ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

やっぱり岸本先生ってあったかいな・・・ 「中2読者じゃなくってすみません」 (7/20放送「あさイチ」インタビュー)

やっぱり岸本先生ってあったかいな・・・ 「中2読者じゃなくってすみません」 (7/20放送「あさイチ」インタビュー)

本日(7/20)放送のNHKあさイチ」(午前8:15~総合)、岸本斉史先生インタビューというのでしっかり録画して、今見終わったところです。教えて下さった方々,ありがとうございました(感謝
 
先生、テレビで顔出しって初めてだったんですね。ファンブックには顔写真を出しているし、ジャンフェスステージにも毎年登場されているので・・ちょっち意外でした。 あ、でも先日の雑誌「ダ・ヴィンチ」の写真も486話のトビ並みの斜め後姿だったな・・。
 
でも天下のNHKでのインタビュー!しかもあの番組って、普段は中高年向き?な感じなので(でも今はもう夏休みかな)、そこで取り上げられるなんて国民的漫画になってきたのかな?
番組でも言ってましたが、NARUTOは中高年ファンもかなり多い。実際にお子さんがはまって次に親がはまった・・というコメントを多く頂きますし、世代を超え(国境を超え)愛されてる作品なんだなぁ、ナルトは。
 
ご覧になった方も多いかと思いますが、観てない方のためにざっと内容をご報告しますと・・・
 
まずは「NARUTO」の紹介。毎年パリで行われている「JAPAN EXPO(アニメ等のフェステイバル)」の様子を紹介して海外のコスプレさん達がNARUTOについて熱く語っていたりで。なんだか九喇嘛とナルトのセットもあったりして、ジャンフェス以上に楽しそう・・(いずれ行ってみたいという野望を持ってますw)、ビーのコスプレさんがやたらとリアルだったり、カカシのコスプレさんも渋かった(笑
でも、彼らがNARUTOをただの「忍者アクション」として捉えずに、人物像の描写などを誉めてくれていたのが、なんだか嬉しかったですね~・・。
それから作品についての紹介があったあと、ようやく先生の仕事場でのインタビュー。
 
…さすが高級感あふれるキレイなリッチなお仕事場で(卑しくてすみません)、窓からの眺めは素晴らしい・・・。風が強い時に船酔いした・・と「あとがき」で書いておられた事がありましたけど、納得です。 あぁ・・船酔いするぐらいの高層階に住んでみたい(笑
 
で・・・インタビューですが(前置き長すぎすみません)
 
NARUTOを描こうと思ったきっかけは?
 
「ラーメンの漫画を描きたかった」と。
麺とスープを絡めた話を描きたかったと;でもそれじゃ(認められず)、ナルトの名だけ引き継いで、なるとに合う話として忍者の漫画になったそうです。…って、それじゃ自来也の《ド根性忍伝》そのまんまですね(笑
 
・こだわったテーマは?
 
「認める」とか「認められたい」というテーマで描きたかったそうです。最初担当編集者にラーメン漫画を認められなかったこともあって、作者自身とナルトを重ねて「認められたい」というテーマにこだわりがあるのだとか。
 
・意識している読者層は?
 
「子供」とキッパリ。 そして…ずばり「中2」がターゲットだそうです。 
 
中2の人達には土下座してでも読んでもらいたいぐらいだと仰ってました。
先生ご自身、プロの漫画家を目指そうと思ったのは中2の時だそうで、「やつらには頭が上がらない」 「中2の男の子たちが持ってる感覚は宝」ともおっしゃってました。そういう感覚を無くしたくない、とも。
そして、ご自身が中2の頃に夢を与えてくれた、尊敬する人達のように自分もなりたい、そういう存在になりたいという思いがあるそうです。
 
・先生のライバルは?
 
ジャンプに連載している作家全員、そして本当に怖いのは《まだ出てきていない、才能のある新人》だそうです。
先生は、自分は年取ってどんどん「ズレていくから」・・なんだそうです。先生は、すでに「託す側」の立場を意識されているんですね~・・。
だからなのかな、カカシやガイが感じている《そろそろ託す側になるべきなのか、自分はまだまだなのか》という悩みがとってもリアルに描かれているのは。 
 
・・・とまぁ、「中高年視聴者層」も意識した番組のインタビューなのに、それに媚びることなく「対象は子供、特に中2」とおっしゃった岸本先生に拍手!
 
何だかなぁ・・「メインターゲットは中2」と語ってる時の先生、とっても熱かったですね。 
 
先生にとって中2ぐらいの少年達って、可能性をいっぱい持っている宝なんですね。 二代目水影が我愛羅を見て「お前・・・金のタマゴだ」とニカッと笑う話がありましたが、キッシーはあんな気持ちで少年達を見ているんだろうなぁ・・と思いましたね;
世間では《中2》というとムズカシイ年齢の代名詞になってるし、実際にいろいろと・・あったりますよね。 
周囲でもよく聞くんですよ「あ~あ、中2かァ・・」みたいな発言を。まるで彼らを厄介者のように言う一部オトナの発言をね。 ウッカリすると一部の大人達からは「メンドくさくて厄介な年齢」と思いこまれがちな彼らの事を、キッシーは「宝」と言ってくれた。キッシーは彼らをキラキラした金のタマゴみたいに見てくれてる。だから・・・何だかキッシーの言葉はすごくあったかく感じました。なぜか嬉しかったな・・。
 
あの言葉を聞いたら、NARUTOって作品の「温かさ」は、この作者あってのモノなんだと改めて思いました。
やっぱり・・・NARUTOのあったかさ、優しさが最高に好きだなぁ、私は。
 
…オトナ読者の自分が、おそらく作者が望まないであろう「ひねくれた読み方」をしてることが、何だか申し訳ないやら恥ずかしいやら(でも、多分変わらない)。 だけど先生の熱い「ストレートな」メッセージには いつまでも「中2ぐらいの心で」感動します(出来るといいな・・)。
実際に先生の伝えたいメッセージはごくシンプルだし、面倒くさい事考えたら作品の良さをぶっ壊してしまうのかもしれない(と真剣に思います)。だけど、メッセージそのものはストレートであっても、その為の描写たとえば人物の仕草、ちょっとした言葉遣い、背景、音などにも一切の手抜きが無い。 そこに魅かれてしまうのです。
 
こんな細かい描写に気づく少年がどれだけいるんだろ?と正直思うこともしばしばなのですが、先生は彼ら相手に一切手抜きしてない。それだけ真剣勝負なんですよね。
それが先生の「同じ目線で、子供扱いしない」ってことなんじゃないのかな・・。
 
そしてオトナはオトナで、失いかけた「あの頃の気持ち」を思い出したりする…作中のオトナ忍達と同じです。
ターゲット読者層で無いオトナが、いつもあれこれ書いて・・・
 
本当にすみません!(・・と形だけ小さくなってみる。)
 
 
 
ちょっとだけ、劇場版の一部をやっていましたが・・・それ見ただけで泣けてしまった(笑
 
 
 
 
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