ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTOキャラ考察・山中いの (いのの「優しい手」)

いのを変えた、あの時のひと言と・・・ 「優しい手」

 
最近著しい成長を見せてるナルト同期と言えば、いの
 
大物相手に心転身を決めたり(529話の金角、611話のオビト)、そして613話での悲しみをグッとこらえる姿。 これには、成長したなぁ・・と思わずホロッと。
 
たしかに、元々面倒見がいい子だったし、家業(花店)のお手伝いをちゃんとしたり。 しっかり者のイメージはあったんです。
だけど、正直言うと・・・ちょっと前までの「いの」って、ど~も中途半端感があったんです。山中一族の忍としてもさほど目立たず、医療忍者としてもそれほど目立たず。 サクラに較べると、第二部になってから目立った成長をしてない印象があって(個人の感想です・・すみません)。
 
特に、ペインが里を襲撃した時なんかは、蛞蝓を見て「敵の術」と勘違いしてヒィ~と悲鳴を上げてたり・・・なんだかなぁ、彼女は『自分が何をすべきか』 自分の役割をよく分かってなかった感じがしたんです。 
迷っていた・・というのかな。
 
ペイン襲撃の時、サクラはペインの口寄せムカデを一撃で倒しちゃったり(これは凄いと思う)、その後もケガ人の治療に忙しく動いたりで、「自分に今、何ができるか」を把握出来ていたと思うんです。
で、同じ班のシカマルは暗号解読をしていたし、チョウジはチョウザや他の一族と合流してすぐに出動していたし。いのも、情報部にいた父さんの所に「里が・・」と危険を知らせに行ったんだけど・・・だからといって、彼女にそこで「出来る事」が特別あるわけでも無い。 《自分が何をしたらいいのか分からないまま》・・・イノだけ、ちょっと取り残されてた感じがしちゃったんです。
 
あの頃ちょうど・・・いのは、自分の立ち位置、役割を見出せずに迷っていた頃だったと思うんです。自信も失っていた頃だったんじゃないだろうか、と。 
ペイン襲撃の少し前、アスマ先生が亡くなったり 弔い合戦があったり。 でも、いのは・・・あまり目立った活躍はしていなかった(ような気がする)。
 
アスマ先生の時は、増援に行って先生を治療しようとしたけど、無理だった。もちろん、それはいのの能力不足のせいじゃなくって アスマが急所を何か所もやられていたせいなんだけど・・・ でも、せっかく覚えた医療忍術で大切な先生を救うことは出来なかった・・・。
それに、「弔い合戦」でも いのとチョウジは殆ど何も出来ず、ただ「立ってるだけ」とか言われてたし、実際に「守られていただけ」でしたから(あれについては、カカシが彼らを「守ろうとした」という事もあったし、まぁ色々とあるのですが)。 結局医療忍術を使うチャンスも無かったし(カカシに断られてる)・・・・《見ているだけで、何も出来なかった》いのは、あの後・・・何を思っていたんだろう?
 
アスマに《チョウジとシカマルを頼む》と言われたのに、何をしていいのか分からない・・何で役に立てるか分からない。 山中一族としても、医療忍者としても、中途半端で「どっちつかず」状態。
ペイン襲撃の頃のイノは、『自分に何が出来るのか』彼女なりに迷っていた頃だったのではないかと思うんです。
 
「ペイン襲撃」を情報部の父さんに知らせに来たイノですが、その後ペインの口寄せ動物に囲まれてしまい 《いのいちとシズネ》は、その場をイビキと暗部に任せて移動することになるのですが・・・
でも、その時「シズネが言ってくれた一言」が いのの進む方向を「ハッキリさせる」キッカケになったんじゃないか?なんて考えてます。
 
それが・・・
 
「いのいちさんの術のサポートも兼ねて いのさんも同行させてください」。
 
正直言って、いのが「サポート役」として さほど役立つとは思えなかったんですが(あの時点では、ということです;)、シズネが「いのを同行させる事」を提案しなければ、もしかしたら・・・いのは あの場に残って、また「イビキと暗部の戦闘を 後ろでただ見てるだけ」になってたかもしれない・・・。
 
シズネがイノを連れていく事を提案した理由は、ま・・・色々とあったのだとは思います。不測の事態に備えてサポート役も必要と判断したのか、この場にイノを残しておくのは危険と判断したせいなのか。 
それとも『何をしていいのか分からない様子だった』いのに、“山中一族”としての自覚を促したかったんだろうか・・?
 
シズネは、いのが医療忍術を学んでいたことも当然知ってただろうし、でもそれが(おそらく)サクラへのライバル意識から始めた事なんだろう・・・とも考えてたんじゃないだろうか。でもその結果、いのは「医療忍者」なのか「山中一族」なのか、自分の立ち位置に迷う結果になっている事にも、シズネは気付いていたのかもしれない。
(もっとも、医療忍者は片手間にやれるほど、甘くは無いってことかもしれないけれど)。
 
そして、いのは「父さん」に同行して・・・ペインの秘密を明かしていく『父さんの見事な仕事っぷり』を目の当たりにする・・・  
 
「カッコいいい父親の姿」は、イノに山中一族としての自分の「役割」を教えてくれたんじゃないかと思うんです。
だから・・・あの時、シズネが「いのさんも同行させてください」と言ってくれたことが、結果的にいのにとって、「山中一族の後継者」として一歩踏み出す いいキッカケになったんじゃないかなぁ。
 
で・・・そのあと、いのは「変わる」。
 
この戦争では、いのは もう迷うことなく「山中一族」としての誇りを持って戦っている気がします。 自分の「大切な役割」を自覚して、自信を持ってるように見える。もう・・・迷っていないように見える。それが結果として「見事に決めた心転身」につながったんだろうか。バシッと決めた、△の心転身の印・・・カッコいいんですよねぇ、これが。
 
でも、その「心転身」よりも・・・・もっともっと、“彼女の成長を感じさせてくれたモノ”があります。
そして、それは心転身の「印」の手よりも・・ずっと、カッコいい手。
 
それは530話・・・
 
穢土転アスマを前にして、戦うのを躊躇するチョウジ、戦う覚悟を決めようと頑張るシカマル、・・・

あの時、チョウジは最初っから戦いたくないオーラを出しまくりで動揺し、一方でシカマルは毅然として「オレは行くぞ」なんて言っていたんです。だけど、ホントはシカマルだって逃げ出したいぐらい辛かったんですよね。 ちょっと無理して頑張ってた。
いのは、そんな二人の表情をじっと見つめて・・・アスマの言葉を思い出す・・
 
《お前は気が強いが 面倒見のいい子だ… チョウジもシカマルも…こいつら無器用だからな… 頼む…》
 
たしかに・・・チョウジとシカマルは、「カッコつけられないほど動揺を見せちゃう無器用」な奴と、「無理してカッコつけちゃう無器用」な奴。 器用に上手く、ズルく立ち回れない二人を見つめて、いのは・・
 
真ん中にスッと入り、優しく背中に手を添え、トンとたたく。
 
 
イメージ 1
 
 
 
「行くよ 二人共」
 

二人の背中に触れた、いのの手の温もりは、彼らの緊張を優しく『解!』してくれる温もりだったんじゃないだろうか。 
 
 
 
いいなぁ・・・
 
 『第十班』は。
 
 
 
 
 
 
☆山中家って、なんで花店もやってるんだろう? 忍以外のビジネスを兼業してる忍って、珍しいような。 
まさか、うちはテヤキさん(うちはせんべい主人)が実は万華鏡開眼者だったりして(笑
 
 
 
☆駄文読んでくださって感謝。
 
 
 
 

 
 
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