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ありえない、とか ハズだとか、まさか・・とか (カカシの経験値)

ありえない、とか ハズだとか、まさか・・とか (カカシの経験値)

595話、カカシの「まさか・・・・」。
 
この「まさか・・・」のあと、何が続くんでしょうね。 
もしかしたらカカシはトビの右眼の写輪眼がオビトの眼(自分の眼)と「同じ能力」の可能性を思ったのかもしれません。《まさか・・・奴が使う術も神威なのか?》と。
 
トビの右眼が「神威系」なことに気づいたとはいえ(遅いってばよ)、でも、「トビの右眼はオビトの右眼そのもの」である可能性については、カカシはまだあまり考えてないような気もするんです。なぜなら、オビトの眼は埋もれてしまったはずであり《それはあり得ない》とカカシは思っているでしょうから。
 
トビはカカシに『甘い!』と言ってますが、これまたどういう気持ちでいったのだろう・・?
《だから、そんな術はオレには効かない、と前にも言っただろう》と思っているのか。
あるいはマダラみたいに《オレの術でオレがやれるか》なんて思っていたのか・・。
そして、今までカカシが「トビの瞳術も神威系」だという事に気づいてなかった事への甘さも、トビは指摘してるような気がします。
 
最初にカカシとトビが会った時(42~43巻)、既にトビは神威(らしき)時空間瞳術をカカシの前で披露してますし、2回目に会った時も「じゃあな」と言って《ズズッ》と瞳術で消えている。 そして3回目の時(52巻第七班再集結)の時にはカカシに「そんな術はオレには効かない」の大ヒントまでくれたのに、カカシってば《まだ気がつかない》。・・・いい加減気付けよゴラ、ぐらい思ってたんじゃないだろうか。
 
あれだけ鋭くヒルゼンに言わせれば《鼻がきく》と評されたカカシが、なぜか・・・この件に関してだけはやたらと鈍感。
 
雑考でもブチブチ書きましたが、カカシは《オビトの眼がここに在るなんてことは、あり得ない》と思い込んでいるから・・というのが大きいと思います。
 
オビトの眼(というか、オビト自身)は、あのとき草隠れの神無毘橋で大量の岩や土砂の下敷きになってしまった。 あれじゃ人間は入り込むことができないハズなので、オビトを引き出すことは不可能だとあの時全員が思ったのかもしれません。それこそ、自来也の遺体が人の入り込めない深海の奥深くに沈んでしまってカブトが回収を諦めたように。 カブトにとって自来也の体の回収は「あり得ないこと」であったように、カカシ達にとってオビトの体回収も「あり得ないこと」だったのではないでしょうか。
 
だから、目の前に居るトビが オビトの眼を使っている可能性なんてのは「ありえない」。カカシはそう思ってるんだろうな、と・・。
それに『神威そっくりな瞳術を使える眼』が この世界に他に存在する可能性についても、カカシは考えていなかったという事だと思うんです。もし、オビトと同じ能力を持った眼があるとすれば、それは『オビトの兄弟の眼』って事になると思うんですよね。 もし、オビトに兄弟がいればの話ですが(兄弟はほぼ同じ能力を持つ眼をもつので)。でもカカシはその可能性すら考えていなかったようだから、オビトには兄弟は居なかったのか、あるいはいてももう「いない」のか。
 
私としてはですが、オビトとシスイが兄弟じゃないかと想像はしてるのですが(※)、もしシスイがオビトの兄弟であったとしても、『シスイの右眼』はダンゾウが前から持っていたので、トビの右眼がシスイの右眼であるはずがない。 なので、カカシは《オビトの右眼もシスイの右眼も、トビが持っているハズがない》と考えても仕方ない
と思うんです。
 
ただし万が一、あの地中からオビトを回収できる奴がいたとしたら・・・オビトの眼を奪えた可能性もあるわけです。その可能性について、カカシは少し考え始めているかもしれませんけど《でも、どうやって・・》という思いは強いでしょうね~・・。
そして雑考でも書いたように、《トビがオビト本人》という可能性については、カカシはまだ考えてないと思ってます。 いや、考えてないというよりは、考えたくない・・・。そして《あり得ない》とも思っているでしょう、オビトは埋もれてしまったのだから。それに《万が一》という可能性がムクムクと生まれてきたとしても、内なるカカシが《いや、あり得ない!》と叩き潰しているんじゃないかな・・。。
 
戦場に於いては、経験値ってものが役立つという事は五影戦場のオオノキの例でも明らかですが、時には経験や知識といったものが目を曇らせてしまう事があります。
あのイタチでさえ、穢土転されて見た世界は自分が意図したり想像したモノとは全然違っていたわけで、思わず「まさか・・」とか「なぜ・・・?」なんて言葉を口にしてたんですよね。あのイタチがねェ・・。
 
自信があって経験豊富、知識も豊富な人ほど「○○はあり得ない」 「○○のハズだ」という発想が増えてしまうと思うんです。586話でも、カブトが《切られていたハズ》 《ありえない》 《このボクがやられるハズはない》と、あり得ない発想とハズ発想で頭の中が混乱してましたっけ。そして53巻九尾事件時には あのミナトでさえ仮面を前にして《そんなハズは無い》なんて言ってましたし、雨隠れに潜入した自来也が小南に出会って言ったのは《まさか》でした。
 
イタチ、ミナト、カカシ、自来也(そしてカブト)、彼等は知識や経験を持っているがために「あり得ない」も増え、
「~のハズ」も増える。 その結果、あり得ないと思っていたことが起こると「まさか」という言葉も出てくる。
意外にも経験値の弱点、とでもいいましょうか。ハズ発想とあり得ない発想が増えることで、真実が見え難くなる事もあるんじゃないだろうか。
ナルトみたいに、まだまだ知識も経験も無い忍ってのは 経験値不足ではあってもその分思い込みも少なく、ハズ発想やあり得ない発想も少ない。 だから、意外とベテランさんには見えない本質が直接見えたりするのかもしれません。
 
ナルトはなぜか、この戦場で《トビのお面を取っちゃうこと》にこだわってますよね。
これは分析したうえでの作戦というよりは、直感的なものだと思うんです。 だけど・・・これは実に鋭い。
 
人間は自分の弱点は一番守りますから、トビが顔だけやたらと「分厚い特別製のお面」を被っているってことは《顔が弱点》ではあるんですよね。・・・顔が弱点っていうと、ちょっちヘンですが、ようするにど~しても顔は見られたくない。だから仮面を引っぺがして誰なのか認めさせれば、意外と彼を止められるかもしれない・・・とシンプルだけど的を得た発想がナルトは出来ているんです(そういえば、サソリが胸に大きな(分かり易い)弱点つけてたことをデイダラが突っこんでましたっけ)。
 
とかく常識やら知識やら持ってる人達は、それらに足を引っ張られる事もある。 イタチが言っていた《人は知識や思い込みにとらわれ生きている》っても、自分自身の事も含めていってたのかな・・。
 
ビーはそれなりに経験値もある人ですが、子供の時からの「枠にはまらない発想」を持ち続ける稀有な人だからナルトと同じく「ハズ」とか「あり得ない」とかにとらわれない。 
彼らみたいな自由発想人は、時にはビックリする天然発言をかましてきますが、カカシの固いお面・・じゃなくって固い『頭の中にある枠』も砕いてくれるかもしれません。
 
このトビ戦場では、カカシが分析やら作戦構築担当・・ってのは顔ぶれから言って当然かもしれませんが、でもこの闘い・・・カカシにとって数々の「あり得ない」や「まさか」に直面するものになるかもしれません。
でも、でも過去に「あり得ない」「まさか」に直面してそれを受け入れ、乗り越えてきたミナトや自来也、イタチ・・・彼らに続いてカカシも乗り越え、そして受入れ・・・自分の殻をぶっ壊してくれたらなぁ・・なんて思っています。
 
 
 
「後悔だらけの生涯」なんて送って欲しくないぞ・・!
 
 
 
 
(※これ何度か繰り返しになっちゃいますが、初めての方のために。
瞬身のシスイの異名・・・未だにシスイの「瞬身」についての説明はないんですよね、なぜだか・・。 
シスイの瞬身とは、トビが使う「時空間瞳術による速い移動」と同じで「万華鏡瞳術(神威)」だったのではないか、と想像しています。 別天神は十数年に一度しか使え無い術なので、日頃は神威を使う万華鏡写輪眼だったのではないかと妄想中です。なのでシスイとオビトは兄弟の可能性を考えてます。まだ妄想の範疇でしかないですが。)
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
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