ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

サスケと大蛇丸、ナルトと○○○? (運命に選ばれた者達の先導者)

サスケと大蛇丸、ナルトと○○○? (運命に選ばれた者達の先導者)

 
今年も気がついたら、あと少し。 あと3つぐらいで今年のジャンプは一応「一区切り」。 今の闘いにも少し転換が見えてくるんじゃないかと期待してるんですが、どうなる事やら。
 
未だ今年を振り返るには早いけど、今年はイタチとサスケ、マダラとオビト・・・うちは一族の話ばっかり。
だけど、私個人的には今年一番の「ビックリ」はトビの正体ではなくって・・・サスケが大蛇丸を復活させた事でした。 

大蛇丸再登場フラグはあったけど、サスケが自ら「出す」とは思わなかった・・・しかも「大蛇丸に協力を依頼する」という形、いわば大蛇丸とサスケの「和解」という形で実現するとは・・・これは衝撃でした。今年一番感動したのも《サスケによる大蛇丸復活》だったかも。

大蛇丸がイタチの十拳の剣でアッサリ封印されちゃってから、まさかあれで終わらないよね?と思いながら時が経ち・・・でもダンゾウに於ける柱間細胞の実験、ヤマトの事を考えたりする度にジワジワ~っと感じていたのは《大蛇丸の偉大さ》なんです。 やっぱりこの人は気持ち悪いだけの“狂った研究者”というより、確固たる信念を持った“先を見据えた求道者”の一人だったんじゃないかと・・・ ま、なかなか「理解」され難いお方ではあるけれど。

サスケが穢土転イタチに会ったばかりの時はまだ、大蛇丸のことを「アレを師と呼ぶ気は無い」とバッサリでしたよね。 だけど、サスケにとって大蛇丸との出会いってのは重要だった・・そして運命だったと言っていいと思ってます。 大蛇丸の元でサスケは麒麟を習得、つまり自然エネルギーを自分のものとする第一歩を踏み出したわけですから(つまり仙人への第一歩)。 もっとも大蛇丸がサスケに麒麟を習得させたのは、「サスケの肉体=大蛇丸の新しい器」が仙人修業に適応できるかどうかの最終テストだったような気はしていますが。

結局最後まで大蛇丸とサスケの関係は捕食者どうしの食うか食われるかの関係だったわけですが、ここにきてやっと「師弟」になりつつある・・・。もはやサスケにとっての大蛇丸は「アレ」ではなくなった。
 
あの大蛇丸だから「危ない」って警戒される方もあると思いますが、私はオロちゃんはもう大丈夫だと思ってます・・・ って、思ってるだけですけど サスケのことを「今のアナタ・・ 悪くないわね」と評した大蛇丸ですから、彼ももう「化けの皮」を脱ぐ頃ではないかと。 で・・・逆に彼に言ってやりたいものです、「今のオロちゃん悪くないわね」、と。
 
そして・・・いよいよ大蛇丸の「本領」を見られるかもという楽しみも然ることながら、第一部の「ボス敵キャラ」が、主人公格のサスケを「導く役」になるっていう化けっぷり設定が最高だと思ったんです。
 
いつもブツブツ申し上げているように、私はNARUTOってのは敵が悪とは描かれない作品だと思ってるし、逆に“悪い奴だと思いこんでいた奴”が実は悪い奴じゃあなかったという物語だと思ってるんです。 
要するに立場が違う相手だからって偏見を持つな、相手をよく見てよく知れば「理解」し合えるでしょ?というメッセージを私は作品から強く強く受け取っているので、敵が主役(級)を導くという超意外な展開はゾクゾクする魅力を感じるのです。
なので・・・トビの正体がオビトだったということよりもずっと、大蛇丸とサスケが手を組んだというほうが私は興奮してしまったのです。
 
サスケはこれから、大蛇丸と一緒に千手側・里側の人物と会って(柱間かなぁと思ってるけど)理解していくのでしょう・・・ そしてイタチとは、里とは、一族とは、そして自分とは何かを探していくんだろうと思ってます。
 
NARUTOという物語は、ナルトとサスケが N極S極両極端のポジションから歩み始め、同じような経験を積み重ねながら、出会いを重ね答えを見つけて1つのゴールに向かっていく・・・そういう物語なのだとしたら。
サスケを導いたのが第一部の「メインの敵」大蛇丸なら、 じゃあナルトを導くのは第二部の「メインの敵」オビトなんじゃないか?と私は妄想してるのです(ちなみにオビトはラスボスじゃあないと思ってますが)。
 
大蛇丸もオビトも里を襲って師である火影と闘ってしまったわけだけど、その本当の目的が未だにはっきりしない。 でも偶然という必然なのか、九尾事件は「ナルト」を運命に選ばれた者にし、木ノ葉崩しは「サスケ」を里から旅立たせるきっかけにもなった・・・ あの事件でオビトはナルトを、大蛇丸はサスケをいわば運命に導き出したともいえる・・・
 
ナルトはこれからマダラと話をして「うちは」について理解し、オビトに導かれて「獣」を知っていくことになるんじゃないだろうか・・なんて思ってます。 サスケは「千手」について理解し、大蛇丸に導かれて「眼」を知っていくのではないかと・・・ 
「オビト」というキャラクターが、カカシ外伝以降第二部の間もトビとしてずーっと物語に影のように寄り添っていたのも・・・いずれオビトはナルトを導く役だからじゃないかと確信してます(断言癖ご容赦)。
 
意見は色々あるだろうけれど、私としては「敵」いや・・・“敵だと思いこんでいた人物達”がナルトとサスケを助けてくれる存在になる、っていう展開は最高にNARUTOらしいと思うんです。 敵の事を好きだと言ってしまう、敵のために泣けてしまうナルトの物語にはふさわしいじゃないか?と。そしてオビトとカカシの眼と獣の共闘は、いずれサスケとナルトの眼と獣の共闘という形で《完成》されるんだろうな、と・・・
 
オビトの回想は、これでもかというぐらい地獄の絶望だったから、きっと最後は眩しすぎるほど明るい希望に到達するだろうと・・・これまた勝手に確信しています。
 
・・・って休載だとホント、待ちくたびれる(笑
 
 
 
 
☆長駄文読んでくださって、感謝。
 
 
 
ナルト好きブログ! 9thNov,12