ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

トビという人物に「魅かれる」理由

トビという人物に「魅かれる」理由

さて・・・トビの正体が判明するまで「秒読み段階」に入りましたね。 
皆さんあれこれ想像しておられると思うんですが、今でもいろんな意見が出るってことは、読者の数ほどの解釈、思い入れ、願望がある・・・読者の数ほどのNARUTOがあるってことなんですね。
で、思うんです・・・これだけアレコレと考えたり想像を膨らませることが出来、これだけ多くの登場人物の生き様がそれぞれ個性的に描かれているNARUTOという作品に出会えて本当に良かったと。
 
私の場合、NARUTOの「敵役」の魅力にはまったところもあるんですが、トビもその一人で、第二部では最大の敵役として登場した暁の黒幕トビ・・・私はどうしてもこの人が嫌いになれないんです。 それも彼の「悪」の部分に魅かれたのではなく「人の好さ」に魅かれてしまったんです。
もっとも、トビが最初に出てきた時に「オビトに似てる」と思ってしまったもんだから、ずーっとトビにオビトの影を追いかけ続けてしまった事もあって、悪い奴とは思えないという「思い込み」で見ていた部分もあります、正直言うと・・。
だけど、彼が誰であろうと・・・やはり嫌いになれないんですよ、彼がたま~に見せる優しそうな表情と言葉、そして「手」を見るとこの人は本心は悪い奴じゃないだろうと思えてしまって。「悪党」なんて言葉で片づけてしまいたくない・・そういう思いに駆り立てられてしまう。
 
トビの手は、時折仮面から見せる「眼」と同じぐらい、彼の本質的な優しさを見せることがあります。
サスケの肩にポンと手を置く時、それはズズっと吸い込むためという「必要性」もあるんですが、何だかなぁ・・優しいんですよね、その置き方が。 兄貴が弟に手を置くような温かい優しさが感じられるんです。
そして何度も言って恐縮ですが、54巻でトビが長門の眼をそっと閉じてやった手・・あの手も優しくて。誰も見ていないところで「優しい一面」をそっと見せるトビ、やっぱり憎めないんです。
 
そしてトビが五影会談に姿を現す直前、ナルトの所に来て話をして、「お前らとの会話・・楽しかったよ・・」 「じゃあな・・」と言ってましたが、あの「楽しかった」は嘘では無いと思っています。 
戦争が始まったら、今度は「敵と味方」として対峙しなけれなならない。 ただ「話だけをする為に会う」なんてのは、戦争になったらもう出来ない。 最後、あの一言だけトビはナルトとカカシに「本心」を伝えようとしたのかな・・・なんて思っています。
 
「じゃあな・・」と言ったトビ、あの時どんな気持ちだったんだろうな・・。ナルトという希望を確信出来て嬉しかったのか、でもちょっと哀しかったのか。
 
NARUTOに登場する敵役たち。
 
彼らにも譲れない忍道があり、守るべきものがあり、そして・・ごく当たり前の人間としての悩みがある。
そしてナルトは彼らと人間同士、真剣に向き合って彼らの「本質」を見出していく。 「勧善懲悪」という枠をぶっ壊し、人間の本質に迫るところにNARUTOの魅力は在ると感じています。
 
なので・・トビが「誰なのか」という事よりも、「なぜこんな事をしているのか」「その本心は何なのか」という事の方が知りたい。 彼の顔や名前よりも、「心」が知りたい。
 
敢えて『予想』というものをするならば、きっとトビは本心は「優しい人」なんだろう・・・それも人一倍優しい、傷つきやすい人なんだろう。そして「嘘」が嫌いで口先だけの言葉が大嫌いな熱い奴なんだろう、ってことかな。
 
 
 
・・・・トビが誰であろうと。 
 
 
 
 
☆トビについての雑考、カカシについての雑考を次のジャンプまでの間に出したいと思ってます。
 
 
☆駄文読んでくださって、感謝。
 
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