ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

水影メイの「結婚願望」について

水影メイの「結婚願望」について

そろそろ、早いところでは次週の話も出回ってる頃だろうし… 直接今の話とは関係なさそうな話題をちょっとだけ。 …とは言っても、今週の「絵」からの雑考なのですが。
 
各忍達の「夢」…今のところ、“やっぱりそうか”と思うような夢ばかりでしたね。 もっと…“えっ、この人こんなこと考えてたの!?”みたいな「意外な夢」も期待してたんですがね…それは「まだ」なのかな。
 
そして、やはり“やっぱり”だったのが、水影メイの「結婚願望」。
 
 今週の感想では、「メイの夢」で描かれていた、他里の影達に祝福されている「平和な雰囲気」と綱手の「苦虫を噛み潰したような表情」が気になった…と書いたんですが、もう1つ気になった事がありまして… それは、あの絵の中に『霧隠れの忍達がいなかった』ことなんです。青とか、長十郎とか、ほふふの長老とか…。
 
 もちろん、単純に「絵の(コマの)枠に入りきらなかった」だけではあるんでしょう。反対側に居る…とかね。 だけど、それでも「枠内に入ってない」ことが気になったのです。 メイが「自分の結婚を祝ってほしい」のが、自里の側近達“以上に”他の里の影達…という事なんじゃないかと思ったんです。
 
《イケメンな相手と、素敵なドレスと、他里の影達という超豪華なゲスト達》…理想的な「セレブ婚」… 誰もが羨む、憧れの結婚式。「完璧」です。何の…「汚点」もない。
 
でも、この絵の中に「青」とか「ほふふの長老」とか入っていたとしても、何の問題もないように思える… だけど、メイ的にはそれだと「やや難あり」だったのかもしれません。 メイは、この夢の絵の中から「意図的に」青たちを排除した可能性もあるんじゃないだろうか。…なぜなら、彼らは《事情を知り過ぎた人達》かもしれないから(青は情報通だから、特に「いろいろ」知ってるだろうし…)。メイの、過去の「事情」…
 
 メイの「過去」に何があったのかは定かではありません。ただ…推測できるのは《婚約破棄》という言葉に過剰反応してた事から、過去にそういう事があったらしい…ということ。 それも「破棄されちゃた」のかもしれない。 つまり、メイは強い「結婚願望」を持ちながら、それ以上の「結婚トラウマ」を抱えているかもしれないって事…。
 その過去は『触れたくないし、触れられたくもない』…そしてそれを知ってる(可能性が高い)人達は、メイにとって、ちょっと「煙たい存在」なんじゃないだろうか。忘れたい「過去」を知られてる…ってのはちょっとね、あまりいいモンじゃない。
 
「無限月読の夢」ってのは、本人の願望がそのまま実現される夢なのだろうから、その「嫌な過去」でさえ「無かった」ことになってるのかもしれません。 
 でも、それでも《現実世界では事情を知っていそうな青》を、この「理想の絵」の中に登場させてしまったら… あの青のことだから《水影様、良かったですね…「今夜く」らい「はき」れいな夢をゆっくりと》…“コンヤクハキ”とか言いだして「台無し」にしかねない…。 せっかくの「理想的な美しいセレブ婚」が、急にドロドロな過去混じりの「かなり現実的なモノになっちゃう」かもしれない…。
 だからメイは、「無かったことにしたい過去」と一緒に「それを知っていそうな人たち」もセットで「理想的な夢の絵の中から排除」しちゃったのかもしれません…夢の中でさえ、無意識的に意識的に。 
 
 メイが「婚約破棄された(?)」理由は分かりませんが、男を「溶かしてしまう」ぐらいの忍ですから…あまりにも「強すぎる」ことが男に逃げられた(?)原因の1つかもしれません。「強い忍」であることはメイにとっても誇りでしょうが、その反面その強さがコンプレックスでもあるかもしれない… 「強い」というより「美しい」と言われたいかもしれないし、「影」として皆から慕われる以前に本当は「女」として「一人から」慕われたいのかもしれない…
 
 メイは、無限月読の夢の絵の中で「綱手」にあんな顔をさせてましたが… あの綱手はメイが危惧する「将来の自分」…いや「今の自分」なのかもしれません。
《自分より若い人が先に結婚して幸せになっていく…そしてそれを立場上祝福しなければならない》…これ、メイにとってかなりの「苦痛」なんじゃないのかな。あの綱手は「メイ」自身の本当の姿なのかも…
 その一方で、いくつになっても「強いが美しい」綱手という存在は、メイにとって本当は「憧れ」でもあるのかもしれません。「結婚」に囚われず、自由に生きている綱手(とメイは思っているかもしれない)…それは「ああなりたい」という理想でもあり、かつ「ああはなりたくない」という恐れでもあるのでしょうか。
 
しかし…現実世界では、メイは「無神経な発言をする」青に対して「黙れ殺すぞ」なんて言いながら、ハッキリは言えないんですよね…《婚約破棄とか婚期とか連想させる言葉は、言わないでちょうだい!》なんて事は。
 「言えない」ってことは、今もまだ十分「傷ついている」って事だと思うんですよね。「過去」として割り切れない、まだ笑えない…。その言葉を口にしたくもなければ、耳にしたくもない…克服出来てないんですねぇ。まだ、その過去を「無かったこと」にしたい、「見たくない」…意識的に過去と向き合うことから逃げてる…のかな。
 
メイが「本当に」現実世界で幸せな結婚を実現させるためには、あの「夢」の中の絵にも…ちゃんと霧隠れの側近たちが一緒に並んでるようにならなくっちゃ、ダメなのかもしれません。
 ホントなら、メイの今までの「けして平坦ではなかった」人生を知ってる彼らこそ…一番『彼女の幸せ』を願っているはずなのですから…
 
 
 
 
☆駄文読んでくださって感謝。
 
 
 
(2014/06/05 ナルト好きブログ!)