ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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「つながれた手」と、そして・・・(654話雑考追加)

「つながれた手」と、そして・・・(654話雑考追加)

今週は差し出されたナルトの「手」、そしてリンの「手」の温もり、最後のコマでアップになったオビトの「手」・・と何度も「手」が出てまいりましたが、この戦争編に入ってから何度も「手」が登場しますねぇ。特に《繋がれた手》という形で・・・
 
九喇嘛とナルトの拳の挨拶(尾獣式あいさつ)、エービー兄弟の拳の挨拶、九喇嘛とカカシの繋がれた手、ヒナタとナルトの手つなぎ、柱間の手を取ったマダラの手(相子の時)、「かつての」カカシとオビトの和解の印等々・・・とにかくよく出てくるのが「手」。手なんです。
 
ちなみに、当ブログのプロフィール画像は「ナルトとサスケの和解の印」にしてますが(どうでもいい話ですが)、それはこの《繋がれた手》が、NARUTOという漫画の「心」を一番感じられるからなんです。「手」というのは、あったかい・・温かく包んでくれるもの、その温もりが心を伝えてくれる。たとえナルトみたいに「チャクラ経由で相手を知る」ことは出来なかったとしても・・その「温かさ」は伝わる。
 
今週の最後のコマなんですが、穴から見上げていた「月」を、オビトの「手」が覆いかぶさるように隠してましたね。月の代わりにオビトを癒してくれるのは「手の温もり」・・
 
神樹の花も、花弁が手のようにして中の実(眼)を大切に包み込んでいますが、その花びら(手)が開いて中に在る眼が水晶玉のような月に投影されれば、神樹の夢が現実化してしまう・・・
 
以前、大蝦蟇仙人の見る「夢(予言)」は絶対に外れないという「不思議」について記事にしたことがありますが、大蝦蟇仙人が見る夢(何者かの夢)は現実化するという まるで無限月読(あるいは限定月読)のような現象がNARUTO世界の現実では起きているわけでして・・ 
それに長門が言っていた「本物の神の仕業」の話もあるし(48巻)、NARUTO世界の現実とは何者かの「見えざる手」によって動かされているのではないかとさえ思われる・・・ 
 
何者かの見えざる「手」・・・もしかしたらナルト達の居る現実も、何者かの「手」の上で転がされているのではないかという疑問も「ちょっとばかり」あるのです。 長門が言っていた「本物の神」とは何なのか・・・大蝦蟇仙人が見る夢は「誰の夢」なのか。
全てが「神の仕業」ではないにせよ、「何者か」が現実世界にちょっとばかり関与しているのではないか(道案内のようにして)という疑問もやはり出てくるのです。
 
そこで気になってるのが、この「手」でして・・・
 
神樹の花は、花弁(手)が実(眼)を包むような形になっていますが、それは外道魔像の形とも似ています↓
 
イメージ 1
《魔像の、顔(眼)を手で包み込むような形・・いや「鎖でつながれた手」》
 
この魔像の「手」も印象に強く残っているのですが、この魔像は以前トビが「月の眼計画」について語った時の姿にも似ている・・という話を以前もしましたっけ↓
 
イメージ 2
 
(写輪眼を持つグルグル仮面の「実」が、
包んでいた花弁を開いて天を仰いでいるような画・・48巻)
 
そしてそれは、月を手(尾)包み込むような十尾の初期形態にも似ておりますし(あえて色を反転させてます)↓
 
イメージ 3
 
あえて色を反転させたのは、そうすると「十尾の初期形態は、九尾事件時の仮面の模様にそっくり」だという事が分かりやすいからです。これも過去に話題に出してておりますが、九尾事件の仮面を横にするとこうなります↓
 
イメージ 4
 
これらはまるで神樹の「実」、そして外道魔像そのもの・・・
 
そして、この横にした仮面の模様は、羽衣(ハゴロモ)一族の家紋にも似ています↓(この話も以前過去記事でしましたっけ)
 
イメージ 5
 
だいたい、わざわざ「羽衣一族の家紋」(65巻で登場)なんてのを今さら「登場」させたのは、これには何かしら意味がありそうだ・・なんていちいち勘ぐるのが私の悪い癖なのですが;でも羽衣といえば連想するのは「大筒木ハゴロモ(六道仙人)」なわけでして・・
 
そしてついでにもう1つ、『これらの模様』はオビトの「右顔」にも似ています↓
 
イメージ 6
 
(あえて分かりやすいように横にしてみましたが・・
やはりオビトと「十尾」の関係は、かなり宿命づけられたものだったんじゃないかと)
 
ここまでくると、神樹(十尾)、ハゴロモ(六道仙人)、オビトと十尾、オビトと羽衣一族(特にオビト母ちゃん=着物姿)、そして九尾事件の「仮面の正体」・・・これらが芋づる式にずるずるっと繋がって出てくるのです。
なので、オビトと十尾の「関係」、オビトがマダラに「選ばれた理由(木遁をいきなり使いこなせた理由)」が判明さえすれば、それを突破口に、これまた芋づる式にずるずるっと新たな真実が出てくるのではないか。そして忍達が最終的に向き合うべき相手の「姿」も見えてくるのではないか・・なんて思ってしまうのです。
だから対オビト戦は本戦前の前哨戦に感じるのです・・・オビトと闘い終えたことで、その背後に居る「本当の相手」の姿がようやく見えてくるのではないか、と。
 
六道仙人は十尾を「正しく導けなかった」と言っていましたよね。
十尾の抜け殻・外道魔像の手は鎖で「繋がれた手」・・・どこか悲しげな「手」。
その繋がれた手を、いつか忍達が温かい手の温もりで「繋ぐ」ことができたなら・・・(ナルトがオビトの手を繋いだように)。
 
 
 
☆駄文読んでくださって感謝。
 
 
 
 
☆今週ラストのオビトの「手」、かなりごつい(ナルトの手も「がっしり」してる)。カカシやイタチは繊細な手をしていますが・・結構「手」にも個性がありますね。
 
☆実は、今回・・本当は「ある人物(今まで書いてない)」の雑考を書きたいと思っていたのですが(重くない内容です)、これは近いうちに(書けたらと・・)
 
☆コメント、なかなか個別にお返事できなくてすみません。