ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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BORUTO-- NARUTO NEXT GENERATIONS 第24話「カワキ」感想をちょっとだけ。

BORUTO-- NARUTO NEXT GENERATIONS 第24話「カワキ」感想をちょっとだけ。

 
 扉絵の、そして目を覚まして立ち上がった時のカワキの表情。 けだるそうで、瞼が重たそうな表情で・・ 
 さまよい歩いて行きどころのない子犬のような、人間不信の子犬のような目をしてる。。

  「カワキ」ってカタカナの名前だけど、あえて漢字をあてはめたら「乾」とか「渇」になるのかな。    「乾」はドライな意味の他に「血縁じゃない義理の関係」という意味もあるようだし(乾児など)、「渇」はカサカサで、水を欲しがるように「何かを強く望んでる」という意味もある。  まさにカワキは「カワキ」・・・

  カワキはいつ「楔(カーマ)」を受けたのか、いつ体を変化させる能力(重吾のような能力というか仙人の力、あるいは“神”の力の一端かな)などを覚えたんだろう。   カワキの実の父親は、大金をはずんでくれたジゲンを「あんた神様か何かか」と言ったけど、あながち間違いでもなかったのかも。  神といっても、今のところボルト達に関わってる「神」とやらは、得体の知れない不気味な存在でしかないのだけれど・・・

  そして今回も、不気味な運命の手が忍び寄る様子は例の《ゴオオオ 》の音で描かれてましたね。 《ゴオオ》の音で「すべてが始まった日」を思い出したカワキ・・・ 記憶ってのは、音や匂いと結びつく事で より鮮明に蘇ったりするもんですよね。
  不吉な、大地の唸りのような《ゴオオ・・》の音、これは第1話冒頭のカワキとボルトの場面から出てくるし、第2話以降もしっかりと出てくる( 第2話感想(※)。

 「音」だけ聞こえるけど、「姿」はまだ見えない・・・コレって、不気味さ倍増しますな。。

  カワキとボルトは育った環境も、受けた愛情も全く違うけど「同じ痛み」・・物理的な痛みだけじゃなくて、「訳わかんないモノを背負わされてしまった」という重み、その「孤独な痛み」は共有してますよね。 カワキは、ずーっと長い間、一人でその孤独に堪えてきたのかな・・

 今まで、これほど「まったく愛情を知らない」キャラクターって居ただろうかと思うほど「空っぽな器」なカワキ。  カワキの背中についてる紋様は「空っぽな器」なんだろうか?  孤独な少年の空ろな瞳を見ると、なんとも切なくやるせない気持ちになってくる・・・。

 だけど、もしカワキが「完全に人間不信で心を閉ざして空っぽ」だったら、こんなに喋らないような気もするんですよね(カワキ、結構しゃべってますよね)。 
 カワキが言ってた「何を根拠に信用しろってんだ」とか「放っといてもらいたい」という言葉にも、「信じたい、出来れば信じてみたい」とか「本当は放っといてほしくはない」願望がどっかに在るようにも思える。 どっかに、きっと・・
 
 乾いて渇いてカラカラで、空っぽな「カワキ」。 だけど、本当は何かを探して「渇望」している「カワキ」なんじゃないだろうか・・・


☆駄文、読んでくださって感謝・・・


☆カワキはジゲンと同じようにピアスをしていたり、同じように頬に「刻印っぽいもの」もある。  

☆ローマ数字のような刻印・・・ジゲンのほうは「Ⅳ」つまり4で、カワキのほうは「Ⅸ」つまり9。   4と9、なんだか死と苦みたいだけれど;






(ナルト好きブログ! 2018/06/06)