マダラの「聞いてやるっつってんだから・・・」について
「聞いてやるっつってんだから・・・」
「さっさと話せェ!!!」
今週は、マダラのこの言葉が とにかく印象に残っちゃって。
まだ1回しか会ったことのない柱間のことを、こんなに親身に心配するなんて・・・マダラっていい奴だなぁ、と。
相手をこれほど想う気持ち・・・それさえあれば、自来也が言っていた《本当の意味での理解》ってのも実現出来るような気がする。 マダラは、柱間の淋しそうな背中を見て、放っておけなかったんだろうなぁ・・・
最初の出会いの時、柱間がマダラに感じた、《近いもの》。
「性格は違ったが ・・・この時不思議と奴に近いものを感じた・・・」
性格は違うのに、お互いに相手の中に「似たような何か」を感じたんですよね。 もう1人の「全然違うタイプの自分」が相手の中に居るような、そんな感覚だったのかなぁ・・・だから、気になる。 だから、放っておけない。
マダラは怒ってばかりだったけど、あの「コラ」連発だって、マダラ式嬉しさ表現じゃないかと思うんです。 怒りながらも、なんだかんだ言って嬉しそうでしたからねぇ・・・。
マダラは、ゴラァ!!!と怒り飛ばして、そして柱間は、アハハハッ!!!と笑い飛ばして。
「もう1人の自分」と話しながら、2人とも自然と「本来の自分」に戻れるような気持になってたんじゃないだろうか。
一族の中の「立場」からも離れて・・・
柱間が再び川にやってきたのも、マダラに会いたかったんじゃないかと思うんです。 だって、ホントに1人きりになりたいんだったら、《奴がいつも水切りの練習してるあの場所》に わざわざ出向いたりはしないだろうから。
で、久々に見た柱間の背中が何とも悲しそうな事に、マダラはすぐ気づいた・・
「何があった?」
「何だったら話してみろよ」
マダラの眼には、柱間の背中に《オレの話を聞いてくれェ・・》と書いてあるように見えたのかな(笑)
マダラが柱間の心を見抜いたのは、その洞察眼・・・ でもそれは優秀な「眼」の能力ではなく、相手の心を思い遣る「優しさ」の能力だと思うんです。
マダラ・・結構、聞き上手なのかも。 でも「話す」ほうはあまり、上手いとは思わないんですがね(ぶっきら棒で誤解されたり、相手に合せた話が出来なかったり)・・・
マダラが「聞いてやるから」 「話してみろ」と積極的に柱間に関わろうとしたのは、もちろん「優しさ」であったり、何となく気になるから放っておけないのもあるだろうけど、ホントはマダラ自身・・・自分も誰かに話を聞いてもらいたかったんじゃないのかな。
「どうやったら、腑を見せ合うことができるか」。
一族の中でも、真剣にマダラの話を聞いてくれた者は いなかったかもしれないし・・・
なんだかなぁ、オビトを捕まえるまでたった一人で「無限月読」計画を考えていたみたいに・・・マダラはずっとここで、誰かを待ってたんだろうか。 誰かが 「聞いてやるっつってんだから、お前も話してみろよ」なんて言ってくれるのを。
もしかしたら、終末の谷でも・・聞いてもらいたかったんじゃないだろうか。
そして今も・・・
☆長駄文読んでくださって感謝。
(ナルト好きブログ!2013/03/06)