ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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在の書から「ナルトが火影になった日」の感想を少々…(ネジよ、見ているか?)

在の書から「ナルトが火影になった日」の感想を少々…(ネジよ、見ているか?)

映画BORUTO NARUTO THE MOVIE」来場でもらえる「在の書」に載っている描き下ろし漫画の感想を少々。

 映画が始まる前、その漫画についてナルト役の竹内順子さんが深ーくため息をつくようにして、岸本先生を恨めしそうに(?)見ておられたので、いったいどんな話なんだろ?と思ってたら……そうか、そういうことでしたか。 《ついに》火影になるハレの日に、こんな事があったなんて…笑っていいのか笑えないのか分からない感じだけど、ナルトらしいっちゃナルトらしいのかも(もっとも、カカシだって当日羽織が間に合わなかったハプニングがあったみたいだけど)。

 にしても、ヒマワリ最恐ですな…驚きました。 今までちょっとだけ登場していたイメージからは、ヒナタ似のおとなしそうな女の子だなぁ…なんて想像していたけれど、かなりの「意外性」を父ちゃんから譲り受けたお嬢ちゃんだったんですね。
しかも彼女の「白眼」を家族が知ったのも あの時が初めてだったようですが、ナルトが「どーゆーことだってばよ」なんて言ったり、ヒナタが「誰が」なんて言ってるぐらいだから、開眼の気配さえなかったんですね(そもそも白眼って写輪眼みたいに突然開眼するものなんだろうか)。

 日向家の人たちの眼は、白眼を使わない時も「特徴的な眼」をしているけど、でもヒマワリは普段はナルト似の青い眼。それだけに、両親でさえ「まさか」だったんですね。 これでボルトだって可能性が「皆無」とは言えなくなりましたが、でも私としてはこれは「ヒマワリだからこそ」の能力であってほしいなぁ…なんて思ったりもします。
 
 しかし「突然白眼を開眼した」ヒマワリですが、いきなりその能力を使いこなしていましたね。 「ロックオン」とか…いきなり人格まで変わっちゃってますが、そのちょっと前の「お父ちゃんおーきーて」(ちょんちょん)の愛らしい雰囲気とは、完全別人です。 
 相手がおにいちゃんであろうと、おとうちゃんであろうと容赦ない…倒してしまっても「大丈夫?」もなしに、獲物を血眼で…じゃなくて白眼で漁る。 スイッチ入っちゃうと、一定時間止まらないんだろうか。 なんだかな…前々作の映画「限定月読の夢の中のヒナタ」みたいというか…。

そしていきなり(たぶん誰にも教わらずに)休止の点穴を突くなんて… おそらくは「勘」でやっているのでしょうが、これも「日向の才に愛でられている」証拠、天才の証なのかもしれません。 (この際、まさかのヒアシじいちゃんがこっそり教えていた…という邪推はやめておく)

それにしても、天才的な白眼の使いこなしは、まるでネジが一定時間憑依しているかのよう…というか、ネジがヒマワリに力を貸してやってるんじゃないかと思ってしまうほど。
 でも、ネジの墓参りを欠かさないヒマワリのことだし、700話では「今度はお兄ちゃんと二人でもこれるよ」なんて健気なことをネジの墓前で言ってたぐらいから、それを聞いたネジおじちゃんが、嬉しくてヒマワリをいつも「守って」いる…そんなこともあっても面白いかな…なんて思ったりいたします。 
 だから、ヒマワリの大切なパンダ(くま?)のぬいぐるみが壊れて泣いたりしたら…「誰だぁ、ヒマワリを困らせるのは!よし、ネジおじさんが力を貸してやろう!」なんて…ね。 ヒマワリの中にネジが生きてる…いや、あのパンダ(?)の中にネジがいたりして(冗談ですが)…そんなことを感じてみたい。

 ネジって、クールで頭が固そうなところもあれば、意外と熱血漢なところがあったりしますよね。 前にあった読み切り(陣の書に載っているROAD TO NARUTO THE MOVIE)の、同期で銭湯にいく話…(私はあの話が好きで、あれは「ネジらしさ」がよーく出ていたと思っているのですが)、皆がはしゃいだりくつろいでいる中で、ただ一人リラックスせずに仁王立ちしていた男…それがネジ。 
「女湯を覗くな!」とばかりに女湯側の壁に背を向けて立っていたけど、壁越しに女湯を覗けるなんてのはネジだけですから…なのに、なぜか「何だナルト!」になるんですよね(笑)  それでいて、女湯で「きゃーっ!」と声が上がれば真っ先に駆けつける(ヒナタのためかな)…そういうネジだからこそ、「大切な女性を守るためには」男どもには容赦ない。 ナルトだろうがボルトだろうが、かわいいヒマワリを守るためなら「ロックオン」しかねないのだ(今回も、ナルトは完全に「とばっちり」なのだけど)。

 今回のヒマワリの「変化」も、ネジからの「ナルト火影就任おめでとう」だったのかもしれないし、「火影になったからといってヒナタやヒマワリを忘れるな!」という先制パンチだったりして。
 でもネジにとっては、ヒマワリの存在はかわいくてかわいくて仕方ないはず…特別な想いがあって当然。 ネジは「ヒナタとナルト」を守りたかったのだし、その愛の結実であるヒマワリの存在(もちろんボルトもだけど)は絶対守りたいはずの存在…そして、明るい太陽を見て育つヒマワリの存在は、日向を変えてくれる「明るい未来」の象徴でもあるんだろうと思います。

ボルトがネジ(の名)から名前をもらい、ヒマワリはネジの力をもらう…それは「憑依している」とかじゃなくって、ネジの想いがそこに在って、きっとあの世からずっと見守っている…だからしっかり前だけを見て歩いていけ!というネジからの力強いメッセージなのかもしれないとも思います。

  もっとも…ヒマワリのああいった二面性は、ナルト似の「意外性」でもあるけれど、ヒナタにも潜在的にその傾向もあるような気もします。  ヒナタも「ただおとなしくて引っ込み思案な優しい子」ってだけじゃない… 人一倍芯がしっかりしてたり、ナルトでさえ怯んでしまう場面でも、ナルトを鼓舞するぐらいの内面の強さを持っている。 中忍試験ネジ戦といい、ペイン戦の時といい、ヒナタの本当の強さは「どん底や最大のピンチ、大切な人を守ろうとする時」に発揮される……
 大切なヌイグルミが壊れてしまって、ヒマワリの強さも目覚めたのでしょうか。眠れる獅子、ついに目覚める…
 
 そして、そうなった時はヒナタ以上に徹底して360度…じゃなくて180度人が変わったように極端な変化を見せるのかもしれません。そして、そのギャップが激しいほど強かったりしてね。 ヒマワリの強さにビビるボルトを見て、かつての「サクラちゃんの怪力に恐れをなすナルト」を思い出しました。

それにしても、ボルトもなかなか大変ですな…家族はかなり個性的な面々だし、それでいてボルトは自分より母ちゃんや妹を気遣う「やさしさ、繊細さ」を持ち合わせている。気苦労も多そうだなぁ…だけど、あのぐらいの元気と反発力があれば、大丈夫かな…怒らせたら怖い「最恐の妹」を持っていたとしても……


(ネジは、ヒマワリの中に生きている…のかな…)





☆駄文読んでくださって感謝。




(ナルト好きブログ! 2015/08/20)