ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

陰と陽の九喇嘛(クラマ)とナルト、ミナトの事を(643話雑考にちょっとだけ追加)。「

陰と陽の九喇嘛とナルト、ミナトの事(643話雑考にちょっとだけ追加)

「ようワシの半身 元気にしてたかよ? ちょいとお前のチャクラを分けてもらえねーか?」
「!?」 「自分自身に頼みごとをされるとは・・・ 変な感じだな」・・・
 
たしかに・・「自分との会話」って、不思議な気持ちだろうなぁ。
 
「陰と陽のチャクラ」については・・
「陰と陽の性質変化についてはまた今度にしたらどうです・・・カカシ先輩」とヤマトが言ったあと(316話で)、「また今度」っていつなんだ?と待ち続けてはや、数年。
六道仙人の陰陽遁の話や、二代目チョビ影(水影)の「幻術は隠遁」という説明以外に『わかりやすい解説』は特にはなし。
 
九喇嘛が陰と陽に分かれているのは、九尾事件の時にミナトが完全体九喇嘛のチャクラを「二分して」、半量はミナト自身の中に封印、残り半量は生まれたばかりのナルトに封印したから(53巻の九尾事件描写にて)。  ナルトの中に居る九喇嘛が、実は完全体ではなく「半分だけ」だったという話は、一番最初に『自来也とガマ寅の会話』に出てきます。
 
「ミナトは九尾の陰チャクラしか屍鬼封尽をしておらん」
「ミナトがわざわざ九尾の力を陰と陽に二分し 陽の側をナルトに封印したのは 九尾のチャクラをナルトに遺すためだ」
 (41巻370話)。
 
でも《なぜ、ミナトは九喇嘛のチャクラを「陰と陽に分けて」、なぜ「陰チャクラのほうだけ」屍鬼封尽で封印したのか。なぜ、ナルトには「陽チャクラの九喇嘛だけ」残したのか》・・・この謎についてはアレコレと妄想し、「うちは一族の瞳力を増すのが陰チャクラ」であり、だからミナトは仮面の男が「九尾の陰チャクラを利用しないように」陰チャクラのほうだけ「屍鬼封尽」で封印しようとしたのではないか・・等々と考えたりしてました(かなり前の話ですが)。 
しかし53巻で「九尾事件」の詳細が分かり(※)、ミナトが九喇嘛のチャクラを「二分した」のは、単純に「九喇嘛のチャクラ全量は、量的に多すぎてナルトに封印しきれないから」らしいと分かって、正直、当時は肩透かしを食らったような気分になってました(笑)。
(※あくまで「ミナト・クシナ側から見た九尾事件」という意味での「九尾事件の詳細」ですが)
 
でも、なぜ自来也が《ミナトがわざわざ九尾の力を陰と陽に二分し云々》なんて話をしたのか。 あの時の自来也の「陰と陽」への言及はその後もずっと気になっていたんですが、その疑問の一部は、64巻617話で少々解消しました。 
 
ミナトが「九喇嘛のチャクラを半分にする」ために、「陰と陽に分けた」理由・・・それはミナトならではの「能力のせいだった」のだ、と。 ミナトの「特殊な能力」について、617話で九喇嘛がこう説明している・・・
 
《ナルトはワシのチャクラを他の忍共一人一人に合うよう感知し変換させ渡すことが出来るほど器用に成長した…まぁワシ自身もナルトを介せば誰にでもチャクラを渡せる》
《ミナト…てめーがナルトに自分のチャクラを組み込んで渡してたやり方と同じだ》
(ナルトが忍連合に、九喇嘛のチャクラを分配した時の九喇嘛の説明)。
 
この時の九喇嘛の説明によれば、人間も尾獣も、それぞれのチャクラには基本となる「チャクラ型」があるらしく、それは個人によって「異なる」。 イメージ的には血液型みたいなものでしょうか、でも血液型とは違うのは、個人によって全部違う「型」だということ。 ミナトやナルトは、その「チャクラの型」を感知出来て、さらにチャクラ型を「変換する」(型を造り替える)ことができる。 
 
ミナトがどうやって「チャクラの型を変換しているのか」については、今のところ詳しくは分かっていません・・・ が、ミナトが九喇嘛を「陰チャクラと陽チャクラに分けたように」、おそらくはチャクラを「陰と陽」(つまりマイナスとプラスに分けることが出来、さらに分解したマイナスチャクラ(陰チャクラ)とプラスチャクラ(陽チャクラ)を 組み直して「チャクラ型」を造り替えることが出来るんじゃないだろうかと推測・・・(このあたりは617話の過去記事でも触れています)。 なので、とりあえず正式名称が分かるまで、ここではミナトとナルトの能力を「トランス(変圧器)」能力と仮称してます(「逝っちゃってる感じ」という意味のトランスという意味ではなく)。
 
その能力は、ナルト・ミナトだけじゃなく扉間も持っていると思うんですが(理由は過去記事にて・・という事で略)、ミナトと扉間は、+-にチャクラを「分ける能力」、それを「くっつける」能力を活かして、飛雷神の術を使っているんじゃないかと考えてます。だから・・ナルトも飛雷神を使えるようになるんじゃないか、と。
 
そして、ナルトとミナトが持つ「チャクラの型を変換して、互いにくっつけることが出来る(つなぐことが出来る)」能力を活かせば、9つに分かれた尾獣のチャクラをまた「くっつける」事も出来るハズでして・・・ナルトがこの先、尾獣達から貰ったチャクラを「くっつける(つなげる)」事が出てくるのかもしれません。
でもミナトが「陰と陽」に九喇嘛を分けたことは、「そういう存在のしかたもあり得る」という発想のキッカケにもなったかもしれないと思うんです。 そして、本来は1つである「違う2つ」が力を合わせた時、もっとも大きな力を発揮できるという事が、分かるキッカケにもなるんじゃないだろうか。

マイナス(陰)とプラス(陽)・・・どちらも独立した役割があり、どっちも同じぐらい大切で・・・どちらも側で「補い合うモノ」。 陰陽九喇嘛も、もとは『1つの九喇嘛』・・・だけどお互い尊重し合うべき『違う存在』でもあるのだと。それがナルトとサスケのこれからの「在り方」を示してくれるんじゃないかとも思っています。 
 
「うちはと千手」の在り方についても、オビトは「元々うちはと千手は一つだ」と言い(510話)、
扉間は「元来その二つの一族は敵同士だった」(相容れない違うモノ)と言ったけど(619話)、
・・どちらの考え方も、同じように大切なのかもしれません。
 
ミナトがあの時、九喇嘛を「陰と陽」に分けたのは、単純に「半分の大きさにしたかった」からだったとしても・・・それが思いがけない「答え」を今、見せてくれる結果になったんじゃないだろうか。
 
 
それにしても・・・
「また今度」とおあずけになってる『陰と陽の、ナルトでも分かる解説』・・・
陰陽九喇嘛もそろった事だし、そろそろお願いしたいと思います。
 
できれば、ヤマト隊長かカカシ先生に(←どちらも現在「不明」)・・・
 
 
☆だらだらと思いつくまま、まとまらない文章になってしまいました(いつもですが)。
読んでくださって感謝。
 
(ナルト好きブログ!)