なぜ、トビ＝マダラと言われるようになったのに、今もなぜオビトって言うのか？
その2です。
これは一つの可能性として自分が想像する根拠です。
．カシの万華鏡開眼
二部になって突然万華鏡に開眼したカカシ。
つまり、作者が カカシの眼（つまりオビトの眼）が 万華鏡になりえるほどの才能を持った瞳だった。
といいたかったのではないか。
また、オビトの、行方不明？の右目が万華鏡に開眼したから眼軸ごと移植された左目も開眼した、といいたい・・・？
しかも、二部冒頭の 風影奪還任務においての披露。
これは二部において 「欠かせないテーマ」であるだろうか。
◆．カシの万華鏡の特性
イタチの万華鏡と比較しても 模様が違うし、その作用も違うカカシの万華鏡。
万華鏡は個人によって、模様も作用も違うのか。
カカシの万華鏡の場合は、ｽﾞｽﾞｽﾞ・・と空間の一点に飲み込むように対象物を消して別空間に移動させるもの。
デイダラ戦において、
◎デイダラの腕、つまりからだの一部分だけ移動させる。
◎デイダラの自爆分身全体、つまりからだ全体を移動させる。
を 披露した。
それに対し、トビ（現マダラ）の 術は
ｽﾞｽﾞｽﾞ・・と空間の一点に飲み込むように自身を消して別空間に移動させるもの。
いまだ攻撃をみせたことのないトビの、ゆいいつ手がかりとなる彼特有の術だとおもいます。
それは、体の一部や体全体を消し去るような術。
瞬身のようで瞬身ではない、とシノとキバが断言している。
貴様らの相手はまた今度だ、といってサスケの元へ去ったトビ
ｽﾞｽﾞｽﾞ・・と空間の一点に消えていったのだ。
これは？ カカシの万華鏡そっくりではないですか？
カカシの万華鏡と基本的に同じで、その発展バージョンとでもいいましょうか、自分自身の一部や全体を瞬時に移動させたり戻せる術。
万華鏡は個人によって特性が違う。。。ということから考えると、
カカシの眼と 現在のマダラ（トビ）の眼は同じ眼なのでは？
カカシを万華鏡にさせてその術を披露させたのも、このトビの術と比較するために、作者が描いたのではないか。しかも、デイダラ戦で 腕、体全体と２バージョン披露したのも、トビの特性を示すためか？？
ただ、かつてのうちはマダラの万華鏡模様は公開されているものの、現トビの万華鏡模様は披露されていません。かつてのマダラと同じか？新しいものか？はたしてカカシと同じか？？
うちはのアジトに急行し到着した際、カカシが「ギン」と一瞬万華鏡を見せました。
何のため？トビとの対戦用？ よくわからなかったのですが、あれって・・もしかしたら 作者が 読者に対して カカシの万華鏡の模様を 久しぶりに見せておきたかったのでは？？と思ってしまいました。
オビト再登場？の伏線？が多い。
オビトが、単にカカシに写輪眼をあげた人物で カカシは友を救えなかった自分を悔やんで仲間思いの忍となったというエピソードだけだったら、こんなにたくさんの伏線は必要ないのでは。
一部最初のほうから、カカシが「戦死した親友」を偲んでいる光景が多々でてきました。
しつこいくらいに。そしてついに その友の名前が明かされます。オビト。
それは、ちょうど 3代目葬儀のとき。タイミングとしては、暁登場直前。イタチ鬼鮫が木の葉に来る直前です。
このころ作者は いよいよ暁の「衣装」、「主要メンバーの構成、リーダー格の名前」とかを決めていた頃ではないか・・と推測。そのタイミングで「オビト」も公開。トビという名前やトビのことを構想中に思いついたのでは？と勘ぐってしまうのであります。。。。
そして、いよいよ一部最後。各主要メンバーは二部を予告するようなおわりかたをします。ナルトはサスケをあきらめないと断言して修行のたびへ。サクラは医療忍者の道を決める。
カカシの一部最後登場シーンは オビトの名前のある例の墓名碑前。そしてこんなことをいう。
「もしお前が生きてたら・・・な、オビトよ」
これがカカシの二部への序章でした。
これって？？
勿論これがカカシ外伝の序章、ということもあるんでしょうけど。
でも、「生きていたら」のことば。
そして、外伝自体が、あくまでも本連載の中にあったこと（ファンブックのおまけとかではない）、
が 重みを感じさせるのです。
作者がカカシ贔屓だとしても、カカシは主人公ではないし、なのにあれだけの頁をさいてまで描いたカカシの過去。それは、第二部を語る上に欠かせないエピソードであったからだと思います。
それが、単に 第二部において「写輪眼」というのが大事な主題であること、「うちは一族」の問題、それもありでしょう。今現在、「写輪眼・うちは一族・マダラ」はイタチとサスケ兄弟だけに絡んでいる話としてでています。でも、それがそれだけではすまない・・・・・カカシやうちはオビトにまで関わってくる展開に進むと予想している私です。
さらに続く→→
