ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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九尾事件は「いわば天災」・・・10月10日(ナルトの誕生日)

九尾事件は「いわば天災」・・・10月10日(ナルトの誕生日)

10月10日はナルトの誕生日。
 
「…明日が何の日か知ってるな?」
「ミナトとクシナの命日だ …両親の死んだ日だ」
 
「そうだった…なら明日は…」
 
「オレの生まれた日だ」
 
643話で、NARUTO時間では今《10月9日の深夜》だということが分かったんだけど・・だいたいNARUTO世界の季節って分かり難いんですよね。 四季はあるみたいだけど、いつでも皆同じ服を着ちゃっているし、常緑樹が多いのか森はいつも青々としているし。 たとえば、第二部始まってすぐの頃は「ガイの花粉症」と「中忍試験の季節(春か秋)」という話が出てくるので「春なのかな?」と推測できる程度で・・・まして「日にち」まで特定できることは殆どない。
 
今、こうやって記事を書いてるのは10月9日夜9時を回ったころなのですが、NARUTOでいえばちょうど、「カブトとイタチ&サスケが戦っていた頃=61~2巻」頃になるのかな(カブトがもうとっくに寝る時間=9時と言っていたので)。
 
この調子でいけば、この戦争も10月10日の〝暁〟の頃には決着がつきそうですが、NARUTOの物語も「10月10日」でほぼ終わるの「かも」しれません(もちろん「後日談」的な話は続くのでしょうが)。
 
10月10日・・・
 
NARUTOの物語は「10月10日」から始まってます。第1巻、第1話冒頭部分は「九尾事件」についての語りで始まっている・・・
もしこの戦争が10月10日で終わり、話のメインもこの日で終わるのなら、NARUT0は「10月10日に始まり、10月10日で終わる」ことになる。
 
つまりすべての発端は《九尾事件》であり、そしてすべての終着点も《九尾事件》なんじゃないだろうか。すべての謎は九尾事件に通ず・・・ 物語が進行するにつれて、物語の「はじめのころ」のテーマに回帰していく印象を受けているのですが、物語の冒頭が《九尾事件》で始まっているのならば、九尾事件が「本当の意味で解決する」時こそ物語の最後なのかな・・とも思ったりします。
 
その肝心な「九尾事件」なのですが、我々読者が知っているのは53巻の「クシナの回想による語り」と当日の「木ノ葉隠れの里の人たち」の描写、さらに63巻の「オビトの回想」による説明だけです。それは九尾事件の氷山の一角にすぎず、まだ核心部分は見えていないのではないか・・? 当日の「うちは一族不在」の理由もまだわかっていないし、53巻に登場する「仮面」の言動には不可解部分も残ります。 
 
53巻と63巻の描写を見れば、単純に「仮面をかぶったオビトが起こした事件」で片付いてしまいそうなのですが、ど~もそんな単純な出来事とは思えない・・・
十尾や「神」の存在が出てきたことだし、九尾事件の真相はそんな簡単なものではないんじゃないかと思ってしまうんです。
「運命に選ばれた二人」をつくった「九尾事件」と「うちは事件」・・
どちらもまだ謎が多く残りますが、この2つの事件に共通するものは「仮面男」と「満月が見ていた」こと・・・
 
その10月10日の事件の「核心」を一番端的に語っている言葉は・・
43巻でオビトがサスケに語った《あれは自然発生的な いわば天災だ》という言葉じゃないかと、私は考えています(アレはオビトがついた『嘘』と解釈する方が多いとは思いますが)。
 
イタチは九尾に里を襲わせたのはマダラだと言っていたし、自来也も「あれは人為的な口寄せ」と言って、実際に「オビトが里に九尾を口寄せして襲わせていた」のも『事実』。だけど、それは事実の『一部分』であって、全てではないのかもしれない。『いわば天災』という言葉は大いに気になります。
 
43巻でオビトがサスケに語った「歴史」にも嘘はなかったし、九尾事件についてもオビトがサスケに嘘を言う必要はない・・・
ワケあって、あの時点でサスケに真相の詳細までは語れなかったのかもしれませんが、大まかに言って・・だけど事件の「真相」を端的に、嘘ではなく「正直に語ったら」いわば天災という言葉になったのではないだろうか。
 
特に《神》の存在だとか「天変地異」を起こす自然エネルギーの塊《十尾(神樹)》が登場したことで、オビトが語った九尾事件の説明《いわば天災》という言葉は、さらにさらに深い意味を持ってきたのではないかと考えています。
 
天災・・・天、自然による災い、神の怒り・・・
 
九尾事件は、人間が尾獣の力を使って愚かで悲しい戦いを繰り返していることへの天(自然)の怒りが引き起こした「いわば天災」、本当の黒幕は神(自然)なのではないか(黒幕という言葉は適切じゃないような気もしますが)・・・「リンの事件」でオビトとともに血の涙を流した「十尾」の怒り。
 
だとしたら、ナルトは自分の「生まれた日」に、すべてが始まったあの日の「本当の意味での解決」をすることになるのかもしれません。「天の怒り、悲しみ」を癒し、和解して・・新たにこの日を「希望の始まり」にしてくれるんだろうか。
 
運命に選ばれた二人のうちの一人、「ナルト」が生まれた日・・・ナルトが「運命」に選ばれた日、10月10日。 
 
 
 
ナルト、誕生日・・おめでとう。
 
 
 
 
 
 
 
(駄文読んでくださって感謝)。
 
 
 
ナルト好きブログ! 2013/10/10・・厳密には9日だけども