ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

もう1人の主人公・うちはオビトへの、「想い」。

もう1人の主人公・うちはオビトへの、「想い」。

 
トビの正体がオビトかどうかは、もう月曜日には分かると思うので、今さらどうとか言うつもりはないのですが・・・そこんとこは「置いといて」、とりあえず、自分の「うちはオビト」への想いを少々。 
 
考察でも雑考でもない、ただの呟きです。すみません・・・。トビには少なくとも「オビトの眼」が関係しているのは明らかなわけで、今まで数年間ずーっと抱いてきた「オビト」への想いってのが、最近まるで不安定なチャクラのようにぐるぐると心の中に渦巻いています。
 
私は「うちはオビト」というキャラクターが、ものすっごく、好きなんです。大好きなんです。
 
NARUTOの雑考を始めたきっかけも「オビト」だったし、この数年間ずーっとトビにオビトの面影を追いかけてきたせいもあって、思い入れがめちゃくちゃ強い。そして・・・外伝を読み返すたびに、オビトという人間に魅かれていくんです。
熱くて真っ直ぐで優しくて、だけどどこか抜けてて涙もろい忍・・・いや、忍である前に「人間」であった彼の存在感は、たった「6話」しか登場してないとはいえ 大きすぎるほど大きい。
 
NARUTO(事実上三部作)という物語は、第一部と第二部の主人公がナルト、真ん中のカカシ外伝の主人公がオビト・・・ちょっと極端に言えば、ナルトとオビトというダブル主人公で成り立っている物語ともいえる、と思っています(極端に言えば、ですよ)。
 
 
13歳の、ナルトとオビト。
 
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服装を見ると、2人とも基本カラーは《オレンジとブルー》。
 
ナルトは「オレンジ主体×ブルー」で、オビトは「ブルー主体×オレンジ」。 同じだけど真逆でもある「色の組み合わせ」設定からみても、「メイン(表)の主人公」と、「もう1つ(影)の主人公」設定に思えてしまうんですよね・・。
 
そして、性格的にもこの2人はとっても似ている。
 
ナルトの忍道、「真っ直ぐ自分の言葉は曲げねェ」。オビトも「言葉を口先だけにしたくない」。
大器晩成型の「落ちこぼれ」で、本当の英雄に憧れていて・・友達や仲間を大切にする。親友が間違ってると思ったら、思いっきりぶん殴る。 そして・・・
 
友のために、涙を流す。
 
 
私はオビトを「うちは版ナルト」と呼んでいるんですが、オビトも『六道仙人の意志を継ぐ者』になり得た一人だと思ってます。 もし歴史の流れがちょっとでも変わっていたら、ジジイの意志を継ぐ者は「ナルト」じゃなくて「オビト」だったのかもしれない。 「神」は、オビトにその役割を与えるシナリオも当初考えていたんじゃないのかな…とね。
 
それに・・もし、オビトがあのまま歴史の表舞台に残ってくれたら。 
そしたら、うちはの歴史も変わっただろうし、歴史は違う方向に動いたんじゃないだろうか・・なんてことをよく考えます。 だけど神無毘橋という「神の棲まう場所」で、あの時「オビトがジジイの意志を継ぐ者」になるシナリオは消えてしまったんじゃないだろうか。
 
それから程なく、オビトと入れ替わるようにこの世に生を受け「仙人の意思を継ぐ存在」として現れたのが「ナルト」。 
 
神無毘橋と、九尾事件・・ あの時に「歴史を動かす」一人の人物が表から姿を消し、そして代わりのもう一人が生まれたのかもしれません。(ちなみに、サスケはナルトと対を成しながら共に「表の世界」で歴史を動かす一人かと)。
 
でも、もし神無毘橋の戦いでオビトが生き延びたのなら、なぜオビトは表ではなく「影の主人公」になってしまったんだろうか・・?それは…オビトがナルトにそっくりでありながら、「ちょっと違う」部分があったからだと思ってます。 そしてその「違い」とは、オビトとナルトのもっとも大きな「違い」・・・それは育った環境の違いだと考えてます。
 
外伝を読んでみると、オビトってのは ど~も箱入り息子というか、苦労知らずというか、何ひとつ不自由なく大事に育てられた印象を受けるんです。 甘やかされたのか、時間はちゃんと守れないし、年下のカカシにも「だらしない」と言われてばかり。 
「リンは甘いんだよ・・・ オビトに」・・なんてカカシが言ってましたから、リンはオビトの「世話」をよくしてたんじゃないだろうか?リンとオビトは同期だし、アカデミーでも卒業してからもずっと一緒だったんだろうし、リンにとっちゃ「頼りないオビト」は弟みたいなもんだったんだろうなぁ・・(でもあのカカシの台詞、ちょっとオビトにヤキモチ焼いてるかな・・・)。
 
遅刻はするわ、嘘バレバレの言い訳はするわ、任務中怖くて涙目になるわ、仲間が怪我すれば自分の方が泣いちゃったり。 感情を表に出すし言いたいことは言うけれど、肝心なところで甘さが出て頼りない・・・それが周囲の「オビトの印象」だったと思います。 
何というか甘ちゃんというか、小さい時のナルトと較べるとハングリーさは無いし、雑草のような強さは無いんですよね。 言い方はよくないかもしれないけど ナルトは一人で生きてきたし、周囲の大人から冷たい視線を受けてきたし、他人を信じられなくなってる野良の子猫みたいなところがあったと思うんです。 だけどオビトは(おそらく)家族にも恵まれ大事にされて育った分・・・他人を疑わないし、すぐに他人を信じてしまう。そして、すっごく素直。 
頼りなくてだらしないという欠点はあったものの、ナルトにくらべたら「人を疑わない」・・・真っ白だったと思うんです。
 
「人をすぐ信じてしまう傾向」。
・・・これは今のトビにも言えることなんです。 トビ自身も己のその「傾向」を分かっていて、カブトに騙されまいとして《今日の友は明日の敵・・かもしれん・・》なんて己に言い聞かせたりしてるんです(520話で。この話、いつも例に出しててすみません)。 でも、「かもしれん」って付け加えているところに、トビの「今度こそ他人を信じたい」願望は見えちゃっているのですけどね・・。でも結局、カブトはトビに無断で穢土転マダラを場に出してしまい、トビは『カブトめ…』なんてブツブツ言ってましたよね。結局、トビはカブトをある程度信じちゃってたんですよね・・・。
 
ちょっと話がトビに逸れましたが;
 
オビトという子が、いかに素直な子だったか・・・
それは、ミナト先生の言葉を素直に受け入れたり 注意されたことは即 実践して直していた事からも分かるんです。
ミナトに「チームワークが大切」と注意されると、その晩は眠れない程考え込んで ミナト先生に相談に行って翌日は率先してチームを盛り上げたり。
ミナトに「自制心を口にするなら 口だけじゃなく心も強く持たないと」と注意されれば「オレは口先だけの落ちこぼれだ・・ けど あの言葉だけは口先だけにしたくないんだ」と行動に出る(そして、それ以降はブレない)。・・・とにかく、素直だったんですよね。
 
オビトの人を疑わない「真っ白な素直さ」。 これが、オビトの人生を変えてしまったのかもしれないと思っています。 神無毘橋の戦い後、いったい誰がオビトを救ったんだろうか・・?誰がオビトに知識を与え、道標を示したんだろうか。オビトは、出会った人物(ヨタヨタお爺ちゃんなのかなぁw)を放っておけなかったのだろうし、彼は純粋だから何色にも染まる・・・ その人物の言葉を疑う事もなく、グイグイっと根っこから全てを吸収しちゃったんじゃないだろうか。イタチがサスケの事を「純粋だから何色にも染まる」と言っていたけれど、オビトはさらに真っ白で染まり易かったのかもしれない。
 

純粋過ぎて人を疑う事が無いほどの真っ白さ、言われたらそのまま 受け入れる「素直さ」、人の「痛み」を自分の痛み以上に感じて、友のために涙を流す「心の優しさ」。

こんな性格のオビトが、「もし」忍世界の汚いところを知ったら。そしてリンのことで悲しいことがあったら・・・・
どれほど悲しみ、絶望してしまうだろうか。
忍世界の闇や、人間の汚さに『耐性』があまり無かったオビトには、忍の闇の衝撃は大きすぎたのかもしれません。 そして、それが・・彼の人生を変えてしまったような気がする・・。
 
仲間を大切にしないのが「忍」の現実だとわかったなら、「忍なんてのはこのオレがぶっ潰してやる!!」と宣言した通り・・あの言葉を「口先だけにしたくない」と考えてもおかしくない・・・彼だったらあり得るかもしれない。
そういう意味では、たとえ何者かに洗脳されたり「染められていた」としても、汚い忍世界をぶっ潰そうと考えて行動で証明しようとしてるところなどは、今のトビも「オビトらしい」とも思えるんです。
 
歴史を裏側から大きく変える役割・・・それが「オビト」に与えられた運命だったのかもしれません、「もう一人の、影の主人公」として。
だって・・ こうやって暁が出現しなかったら。宣戦布告しなかったら。世界はあのまま、ずーっと対立を続け何も変わることはなかったのですから。 「希望」という言葉を、口先だけの先送りの願望で済ませたままだったかもしれない・・・。
 
ちょっとした運命のイタズラで、ナルトは「表舞台」に立つ英雄となり、オビトは「舞台裏」で歴史を動かす存在になったのでしょうか。運命のイタズラというよりは、これもまた「神の見えざる手」によるものかもしれませんけどね・・。
 
間違っていると思ったものに対して黙ってはいられない。 
ぶん殴らずにはいられない・・ぶっ倒さずにはいられない。
人の心の痛みが誰よりも分かるから・・・他人の痛みは許せない。
 
オビトはそういう人だから・・・
 
だからトビがオビトだったとしても、私は、オビトをどこまでも信じたい思いが強いです。
 
 
だってオビトは・・・
 
カカシのために泣いてくれた忍なのですから。
 
 
 
 
 
 
 
・長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
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