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オビトの受け入れるような表情の「理由」の雑考 (655話感想追加)

オビトの受け入れるような表情の「理由」の雑考 (655話感想追加)

 
(すみません)やっぱり、オビトは本気で無限月読をするつもりは無かったんじゃないか・・という話なんですがね・・また色々各方面から怒られちゃいそうですが。
 
次週のジャンプ、岸本先生は恒例11月の休載なので、まだ時間がある…なので今週のNARUTOについて、ゆっくり追加していけたらと思っています。
 
まずは・・・
 
数年前までは《この眼があっても ちっとも先なんて見えやしない》と言っていたカカシ・・・だけど、時空間に入ってカカシの《この眼》に飛び込んできた光景は《ナルトとサスケが並んで立つ姿》。それが、カカシの《この眼》に見えてきた「先(未来)」・・・
 
今になってやっと「オビトの右の写輪眼が見た光景」をカカシが見ることが出来たのは、カカシの見るこの世界にも確実に「希望(先)」が形となって見えてきたからでしょうか。
 
・・とはいっても、“現実的には”カカシは「時空間に入っていたから」オビトと視野共有できたんだろうとは思ってます。
ちなみに、リンが死んだ時に「カカシの左の写輪眼が見た光景」がオビトにも見えたのは、あの時オビトはグルグルを着て「グルグル(外道)の空間=時空間」に入ったからだろうと相変わらず推測しておりますが(グルグルの中は神威空間そっくり)、時空間の中に居れば“もう一つの眼を持つ人が見た光景”は見ることが出来るのかもしれません。
 
つまり・・神威空間には神威の眼で見た光景が飛び込んでくる… 
 
いや、もしかしたら神の空間(外道の居るあの世との狭間)には、全ての写輪眼の「対(スペア)」が見る光景が飛び込んでくるの「かも」・・・
 
それはさておき。
 
だから、カカシが初めて「オビトが見る光景」を共有できたのは「時空間にいたから」じゃないかと思うんです。そして、そこに「オビトがカカシを時空間に置いてきた理由」もあったんじゃないかと思ってしまうのです。
 
最近の「弱々しい迷うオビト」を見ていると、確かに無限月読に逃げるつもりだった「意志を曲げてしまった人」に見えちゃうし、実は私も「そうなのか?」と一瞬迷い始めたぐらいだったんです。 あの「負けを受け入れるような表情」も、ナルトと話して「今だからこそ」受け入れるつもりになった表情にもみえる。
でも、今までオビトがカカシにやってきたことの「轍」を見ると、違う面も見えてくるのです。
 
例えば、オビトがカカシに「神威のトレーニングをした理由」・・これ、絶対に「理由」はあるハズなんです。だって戦争中(しかも大詰め)に敵側であるカカシに「神威の猛特訓」なんてする必要は全くないんですから。 
しかも、無限月読で「理想的なカカシ」を幻術で創れるのなら、今さら神威の特訓なんてする必要は無いのです。なのに、今まで時空間に出入り出来なかったカカシを特訓で「行き来可能」にさせ、さらにオビトは・・
 
「だが…もう一度時空間から戻ってこられるか…?その状態で」(609話)なんて言ってる。
 
「その状態」とは、『チャクラを消費してボロボロ状態になったカカシ』という意味ですが、オビトはその状態のカカシをもう一度時空間に送り込んでるんですね「確認」のために。
 
でも、この時は「思いがけず」九喇嘛がカカシにチャクラをプレゼントしてくれたから、カカシは「フルパワー充電して」すぐに戻ってこられたのですが・・
あの時、オビトは何をしたかったのだろう? 「ボロボロ状態」で時空間に送ったら、どのぐらい時間が経ってからカカシは戻ってくるのかを確認したかったんじゃないだろうか。
 
つまり、オビトは《はじめから》カカシと時空間内で決闘して、カカシを置いてくる「予定」だったのではないか。 決闘して手傷を負ったカカシが、ある一定時間を経過した後「自力で時空間から戻ってこられる」ことをオビトは事前に計算し、予定していた可能性が高い。
 
・・・そして現実に、カカシはオビトと時空間内で決闘して手傷を負い、ボロボロになったものの・・一定時間を経過した後、モニター中継を通して外の状況を確認し『ちょうどいいタイミング』でオビトに止めを刺す為に「戻って来ることが出来た」。
 
なんだかなぁ・・一連の「神威の特訓」、「ボロボロになっても時空間から戻ってこられるかの確認」は、「この時の為」の準備だったように思えてならんのです。いや、そう思うと今までの「オビトのカカシへの態度」も納得がいくのです。
 
今週(655話)のオビトは、サスケが刀を抜いて向かってくるのを見て《そうか…負けか…》となぜか穏やかで「嬉しそうな」表情をしてましたけど、さらにその後カカシが出てきてオビトを突こうとした時も、極めて「穏やか」な表情なんです(ジャンプ118頁下の絵)。
 
これ、神無毘橋で「お前は立派な上忍だ」と言っていた時の「死を受け入れる表情」とも似ていますし、629話で「オレとの約束を守らなかったことで気がとがめたか・・?」と言ってる時のオビトの穏やかな表情と似ています。
全て納得して、受け入れるような表情・・・それは「これを待っていた」からなんじゃないだろうか・・?
 
時空間内での「決闘」も、カカシを「約束を守れなかったことへの後悔」から解放し、オビトを殺すことへの躊躇を「吹っ切らせる」為だったんじゃないか(要するに練習)と思えてきました。だいたい「カカシとの時空間内での決闘」だって、あんなに忙しい時にわざわざやってるんだし、これまた完全に「寄り道」なんです。
なぜ、あんな忙しい時に「寄り道」が必要だったのだろうか・・?
 
オビトはやっぱり、最後にカカシに止めを刺してほしかったんじゃないかと思うんです。そしてカカシに「無限月読を止め、世界の敵のオビトを倒した英雄」になってもらいたかったんじゃないのかなぁ・・。「もし」そうだと仮定した場合、オビトは「自分が倒されること」を予想し、望んでいたということになる。
 
オビトの最近の「言動」だけを見ていると、確かに本気で無限月読を望んで本気でこの世界を捨てたように見えるんだけど、今までオビトがやってきた事、オビトの「轍(わだち)」を見ると・・単純にそうは思えないのです。オビトが「この世界」に残してきた轍のほうを見ていると・・
 
言動(チラッと見えた心、記憶)から受け取れるものが全てなのか・・
あるいは「轍」が語るものが真実なのか。
 
そして、オビトの「計画」にまんまと乗せられてしまった(かもしれない)カカシ自身も、まだまだ分厚い仮面を被ってるのかもしれません。カカシも、オビトもまだ色々と「これから」・・。
 
 
 
☆その他、《カカシとサスケ》のこと(千鳥の事)、この場に揃ったメンバーの事(ミナト、ナルト、サスケ、カカシ、オビト)のこと、その他の登場人物の雑考などを今後加えていければ、と・・まだ時間がありますから。
 
☆駄文読んでくださって感謝。
 
 
 (ナルト好きブログ!2013/11/22)