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“守るべき大切なもん”のこと  (その1、リンのはなし)

“守るべき大切なもん”のこと  (その1)

カカシとオビトそれぞれの「守るべき大切なもん」について、604話雑考の追加を書こうと思ってるんですが・・・まず前書き的に「リンのこと」を ちょっとだけ。
 
まだ今週604話を読んだだけでは「リンの真実」は謎だらけ。 憶測しかできそうにないですが、とにかく彼女の後ろには“忍の闇”(これはダンゾウの代名詞)がしっかり控えていそうなんですよね・・。 
 
優しい笑顔でカカシ達の怪我を治療したり、オビトの「火影になりたい夢の話」を聞いてあげてた彼女だけど、誰にも言えない悩みや苦しみを 一人で抱えていたんだろうか・・・? 
いつから彼女に忍の闇が迫っていたのか分からないけれど、彼女が「選ばれてしまった」のには何か理由があるんだろうとは思うんです。 血筋なのか、出生に関わることなのか・・・
いずれにせよ彼女はその重荷をはじめから担っていたのだと思います。
 
今まで「しっかり者でなかなか利発そうな子だなぁ~・・」とだけ思ってたイメージが、変わってしまった。こんな優しい顔してるのに、辛い思いをしてたのか・・ それをカカシとオビトには気づかれないように気丈に振る舞ってたのかと思うとね・・。
 
カカシ外伝(242話)の扉絵。・・・リンの背景に描かれているのは『湖』なんです。
 
何だかなぁ・・今週(604話)リンが最期を迎えた場所にも少し似ているっていうか・・ そもそも外伝の中で湖は登場しないし、「湖」がリンの背景に描かれていたのは偶然なのかなぁ・・。
 
オビトが「リンのイメージ」を1枚の絵で思い浮かべる時、リンが居るのはきまって自然の中なんです。森を背景にしてたり、森の中に居たり。
 
600話でオビトが「お前がリンを… 見殺しにしたから……だろうな」と言って思い浮かべたリンの背景には「竹林」。
604話でもオビトが《リンを…リンを何とか守ってくれ!!》と思い浮かべていたリンも、「森を背景にして微笑む姿」…
 
 
イメージ 1
 
自然の中に立つリンの笑顔は爽やかで、和やかで優しいリンのイメージと自然はぴったりなんです。 
 
だけど・・・風に舞って飛んでいく葉っぱみたいに、どこかに行ってしまいそうな感じもする。 
幸せそうな笑顔なのに、どこか寂しそうで儚く感じてしまう。
 
「いつも背景が森」っていうのは、彼らがリンと任務で過ごす時間の大半が里の外だったから・・・ってのもあると思うんです。だけど、602話でもオビトが《カカシとリンに会いたい》と思って二人を思い浮かべているんですが・・・
 
オビトがイメージしてる「カカシ」は、里の中に居るんです。カカシは「木ノ葉の忍の一員」であって、カカシは木ノ葉の里の中に居る。
 
だけどリンは、やっぱり「森を背景にして立ってる姿」なんですよね、「里の中」に居る姿じゃない。 
 
・・リンの後ろには、守ってくれるモノが何も無い・・・ 
 
優しい笑顔なのに どこか寂しそうに見えちゃうのは、そのせいなんだろうか。
 
《困ってるお年寄りを放っておけない》オビトは、人の心には人一倍敏感な子だから・・・何となく気付いていたんだろうか? ・・・リンが纏う寂しさと孤独を。 そして、しっかり守ってないと どこかに消えちゃいそうな儚さと脆さを。 
リンを守ってくれるのは里でもなく、大人達でもなく・・・
「リンを守れるのは自分達しかいない」、つまりカカシと自分しかいないんだ、ってことをね・・・。
 
オビトにとってのリンは、大切な初恋の女の子である以上に「生死を共にした大切な仲間」。
そして、オビトの夢を信じて応援してくれた「希望」でもある・・・だから、絶対に「カカシと自分」で守り通さなくちゃいけない、“守るべき大切な大切なもん”・・。
 
 
 
・その2(カカシが守るべきもん、について)火曜日夜へ続けます、駄文読んでくださって感謝。
 
 
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