだとしたらですが・・「全てを無にする」制裁については六道仙人の力のようでもあり、子供という「希望を残している」点は六道仙人の愛情のようでもあります。
 
九尾事件が「千手側の運命に選ばれし者を作るための計画」であり・・そしてうちは事件は「うちは側の運命に選ばれし者を作るための計画」だったのだとしたら。 あの2つの事件も、千手を「ナルト」という少年に託し、うちはの将来を「サスケ」という少年に託すための彼の計画だったのかなとも思えます。
争いを止めない《愚かな千手とうちは》両方に憎しみは持っていたとしても・・将来のある少年のことは やっぱり憎めなかったのかなぁ・・なんて思えたりで。
 
憎しみに染まった忍世界を淘汰して浄化しようとしながら、少年達の姿には希望を捨てきれなかったのだろうか。
少年長門に希望を託したのも、神無毘橋で少年オビトを救ったのも、もしかしたら彼だったのかなぁ・・なんて思ってしまいました。
 
なんだかなぁ・・・あのロン毛仮面も「少年」好きなのかもしれない・・なんて(笑
あくまで「可能性という話」ですが、いつもながら全然違ってたら「すみません」ということで!
 
暑くなってまいりました(気温も、ナルトも)・・皆さんこまめに水分、十分で。
 
・・・次のジャンプは、14日土曜日ですよ!
 
 
・長駄文読んでくださって、感謝。
 
 
 
・「ロン毛」の話になっちゃいましたが、まだ彼の正体がわからないので・・とりあえず記事の分類を「トビ(仮面男」に入れちゃいました。 でも・・今の時点でトビとロン毛は別個体と考えてます;トビがロン毛の支配下にあるような気はしてるんですが・・これも、まだ分からんですね。
 
・それと・・「ロン毛仮面」って名前、ダサいとは思ってるんですけどw ずっとこれ使ってきちゃったんで、とりあえず名前が分かるまでこうしておきますw