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猿飛アスマの考察…シカマルから見た「アスマ先生」 (NARUTOのカッコいい大人達)

 

猿飛アスマの雑考…シカマルから見た「アスマ先生」

 
10月18日は猿飛アスマの誕生日…
 
 チョウジとアスマのこと(アスマの指導法)を書いた時から、アスマのことをもうちょっと書きたいと思っておりまして… で、今日(10/18)はアスマの誕生日という口実もあるので、今回は“シカマルから見たアスマ”ってことで少々…
 
アスマについて最近判明した事といえば、カカシやエビス、イビキ、ライドウ、アンコ達と同期だったという事と…   気になっていた“父・ヒルゼンとの関係”については、穢土転生されたヒルゼンが息子の死を知って「……」と俯く絵がありました。 たった一コマでしたが、その絵からはヒルゼンの「父」としての顔が十分伝わってきた…
 
 さて、「つかみどころのない変な先生」…これがシカマルによる「アスマ先生」のイメージ。
 
 たしかにアスマって、マイペースでぶっきら棒で、忍者としても一風変わった雰囲気がある。 第十班メンバーから見てもアスマの言動はしばしば「無頓着」に見えたようで…木ノ葉病院にカカシの見舞いに行った時には、いのに「ノックぐらいしなさいってば!アスマ先生」と怒られてましたっけ。 あの時のいのの「叱り方(?)」を見ていると、どっちが先生か分からないような感じで…いのは日頃からアスマの「無頓着」なところを注意してたんじゃないだろうか; 
 
 シカマルも、例の「アスマのチョウジへの指導法」について(当初は)疑問を持つことが多かったみたいだし、何かと無神経にも見えるアスマの言動の「フォロー役」に徹していたように思います。 アスマの言葉に《しゅん》としちゃったチョウジを励ましたり、アスマが不用意に《デ○》と言いそうになれば慌ててアスマの口を塞いだり… “もう少し考えてから行動しろよ…”とツッコみたい事も多かったんじゃないだろうか。
(そうやってシカマルは“補佐役”としてのスキルを磨いたのかもしれないけど)…
 
 シカマルから見たアスマとは…
 
 「焼肉屋に連れて行ってやる」とチョウジを釣るのはいいけれど、いざ連れて行けば「お前は食べてばっかり」「少しは修行しろ」なんて説教を始めたり… 
 チョウジの食べ過ぎを止められず(払えなくなって?)店主に土下座する羽目になったり…
「打ち上げ代」を賭けてシカマルと将棋をしては、懲りずに負けて(シカマルにはアスマの「打つ手」はバレバレ)…
 中忍試験では「ヤバくなったらヒナタの時みたいにオレが止めに入ってやるよ」なんて言ってたけど、シカマルは(どうだかな…つーか、ヒナタん時 木ノ葉のセンコーで止めに入んなかったのアンタだけだろ…!)と心配する… 
 
 … シカマルから見た「アスマ」とは、言ってることとやってることが「一致しない」とか、適当に発言しているようでもあったり…考えなしに物事をやっているように見えたかもしれない。どこか「抜けてる」というか…「余計な一言」もあるし、シカマルにとっちゃ「ツッコみどころ満載」な先生に見えていたんじゃないだろうか。
 
 おおらかで、どこか大雑把なイメージもあるアスマ。 だけど、彼の性質変化は「火と風」(判明している範囲では)。  猿飛一族が得意とする「火」は豪快なイメージでアスマにもピッタリなんだけど、もう1つの「風」のコツは《薄く鋭く研ぎ澄ませる感じ》…どちらかというと「器用さ」が求められそうなイメージなんですよね。 そういやアスマは、ナルトも風の性質変化と知って「こりゃ驚いた…」なんて言ってましたっけ。   
 アスマが持ち合わせる「豪快さと研ぎ澄まされた繊細なところ」…それは術だけじゃなく、性格にも共通するものがあったんじゃないだろうか…?
 
 36巻で…シカマルは「今まで見たこともなかったアスマ」を見ることになる。
 
 飛段との戦闘中、アスマは鬼気迫る表情で「分からないのか!それが今打てる最善の手だ!!」と叫ぶのですが… その表情を見て、シカマルは《アスマのこんな顔…初めて見る》と事の重大さを知るのです。 
 もちろん、それは相手が「今までに無かったほどの強敵」という意味なのですが、同時に、どんな状況下でも今迄アスマは《けして人前で動揺を見せなかった》という事でもありました。  
 部下達を不安に陥れるような「焦り」を見せなかった…そうやってアスマはシカマル達を「守ってきた」んですね。
 
 その少し前、アスマが「禁煙」していることに気づいたシカマルは、「こんなのは三代目が亡くなった時以来」と指摘します。
 
 「ヘビースモーカーだったアンタが二日もタバコを吸ってねェ アンタがタバコをやめてる時は決まって何かがあった時だからさ」

「よく見てるな… お前に心の中を見透かされるようじゃオレもまだまだ甘いな」

「いや将棋指してるときはいつもバレバレなんすけどね」
 
 シカマルの鋭さに脱帽しつつ、《オレもまだまだ》と笑ったアスマ…
 
 まだこの時のシカマルは「アスマの心は見通せる」と思っていたかもしれない。「アンタのことはバレバレだっつーの」って… 
 花を買った時も、いのに「紅先生によろしくね~」と言われて「なぜ(ばれた)??」と焦ったりしてたけど、そのぐらいアスマのやる事は「バレバレ」だった。 だけど…
 
 《はじめて見たアスマのこんな顔》で…今までアスマのことは何も見透かせていなかった事に、シカマルは気づいたんじゃないだろうか。 今までアスマの「泰然とした表情」から、実は何も見透かせてなかったということに…
 
 将棋については「完敗」を認めていたアスマが「お前に(心を)見透かされてるようじゃオレもまだまだだな…」と言ってたのは、実は余裕の発言で「将棋じゃ負けるかもしれないが、まだまだお前に見透かされるようなオレじゃないよ」と言っていたのかもしれない。そして…実際に「まだまだ」だった。
 
 アスマの死後、将棋を指しながらシカマルとシカクはこんな会話をする…
 
「木ノ葉の忍を駒に例えるなら オレは桂馬だからな」
「アスマがそう言ってた」
「ケッ…お前の性格をよく分かってやがったな…アスマのやつも」
 
 シカマルは、アスマのことを見透かしていたつもりで よく分かってなかったけど… アスマは分かってないようで 部下たちをよく見ていた。 
 
 チョウジに対しても、チョウジの性格を熟知したうえで刺激を与えるような「優しさをはき違えない」指導をしていたアスマだけど…  負けると分かってて何度もシカマルと将棋を指していたのは、「駒の動かし方」をシカマルに実践させて“軍師”としての修業をさせていたの「かも」しれない。 それも、めんどくさがり屋のシカマルには「修行」とは言わず、さりげなく「打ち上げ代を賭けての勝負」という自然な「名目」を告げて…
 将棋ではいつもシカマルが勝って…アスマの打つ手は「バレバレ」だった。 だけど本当は、乗せられていたのはシカマルのほうだったんじゃないのかな…
 
めったに顔に出すこともなく、第十班の皆も気づかないほど《こっそり》彼らをうまく乗せたり、うまく守ってきたアスマは…たしかに「つかみどころのない変な」先生だったのかもしれない。
 
 シカマルから見たアスマとは…
 
「オレは“めんどくせー”っていつもだだこねてたから ガキの頃そのせいで失敗ばっかりして そのたびアスマに守られてばっかで…それでかな… つかみどころのない変な先生だったけど」
 
 
 
だけど…
 
「オレにとっちゃ むちゃくちゃカッコイイ大人だった」
 
 
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☆長駄文、読んでくださって感謝…
 
 
 
(ナルト好きブログ! 2015/10/18)