ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO‐ナルト‐72巻、読みました! (感想ではないのですが…とりあえず72巻の事を少々)

NARUTO‐ナルト‐72巻、読みました! (感想ではないのですが…とりあえず72巻の事を少々)


表紙の《七代目火影》ナルト、後姿がいいですねぇ… 第1巻の表紙では「いたずらっ子」だったあのナルトが…こんなに立派になって…うん、感無量です。 でも、1巻から72巻まで揃えて並べると…ハァーっと複雑なため息が…これで「終わった」感がひしひしと。あぁ、やっぱり「終わった」んだと…(いまさらなんですが)。 もちろん、NARUTOは完結しても、読者がいる限り「在り続けて」くれるわけだけども…

 さて、第1話「うずまきナルト‼」で始まって第700話「うずまきナルト‼」で終わって。 72巻は、1巻まるごと物語のエピローグ… 
 71巻で長い戦いが終わって、72巻はマダラと柱間、カカシとオビトの和解に始まり…そしてナルトとサスケの和解で物語が綴じられる。 最後は静かな静かな「結び」の物語(実際に手を結んで終わった訳だけど)… 壮大な物語の終わりにふさわしい、穏やかで静かなエンディングでした。 

 表紙のナルトは、父ちゃんである「四代目火影」と同じ柄の「七代目火影」の羽織をまとっていますが、「頼もしい背中」という点では似てますが、うん、どこか違う…。 四代目の背中は《一人で重たいものを背負って立つ》背中…「盾」になるような背中で、里を守る為に「何かに立ち向かう」姿に見えたんです(で、実際にそうだった)。 だけどナルトの背中は、その先に見える「青空」を思わせるような…爽やかなものを感じるんです。 ナルトが見つめる「先」は晴れていて…明るい未来を予想させるような、幸せを感じさせてくれる表紙でした。

 
 
 さて…以前はコミックスが出る度に「変更点(加筆点)」を書いていたんですが、最近は、なんだか「粗探し」のような気がして止めていたんです。今回も須佐能乎の画など細かい事は置いといて…だけど「1つだけ」。  
 今回新たに追加された「無限月読解術の、子の印を結んでいる時のナルトとサスケの表情」(172~173頁)…これがね、二人とも、すごくいい表情してる!

 ジャンプの時は「二人の背中」から(どんな表情をしてるんだろう)と推測して…それはそれで楽しかったんですが、でも実際の二人の表情は「想像以上」でした。 静かだけど力強く、「近く」にお互いを感じながら「遠く」先をしっかりと見据えてて…。 二人が見ている「先」は、72巻の表紙の「青空」のような、光に満ちた「先」だったんだろうか…なんて思えてくる。 静かに熱ーい感動が、ひしひしっと伝わってくる…

 
 「青空」というと、私は442話のカラー扉絵(弥彦、小南、長門とナルト、サスケ、サクラの6人の「今と昔」が並べて描かれている画)を思い出します。 弥彦の背景が「青空」だった事を…
 本来なら、雨隠れは「雨ばっかり」のハズなのに、弥彦の背景だけは「青空」だったんですよね…それも眩しいぐらい、澄み切った明るい青空なんです。 彼が見ていた(信じていた)「先」も、きっと72巻の表紙のような青空だったんだろうなぁ…と思うと、ナルトが見ている「先」というのは、多くの人達の想いが託されたものなんだって事を、改めて感じるのです。 そして、ここに辿り着くまでの長い道のりと、多くの人達の「失敗」やら「想い」やら…  
 だから、今度は…表紙のナルトの背中を見て「どんな表情をしてるんだろうか」と想像してしまう。どんな顔して里を、そしてその「先」を見つめているんだろう‥。

 今回72巻として691話から700話を読み直して、改めて感動したり思う事があったりするのですが…まだまとまらないので、もう少し頭の中を整理して、後日記事にてアップしたいと考えております。 
 

 が、今日はとりあえず1つだけ…ラストの699話から、このセリフを。
 


 
「オレに憎しみをぶつけてきてもおかしくなかったはずなのに お前はずっとオレの事を友だと言った」

「いがみ合っていたちっぽけなオレ達が今は互いの心を痛み合うことができる」

「そして旅を通し世界を見てこう思った… このことはオレ達だけじゃなくもっと大きなものにも言えることなのかもしれないと」

「だがお前のようには なかなか出来るものじゃない」
「大きなものならなおさらな」

「それは祈りにも似た想いだ」…


痛いほど」心に響いてきたのは、ラストのサスケの言葉でした。

最近の我々の世界での出来事を考えると、憎しみが新たな憎しみ悲しみを生んで…新たな報復を生んでしまってる…それだけに、これらのサスケの言葉は重たく感じます。
 ナルトのようにはなかなかできるモノじゃない…だけど、いつか「ちっぽけなところから」でも、少しずつ、少しずつ互いの「痛み」を想い合えるようになれたら…


それは、まさに「祈りにも似た想い」です。



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(とりあえず、今日はここらで…)




(ナルト好きブログ! 2015/02/04)





☆読んでくださって感謝…



☆今はひたすら春の連載を待っています…


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