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トビの「一つの術」について、まとめ。 (結局、神威なの?)

トビの「一つの術」について、まとめ。 (結局、神威なの?)


※以下、2012年当時、まだトビ=オビトと確定する前の連載中に書いた記事ですので何卒御了承ください。


トビの術、アレが全部1つの術だというのなら、全部「神威」と言っちゃっていいんじゃないの?・・・なんてのは早合点かな。 
 
トビの術名についてはまだ不明ですが、だけどトビの「ズズズ」って術は、やっぱりどう見てもカカシと同じ神威なんだよなぁ・・飛ばす先も同じだし。 ただ「時空間への出入り口である結界が出来る場所」、コレだけは違うんです。トビは「己の眼」、カカシは「視点」。 その違いは使用者の違いによるものなのか、右眼左眼の違いなのか・・。
でも、今までトビの術名を明らかに出来なかった理由は、カカシの瞳術と同じ「神威」という名前だからじゃないか・・・と勘ぐってます。 トビの右眼の瞳術名が神威だったら、トビの右眼がオビトの眼である確率はドーンと上がっちゃいますから。
 
もっとも、今週の感想でも触れたように「神威」を使えた眼は他にも例があるかもしれないし、オビトの眼だけじゃないのかもしれません。 マダラとイズナの「万華鏡写輪眼の瞳術名」がまだ明らかになっていないのも、何だか怪しいなぁと思ってます。
あとはもう、トビが《万華鏡写輪眼の模様》を見せてくれるのを待つのみ・・かな?おそらく、トビの万華鏡の模様は「既出の模様」のどれかだろうとは思ってます(だからトビは読者に模様をまだ見せてないんだろうと思ってますので)。
 
さて、今週のカカシの分析によれば《トビの術は全て1つ》という事ですが、偶然トビの仮面に「カカシのクナイの傷」がついたから分かったのであって、そうじゃなければ分かって無かったですよね。
で、結局、トビは神威(らしき術)を使って「時空間とこっちの空間」を行ったり来たりしてるわけですが、神威の使い方にも多少パターンがあるってことなんですね。それらの「トビの神威バージョン」について、ちょっと整理してみます(仮に「神威」とさせていただきます。 違う瞳術名かも知れないけど)。
 
トビの神威らしき時空間瞳術の使い方ですが、そのパターンは2種類と言われてましたが厳密には3種類に近いかな・・とも思ってます。(とりあえず神威、としてます)
 
1.ズズズ~っと吸い込んで物や自分を出し入れする術 (ズズズ版神威)
そして、
2.敵の攻撃を「スカッ」とすり抜けているように見える術(スカスカ版神威)
3.柱や岩の中を「スゥーっと」すり抜けてるように見える術(スーッ版神威)
 
とまぁ、見た目的には3種類あるんです。もっともこのうち2と3は、同じ「物体をすり抜ける術」として扱われてます。
 
それらの特徴なんですが・・・ まずは、
 
1・ズズズ~ッと自分や物を出し入れする術(ズズズ版神威)ですが。 
 
これはトビが移動に使ったり誰かを吸い込む時に使う能力で、「ズズズ~」っと空間を捻じ曲げて眼の中に吸い込むようなイメージです。 眼の中に吸い込むというよりは、トビの眼に「時空間への出入り口=結界」が出来てそこから出し入れするというものです。この能力について、カカシは「時空間忍術」と判断していました(43巻395話で)。
《あの状態で時空間忍術を使ったという事か・・・いや・・そんな事はありえない…》 《印も結ばずマーキングも口寄せも無しに飛んだってのか? それじゃ四代目以上の時空間忍術だぞ!》と。

九尾事件の時にも、仮面男はこのズズズ版を使って時空間移動し、四代目も「時空間忍術(飛雷神)」を使って移動してます。まさに「時空間忍術を使う者同士の闘い」でしたよね。
ただし、同じ時空間忍術と言っても二人の使い方は全然違っています。トビの場合は、「印もマーキングも口寄せも無しに、どこへでも飛べる」。その代り、時空を曲げてズズズッと出入りしているので多少時間がかかる。 四代目の場合は、飛べる先は限定されていて「術式」がある場所にしか飛べないが、そのかわり「一瞬」で飛ぶことができる。
 
カカシがトビのズズズを「神威」だと気づかなかったのは、自分が使っている神威とは「結界の出来る場所が違う」という理由もあると思うんですよね。カカシの神威は「視点」に時空間への出入り口「結界」が出来るため、己自身は時空間に飛ばすことはできないですから。
 
2.敵の攻撃を「スカッ」とすり抜ける術(スカスカ版神威)

敵の攻撃が当たる部分だけ「物体をすり抜けさせていた」ように見えていた、この使い方。実際にはトビ本体は時空間へ移動していたんですよね。 
「ズズズ版」にくらべると移動は一瞬で、幻影のような体を「そのまま」現実世界に残せる。(幻影体は幻のようなものなので攻撃してもスカスカすり抜けてしまう)。ただしこの使い方の場合、最大5分間というタイムリミットがあるし、現実世界に置いた幻のような体に戻る必要がある。 なので移動には適さない。
 
で・・・何度も繰り返し恐縮ですが、イメージとして一番分かり易いのは、やっぱりコレなんです、58巻552話に登場する二代目水影の“全ての攻撃をスカスカすり抜けるように見える「蜃気楼の術」”。
忍達が「二代目水影」に手裏剣を投げまくるんですが、全てスカスカすり抜けてしまう・・・『だから今のオレを攻撃しても無駄だって言ったよなコラ!今のオレは蜃気楼だ!』 『だからァ!本物はどこなんです!?』 『だからオレの後ろ辺りに見えないように蜃気楼で隠れてるって言ってんだろ!』・・・トビの本体は蜃気楼で隠れてるわけじゃなくて「時空間」に移動してるわけですが、イメージとしては似てるかなと思っています。
 
3.柱や岩の中を通り抜けてるように見える術(スーッ版神威)。
 
これは53巻500話、クシナがお産をしている場所にスゥーっと岩を透過するように入っていく仮面が描かれています。↓
 
イメージ 1
 
あたかも「岩の中に消えていった」ように見えるんですよね。岩を通り抜けているように・・。
 
この能力については、今まで「物体をすり抜ける術」(スカスカ版)に分類されていたんです(475話でフーが「物体をすり抜ける能力」と判断している)。 岩の中にスーッと消えて入ってるように見えますから。 
ただし、体の一部が物をすり抜いてしまう(ように見える)スカスカ版とは違って、全身を徐々に物体の中に消して別の場所から出てくる方法で、ちょっち違うんです。
 
だけどこれもトリックで、実際には岩の中に入ったのではなくって、時空間に一度姿を消して出てきていただけ(岩の手前ギリギリ時空間に入って、岩の反対側へ時空間から出てくる)。ちょっちこれ、分かり難いんですが・・
 
実はこの「岩の中をすり抜けてるように見えるスーッ版」も、結局は「ズズズ版」とまったく同じ方法だと分かる描写が1つだけあります。 
 
それは43巻の396話で、トビが「じゃあな」と言って時空に自分をズズズと吸い込ませて去る時の絵なんですが(ズズズ版)、これが「柱や地面をすり抜ける時のスーッ版の絵」にも似ているんです↓
 
イメージ 3
 

実際にはこうやって時空間にズズズと消えてるんですが、いかにも柱や岩の中に「入りこんだ」ように見せかけることも出来たって事なんですね。 
 
つまり「すり抜け」と思われた術(スカスカやスーッ)も全てズズズ版と同じ1つの術ってことで、何となく分かったようなつもりでいます。・・・なんとなくですが(笑
時空間への移動スピードが違ったり、幻みたいな体をこっちの世界に置いておくかとか・・多少バージョン変化はありますが、いずれも・・・基本は「神威かな?」。
 
で、トビはなぜ体の一部分だけ消しているように見せかけたり、柱の中に入り込んだように見せかけたのか・・といえば、《時空間》という彼の領域を守るためだったのではないかと思えるんです。ようするに「バレないようにする為」。 彼の術の「穴」でもありますから・・。
 
もっとも時空間内のトビを狙えるのは『同じ神威』ぐらいだし、彼の領域を脅かすのは時空間忍術を使える者ぐらいですよね。時空間内を出入りしているトビはほぼ「無敵」だったともいえますが、それだけに「時空間忍術を使う」四代目や二代目の存在は、トビにとっても あるいはその他の「時空間にいる者達?」にとって脅威だったのではないでしょうか。
 
時空間、神の領域・・・その領域に達する術「神威」。
その眼を授けられたオビトという存在は、やはり「神に選ばれた者」だったのではないかな・・・とも思っています。
 
 
 
オビトは・・・いい子ですから。
 
 
 
 
 
「カカシ・・貴様またゴミを・・・」
 
イメージ 2
(個人のイメージ図です。実際とは違う場合があります)
 
 
☆長駄文読んでくださって感謝。