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NARUTO-ナルト-総集編雑考 ⑤ 第一部ラストの言葉たちと「今」

NARUTO-ナルト-総集編雑考 ⑤ 第一部ラストの言葉たちと「今」

 
第一部ラストの、各個人の「誓い」のような言葉たち… 
そして、あれから4年。
ほぼ「誓いの言葉通り」に目標を達成した人もいれば、「目標達成」が“本人にとって意外な、まさかの形”での達成だった人たちもいて…それが結構面白い。 
 
例えば…本人が想像していた「以上」のいい形で実現した例として、

 
・まず、サクラ。
 
サクラ第一部ラストの言葉は…
 
「ごめん…ナルト…少し待たせることになっちゃうけど…
「今度は私も一緒に!」 

うん、確かに「待った」。 彼女の努力が「百豪の印」という形で実ったのは、第四次忍界大戦2日目ですから。
ナルトやサスケの“眼に見えるような”成長スピードに較べると、サクラの成長は表には見えなかった…そして時間を要するものだった。 だから「焦る」事も多かっただろうに、よく諦めずに地道にチャクラをため続けた… サクラの「毎日積み重ねる努力」こそ、綱手に「弟子入り」を認められた理由…(そのあたりについては※サクラと水仙の花にて)。「待たせることになったけど追いついた」のはその通りだった。だけど、それが綱手しか成し得なかった「百豪の印」になるとは…上の発言をした時のサクラにとってもこれは「まさか」の結果だと思う。いい意味で…
 
・そして大蛇丸
 
大蛇丸、第一部ラストの言葉は…
 
「ああ…私の未来はこの子の中に在る…」 大蛇丸
 
「この子」ってのはサスケの事ですが、これも実現しましたねぇ。今や、大蛇丸の夢(未来)はサスケの中に在る。
 
一時は、この大蛇丸の野望も「潰(つい)えた」ように見えましたが、結局、大蛇丸の夢は「かつて考えていたのとは違う形で」実現しようとしている。己にサスケを取り込むのではなく、サスケが大蛇丸の夢を「サスケ流に」実行するという形での実現… これは大蛇丸にとって「まさか」の展開だったかもしれないけど、大蛇丸ご本人はいたって満足げな様子。
 
 
・そしてカカシ。
 
カカシの第一部ラストの言葉は、
 
「この眼があってもちっとも先なんて見えやしない… 
お前が生きてたら…今のオレに何て言うんだろうな…なあ…オビトよ」
 
これはもう、言うまでもなし。 カカシの第一部ラストの言葉は「実現した」…まさかの「生きていたオビトとの再会」。こればっかりは「本人の努力」ではどうにもならない事だけに極めつけの「まさか」の展開とも言えるし、「オビトは生きているかも」という実に分かりやすい伏線とも言えた…。私が「トビはオビト」にこだわっていたのも、こういった伏線があったからでもありました… 
 
かつてオビトが「昔のカカシ」に言ったのは「お前は立派な上忍だ」だった。
そして、生きていたオビトが「今のカカシ」に言ったのは「六代目火影になれ」だった… 「その通り」に叶ったオビトとの再会。そして言われた言葉は「まさか」の言葉…
 
そして同じように「まさかの再会」を果たして「まさかの言葉」を貰えたもう一人が…
 
 
・それは…ナルト。 
  
「見ててくれ…」 (四代目火影の顔岩に向かってグッと拳を握る)
 
これがナルト第一部ラストのシーンなのですが、…そして「見てて」もらえましたね、四代目に…父ちゃんに。
 
戦争後半で、ミナトが穢土転生されてナルトの「行く末」を見る事になるとは…これまたナルトにとっては「まさか」の展開だし、4年前には想像もしなかった事。正直言って、これは私も想像してませんでした。 
…ミナトに「誕生日おめでとう」と言ってもらって「見ててもらった事」…これでナルトの第一部ラストの言葉は叶った事になる。(サスケを連れ戻すと言った言葉のほうは、今のところまだだけど)…
 
 
・そして…チョウジ。
 
「これ食い終わったらさっそく修行付き合ってよね!アスマ先生!」
 
4年前、第一部ラストのチョウジ…焼き肉を食べまくってる姿に、ただ微笑ましいばかりだったんですが…この何気ないチョウジの言葉は、思いがけない形で「第二部」に繋がってしまった。繋がって「しまった」と言うべきなのか、繋がったというべきなのか。
 
チョウジも遅咲きタイプだけど、それでも第二部を通して少しずつ成長は描かれてたんですよね。アスマの弔い合戦、ペイン戦… だけど何と言ってもチョウジの能力が開花したのは「穢土転アスマ戦」だった。
 アスマ先生との最後の修業…アスマは最後にチョウジの修業に付き合ってくれたんですね、体を張って(穢土天体ではあったけど)。チョウジが「秋道家当主」にふさわしい男になれたのも、穢土転生されたアスマ先生が「最後の修業」に付き合ってくれたからだった… 
 これもまさかの展開、これは思ってもなかった「悲しい形での実現」ではあったけど、だけどこれはチョウジにとって最高の「アスマ先生への恩返し」にもなったと思う。 弔い合戦よりもずっとずっと…
 
・そしてもう一人、シカマル。
 
シカマル第一部ラストの言葉に「ふさわしい」のは、前回も書いた「次こそは… 完璧にこなしてみせます…!」…涙を流しながらのあの「誓い」は、立派に果たしてみせた…んだけども。 実は、シカマル第一部ラストの言葉はこれじゃない。
 
「一言多いぜ… これだから女って奴は…」 …だった。
 
「女」ってのは「テマリ」の事ですが、「これだから女って奴は」ナンと言おうとしたのだろう?「めんどくせー」と言おうとしたのかとは思うけど、「言おうとして止めた」理由は何だったんだろう。
 
シカマルと言えば、無限月読の夢の中でテマリ相手に「結婚」について喋ってる… 
結婚なんて…めんどくせーこと オレはやめとくか…」なんて言ってるんですが、あれって実は婉曲的にテマリへのプロポーズしてるようにも取れちゃうんですよね。
シカマルって、ホントに「メンドクサイ」時にも「めんどくせ~」と言いますが、「愛おしい」と思うような時にもボソッと「めんどくせ~」と言う。あの「めんどくせー」も実は「いいなぁ」という意味…「結婚への憧れ」を示していると私は受け取りました。
 
ただ第一部ラストで、あの「女って奴は…」とテマリに語りかけて「止めた」のは、言いかけて「どっちの意味のめんどくせーなのか」(本当にメンドクサイのか、愛おしいのか)ちょっと迷ったからじゃないか?なんて思うんです。 そして、第二部ではテマリとの間に「この後に続く言葉の意味」がハッキリするのではないか…なんていう「ちょっとした予感」がありました。
 この戦争で、シカマルはテマリと同じ部隊だったし、テマリには「火影にふさわしい」とまで思われるようになったし… シカマルは「本音丸見え」の夢の中でテマリにあんな事(本音と逆のようなセリフ)を言ってる。って事は…
 
あの第一部ラストの「これだから女って奴は…」の続きも「めんどくせ~(厄介、うざい)」という意味ではなく、「愛おしい」というほうの「めんどくせ~」を言おうとしてた…という、あの時の言葉の「答えが出た」事になるんじゃないか…などと思っております。シカマルって言うと「優秀な頭脳」のイメージが強いけど、実は「結婚願望が強い、基本戦いはメンドクサイと思うタイプ」…同期の中で一番結婚が早そうなのは、シカマルかな… 
 
 
…等々と考えてはみましたが、読者の数ほど「第一部ラストの言葉と今の彼ら」の結び方はあると思います。あくまで、一例として…
 
 
 
☆「続く言葉」といえば、ネジはどうなんだろうなぁ…これは私の中ではまだ「答え」が出ません。
ネジ第一部ラストの言葉「まだまだ先があるはずだ・・・それが見えるまで」 …「それが見えるまで」どうだというのか。 あの言葉に続く言葉は、何だったんだろう。ネジの場合も、これに『続く言葉』が第二部に繋がっているはずだと思うのですが…
 
 
 
☆駄文読んでくださって感謝。
 
 
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