くNARUTO 外伝 700+8話 本物
偽者だろーが本物だろーが そんなのはどーだっていい
助けてーって想いがあったんなら…
それが本物だ!
……
「行くぞ! ママを助けに!」
いい事言うなぁ―――ー…ナルト!!
その「言葉」が薄っぺらじゃないのは、そこにナルト自身の経験からくる共感、想いがあるから…そしてその言葉は「上手い」とかじゃなくて、「温かい」。
ここに、ナルトが一緒に居てくれて、本当に本当によかった。
ナルトがサラダの心に寄り添い、二人の心が共鳴し、サラダが「本物」を見つけていく過程…今週はもうこれに尽きると私は思っているので、今回はこれに絞って雑考していこうと思っています(だからいつもよりは短文…それでも長文)。
しかし先週の感想で、「今すぐにサラダの器に愛を入れてあげるのは父親の役割だ!」なんて書いてしまったのですが、今回その役割をしてくれたのはサスケではなく《ナルト》でした; もっとも、ナルトは愛を「入れた」のではなく、ママの愛を「気づかせた」というか…
サスケにはあとで「パパ」として、ちゃんとサラダに愛を伝えて欲しい…親子の時間は「まだまだこれから」…時間はたっぷりあるのだから。
・想いを伝える「言葉の温もり」とその「目線」
《七代目には関係のない事ですから!》
《私には本当の家族なんていないんだって事がよーく分かりました》
《それから…七代目は私じゃない …これはまぎれもない事実でしょ?》
ナルトは「サラダの事を放っておけない」…それを伝えようとするんだけど、すぐにはうまくいかないんですねぇ…これが。
「オレには関係ねーとか‥そういうふうにはいかねーんだ」「ボルトにもよく言って聞かせんだ…火影ってのは里の全ての人が家族みてーなもんだってな」と説明するんだけど、サラダには「全然通じない」。
「七代目には関係ない」「それはただの方便」「パパは全然里にいない、娘の顔さえ知らなかった、ママは私を騙していた、血が繋がってもいなかった」…「私には本当の家族なんていないんだって事がよーく分かりました」「七代目は私じゃない これはまぎれもない事実」「だから私の心の中も分かりっこない」「アナタは私と家族じゃない」
サラダは傷つきながら、その悲しみや怒りを次々と言葉に変え、それでいて理路整然と反論していく(彼女は弁が立ちますねぇ…)。 サラダがナルトの言葉に「温かさ」を感じ取れず、かえって心を固く閉ざしてしまったのは、ナルトの発言が「火影として」の発言であり「里の父親として子供へ向ける目線」であり、《上から目線》の言葉(=方便、ヘリクツ)》に聞こえたからだと思うんです。
「上から目線」と言っても、通常使われる「やや傲慢」という意味ではなくて…どっちかというと「子供を子供扱いして《言い聞かせてしまう》態度」という意味での「上から目線」…それが子供にとっては「オトナにとって都合がいい方便、ヘリクツ」に思えるんじゃないだろうか。
《上から目線》という言葉は、700+1話外伝冒頭で いのじんとチョウチョウがなぜか目立つ感じで使っておりまして(正直言うとあの時点では不自然な感じだった)、これも外伝の“キーワード”の1つじゃないかと思ったんです。 意識的になのかどうかはわかりませんが、このあたりの会話の絵は…ナルトがサラダを見る目が「上から見下ろす様な絵」で描かれている…優しい眼差しではあるんだけども(もちろんナルトのほうが背が高いんだから「当然」ではあるのですが)。
700話でも、ナルトはボルトに「里の皆は家族みたいなもん」「お前も耐え忍ぶことを覚えないと」と《言い聞かせて》いましたが、相変わらずボルトはナルトを《仕事ばっかりのクソオヤジ》と思っている。今週もナルトが《ボルトにもよく言って聞かせんだ》と言ってましたが、その《言い聞かせる》ってのが、子供から見たら《上から目線》なんですよね。 この前700+6話ではサクラも「ごめんね…サラダにはちゃんと言い聞かせてるつもりだったんだけど…」と言っていて、サラダがちょっとスネるような描写があったばかりです。
たぶん、ナルトもまだ《何故ボルトに自分の想いが通じないのか》よくわかっておらず、《言い聞かせていれば》「いつか」分かってくれると思っているんじゃないだろうか…? そしてナルトは、サラダにも同じように語ってみたんだけど…やっぱりサラダにも《通じなかった》。
「里の皆は家族みてぇなもん→だから→サラダの事はオレにも関係ある」とナルトはきちんと語った(つもり)なんだけど、サラダはナルトの言う事全てを「否定」する。「里の皆は家族みてぇなもん」なんて言われても抽象的で、それは「方便」にしか聞こえない‥
《そこでナルトは、サラダの目を見つめ、サラダの想いに自分自身の心を重ね合わせていく》…
「ナルトが思い出す、イルカ先生とサスケとの事」… 思いがけない形で「自分の中に九尾が入れられている」事実を知らされた時、ナルトは心が砕けそうになって…でもその時にイルカ先生がナルトの器を「愛」で満たしてくれた事、そしてイルカの事を「父ちゃん」ってこんな感じかなと思ったり…サスケのことを「兄弟」ってこんな感じかなぁって思った事を、サラダの想いに重ねるように思いだしていく。
「あの時」イルカがナルトにくれた《化け狐なんかじゃない こいつは木ノ葉隠れの里の忍者… うずまきナルトだ》という言葉は、ナルトの中でずーっと宝物であって、その「言葉」がナルトを守ってきたと(ナルトの心を見た)ビーが言ってましたっけ。 イルカはナルトと一緒に泣いたり喜んでくれたり、ラーメン食べながらナルトの話を嬉しそうに聞いてくれたり、盾になって守ってくれたり… サスケとは喧嘩したり競い合ったり…「痛み」を想い合ったり、「血」は繋がっていないけれど「想い」でしっかり繋がっていることを実感させてくれた。 「血よりも濃い本当に大切な繋がりは想い」だとナルトの心はサラダの心に「寄り添った」…その時ナルトが語った言葉は、
「…お前にとっちゃパパやママとの繋がりは その程度のもんなのか?」
「繋がりってのは時間や血だけじゃねーだろ?それより強えーもんがある!」
「想い それさえありゃあいい」…
「そんだけだ もういっぺん…自分にそれがあるか確かめてみろ」…でした。
最初はサラダに届かなかったナルトの言葉も、サラダと同じ目線で想いを重ねた時…今度こそ「血が通った」言葉になったんじゃないでしょうか。 ダルイ式に言うならば「言葉に誠がある」って事かな…? ナルトの言葉の温もりが「本物のつながり」を紡ぎ出し、ナルトとサラダが「想い」を繋ぎ合わせていく過程…それはまるで「第一話」のナルトとイルカを見ているようでした。
「やっぱりママを助けたい」という素直なサラダの想い…「想い」が「理屈や事実」を超えて「つながった」…やっとサラダもさっきナルトが言っていた《火影にとって里の皆は家族みてーなもん》という言葉の意味も分かったんじゃないでしょうか。
そして…サラダの心を開いたのは「言葉」だけじゃあなかったと思うんです。「想い」を伝えるものとして、その他に描かれていたのが…「手」。
もしかしたら「言葉」以上に想いを伝えたんじゃないかと思うのが「手」でして…「手」が伝える想い、その感触は《ガッ、ギュッ、ギュ、トン》といった擬態語によって、より深く繊細に伝わってきます。
・想いを伝える「手の温もり」と、その「音」
ナルトやサクラが、サラダに自分の想いを伝え、サラダの心を開いていく経過は《ガッ、ギュッ、トン》…この音を追いかけていくだけでも分かるような気がするのです。
・ナルトの《ガッとギュッ》
サラダが「自分には本当の家族は居ない、もう里に帰らない」と出ていこうとした時、ナルトがサラダの腕を掴んだ《ガッ》の音…あの音はサラダを「とりあえず急いで止めた」音。 その《ガッ》の音には、ナルトの「感情、想い」は感じられない…必要があって腕を掴んだだけの「状況」を伝える擬態語でしかなく、サラダは「!」「!!」「何ですか!?」という刺々しい反応をするのです。
まだ、この時「ナルトの想いはサラダには全然伝わってはいない」…。
その後、ナルトはサラダの反論を黙って「……」と聞いて、サラダがナルトの手を振り解こうとした時…今度はサラダの腕を《ギュッ》と握りしめる。
サラダは…「!?」とはじめは(まだ何か言うつもりなの?)的な目でナルトを見上げるのですが、ナルトは黙ってジッとサラダを見て目を合わせ…そしてイルカとサスケのことを思い出していき、自分自身の経験とサラダの想いを重ねていった。
あの《ギュッ》は、ナルトが自分の心とサラダの心を「重ね合わせる」ギュッという音だったんじゃないか…と思います。
(そして、そのあとにナルトの口から出た言葉は、今度こそ「想い」がある言葉でした)。
その「誠」のある言葉はサラダの心に響き、サラダはナルトの《ギュッ》に温もりを感じながら、ママの《ギュ》と《トン》も思い出していきます…その「手の温もり」を。
・サクラの《ギュ》と《トン》
サラダが思いだす過去… 小さい頃から「パパが居ない」ことをママに質問する度に、ママがくれた答えは「言い聞かせ」であって、サラダにとって「心に響く」モノでは無かったらしい。 ママの「パパは仕事で忙しい、だけどそれも私たちのため」「いつか分かる」という言葉は、やっぱり(いわゆる)「上から目線(大人都合のヘリクツ、方便、言い聞かせ)」だったのかもしれない…。
でもサラダが熱を出せば、ママは寝ずに看病をしてくれて(サラダに寄り添うようにしてウトウトしていて)…サラダは、ママの愛を「見ていた」…でも「見えないパパの愛」は分からない。 「いつかきっとそれも分かる」と言われても、パパの愛は見えないし感じられないから「分からない」…
でも、ママがしゃがみこんでサラダに目線を合わせて《ギュ》と抱きしめてくれた時… サラダは目に見えない想いを「感じる」ことが出来たんじゃないだろうか。
サクラはサラダの事が「かわいすぎて」、思わず力いっぱい、隙間の無いような《ギュ》という音で抱きしめた…あれはサラダの心の穴を「隙間が無いぐらい」満たしてあげたくて、パパの愛を代わりに伝えてあげたんじゃないだろうか。
「見えないパパの愛」も、サクラの《ギュ》という温もりでサラダにも“届いた”と思うんです。 言い聞かせなんかより、ずっとずっと「届く」…だからかな…サラダは涙を拭って笑顔になっている(この涙を拭くサラダの絵、とっても愛らしい)。
そのあと、サラダが(ちょっと嬉しそうに)「ママってさ パパとキスした?」と唐突に聞いたのは、ママが「パパからの愛」を《ギュ》という形で見せてくれたように、パパとママも《チュッ(?)》という形で愛を感じたのかどうか、知りたかったんじゃないだろうか。 言葉だけじゃなく「温もりを感じられる形で愛を確認できる方法」…(「もっといい事」というサクラの言葉に「ママのエッチ」とツッコむサラダって…この時何歳? ま、それも「形」としてはアリだけど)、
でもサクラが答えたのは…
《トン》
「その話はまた今度だ♡」
「……急に何?」
「……パパに会ったら分かると思うよ」
(お弁当を食べながら、ママのデコ遁とその温もりを思い出すサラダ)…
サクラ、あの時のサスケの「また今度な」が本当に嬉しかったんですね(699話の)。ママがサラダに教えてくれた「パパの愛情の形」…まだその「意味」をサラダは知らないけど、あの《トン》が、パパとママの想いを繋いでいるらしい事だけは何となく分かった。 そしてそのパパの想いを、今度はママが「サラダに伝えてくれた」事を、サラダは思い出す。
ママは《ギュ》という包み込む愛情と、パパの《トン》という想いをサラダに届けてくれた…家族を「血」より濃い「想い」で繋いでくれていたママ…。
そしてサラダは《やっぱりママを助けたい》という本当の想いとやっと素直に向き合えるのですが、でも《もう昔みたいには… どうしたらいいの?》と涙ぐんで、心が揺れてしまう…サラダの悲しい涙を見たナルトは、再び《ガッ》とサラダの腕をつかんであげるのです。
でも今度は「両手で」…そして「しっかりと優しく」。
・そして再び…ナルト2回目の《ガッ》と《ギュッ》
しゃがんで、サラダに目線を合わせて…サラダの両腕をしっかり《ガッ》と握ったナルト。 でも、今度の《ガッ》は「サラダの動きを止める為に掴んだ雑な動作音」ではなく…「サラダの想いをしっかりと受け止めた、ナルトの想いを伝える音」でした。
サラダの「ママを助けたいという想い」と「迷ってくじけそうになる想い」の両方を、ナルトは両方の腕でしっかりと「守る」ように受け止めた… 二度目の《ガッ》は、サラダの想いを守り支えるナルトの「想い」そのものでした。
「偽物だろーが本物だろーが そんなのはどうだっていい」
「助けてーって想いがあったんなら…」
《ギュッ》…(ここで、今度はナルトは右手でサラダの腕を優しく《ギュッ》と握る)
「それが本物だ!」
「……」
「行くぞ! ママを助けに!」
《ママを助けてぇ想い》を《それが本物だ!》と励ますように《ギュッ》と優しく握った手。 そして《サラダの迷いを払拭して、安心させてやる》ように《ギュッ》と優しく握った手。 この時、サラダはナルトの《ギュッ》をとっても温かく感じたに違いない。
それに…「それが本物だ!」と言われた時のサラダの大きく見開いた目…心から迷いや悲しみのモヤがサーっと消えていくような目なんですよね。
そして、サラダに合わせた目線でしっかりと見つめるナルト…このナルトの表情が、最高にいい。
けして押し付けがましくなく、穏やかで、とにかく「温かい」。 縦に並んだこの2つの絵を見ていると心がジーンとしてきて、なんだか…サラダの「血」とか云々はどうだっていいような気がして…「そんなこと」より、サラダは沢山の愛情で守られている事、大切にされている事、そしてサラダ自身の心にも愛がいっぱいある事…そっちこそ大切で、それはけして揺るがない《本物》なんだと心が熱くなってきます。 そして、サクラが「サラダを心配して駆けつける姿」やサクラが「サラダをギュと抱きしめる姿」…それらを見てると、サラダがたくさんの愛情をサクラから貰ってきた事がよーく分かる。どこからどう切り崩していっても、出てくるのは「溢れんばかりの愛情」ばかり…サラダは本当にいっぱいの愛に包まれている。
あのナルトの《ギュッ》は…ナルトの想いと、サラダの想いがピッタリ重なった瞬間。 想いは繋がる…サラダもそれを実感したんじゃないのかな。
そして、サラダを《ギュッ》と握ったナルトの「右手」はきっと温かくて、言葉よりもさらに温かい「血」を感じるものだったんじゃないだろうか。…だけど…
ナルトの右手は「柱間細胞製の義手」なんですよね(いきなり「事実」)。
包帯グルグル巻きだし、その中に「実際の血」は流れていないと思われるんですが(オビトが付けてた柱間細胞の手と似たようなものだろうから)…ナルトはその義手でサラダを《ギュッ》と握りしめたんです。 だけど、その「温もり」はきっと、サラダに届いていると思うんです…
「ナルトの右手の温もり」は「実際の血」による温かさではなくて、「想い」による温かさ… でも、それこそ《本物》の血の温もりってやつなんじゃないだろうか…?
大切なのは「実際の血」ではなくて「想い」…ナルトはそう信じているからこそ、「血の流れていない」右手でもサラダに想いを伝えられたんじゃないだろうか…と思うんです。
で…ナルトの言葉を聞いたサラダの写輪眼は、自然と《スッ》と普通の眼に戻っています。 うちは一族にとって『写輪眼に開眼したての時』というのは、ナルトが『自分が人柱力と知った時』のような重要な時だと思うんですが、その時に…心に憎しみや悲しみが植えつけられないで、ナルトが“即”《本物の想い》を見つけさせてくれて…本当によかったと思います。
ナルトの時も、ミズキの暴露の後“即”イルカが愛を満たしてくれたけど、もしあの時、誰もナルトの器に愛を入れてくれなかったら…ナルトは里の人達を恨んで復讐の道に進んでしまったかもしれない。
だから…本当に「絶妙なタイミング」でナルトがサラダを助けてくれたと思うんです。
・信じる想い
前にサクラが「パパとはちゃんと想いがつながってるから大丈夫!」と言った時、「何でそんなことハッキリ言えんの?」と聞いていたサラダだけど、あの《トン》こそ、ママにとって「パパと想いが繋がっていると信じていられる大切なもの」…それが「今はなんとなく」分かってきたんじゃないでしょうか。 で…今度はサスケが「オレの妻はそんなヤワな女じゃない 迎えに行ったら全部かたづけてる可能性だってある」と言った時、サラダは「……」とパパを見つめていましたよね。
ママは今「見えない遠いところに居る」ってのに、パパはママを「信じている」… 前だったら「何でそんなことハッキリ言えんの?」と突っかかっていたかもしれないけど、サラダは何となく嬉しそうに見ているんですね。 そこまでの「信頼」…それはパパとママが「本物の想いでつながっている」からなんだと、サラダはやっと実感できているんじゃないかと思います。
サラダのママは、サラダにいっぱい愛をくれたママ… そしてサラダは《ママを助けたい》と思ってる… 「届ける人がハッキリと分かってるなら、迷うこともない」「それなら…私にだって届けられる!」(700+3話)
信頼(信じる事)や想いこそ《他の人には分からない大切なもの》…写真なんかの「物」ではなく、家族の想いや信頼こそ《本物》の大切なものなのだと…サラダは感じ始めているのではないでしょうか…。
☆長駄文、読んでくださって感謝。
☆「その他」…今週思ったことを、ちょっとずつ。
☆サラダがナルトに「想いを繋いでもらった」…だけどナルトも「サラダに教えてもらってる」。 ボルトへの「言い聞かせ」が今まで空回りしていたのも、ボルトの心に「合わせる」のが足りてなかったのだと…ナルトもちょっと気付いただろうか?
でも、案外と「自分の家族の事」って客観的になれなくて、分からないかもしれないけれど…。
☆ナルトは、サスケに「お前後で話があっからよォー!!」なんて言ってますが、そんな風にあっけらかんと言えるのは、たとえあんな「事実」を聞いたとしても、きっと「サスケのことだから」ちゃんとした何かがある…と信じているからじゃないのかな。
☆サスケ一家の「本当の真実」がどうなっていこうと「想い」で繋がっているから大丈夫。チョウチョウにも「本物のつながりとは何か」を教えてあげられるだろうと確信しています。ついでにシンとクローンシンちゃんや大蛇丸にも教えてあげてくれ…想いは、全てを「超えられる」…って。
☆「お前にブツブツ言われる筋合いはないな!」
「いや!!お前に言われたくねェー!」と言い合える「ライバル同士」。遠慮なく言い合えるのも互いを信頼しているからこそ…かな。
☆次回はサクラが「即」シン達をぶっ倒しそうな気もしますが… シンは「オレの目的はお前ら平和ボケした遺伝子を根絶やす事、オレの邪魔をする遺伝子を消滅させる」とか言ってますが、気になるのは、彼がなぜそのように「強い種だけを残す」必要があるのかという事。それはカグヤが恐れた「敵」に備えてのような気もしないではない…
☆「シンさん」はともかく、相変わらず気になるシンの「右眼」…シンの思想を支配していそうな「右眼に宿るチャクラ」。「シン」さん親子問題は解決したとしても、右目に宿るチャクラの事や、神威を使うチビ十尾の事は…未解決のまま終わるのかな…?
☆サスケの眼、瞳力が「戻っていなかった」んですね。「カグヤの時空間の位置を調べその中に入るにはかなりのチャクラを…」と言っていたから、度々「カグヤの時空間」に居たんでしょうか。カグヤの時空間(いくつも世界がありましたよね)を調べるのにオビトは「サクラの百豪のチャクラ」を借りてましたっけ…それほどのチャクラをサスケは一体どうやって? それこそ香燐の助けを借りるとか、そういう事は無かったのかな。
☆ボルトの気持ちが分かるのはサスケのほうかもしれないですね。「血のつながりがあるからこそ苦しい」と思ったり「優秀過ぎる兄」を持っていたサスケの方が…
☆サラダに「トン」としたサクラのヘアスタイルのせいもあって、余計に「イタチとサスケ」を思い起こさせる… (大蛇丸もイタチ風の髪になっていたけど)。
何だかなぁ…イタチの「想い」もここに「生きている」そして「託されていく」気がして、感無量。
☆コミックスが、8月4日発売らしいから…あと2回ぐらいかな?外伝。
☆ヤマトも幸せにしてあげてください…岸本先生。
(ナルト好きブログ! 2015/06/22)