
これ、中忍試験本選で初披露の「サスケの千鳥」。
1カ月、カカシがつきっきりで教えて、やっと覚えたばかりだった。
この時のサスケ 新しい術を覚えて嬉しそうだったんですよね
服装も新しく千鳥バージョンの服にしてもらって。 ・・・はさておき、
1カ月、カカシがつきっきりで教えて、やっと覚えたばかりだった。
この時のサスケ 新しい術を覚えて嬉しそうだったんですよね
服装も新しく千鳥バージョンの服にしてもらって。 ・・・はさておき、
サスケは、日頃の描写見る限りたぶん右ききだと思うんだけど‥でも、なぜか千鳥は「左手」。
理由も無く左手というわけではないと思う。岸本先生は無駄な描写はされない方での・・・ サスケの左千鳥にも 何か大切な理由があるはずなのだ。(ワケあり描写は気になっちゃう)
カカシは雷切(つまり千鳥)を発動する時、ふつうは利き手の右手を使います。
まぁ先生レベルにもなりますと両手で同時に発動もできるし(角都戦)、左手だけで発動できちゃうのですがね(鉄の国「宿八」にトビが現れた時)。普通に考えれば、なんでサスケも利き手の右手を使わないんだろう?という疑問が出てきます。
まぁ先生レベルにもなりますと両手で同時に発動もできるし(角都戦)、左手だけで発動できちゃうのですがね(鉄の国「宿八」にトビが現れた時)。普通に考えれば、なんでサスケも利き手の右手を使わないんだろう?という疑問が出てきます。
普通に考えられるのは、サスケの場合「左手の方が雷遁チャクラを発動しやすかった」とか、「千鳥修行をすると手に負担がかかる。本選を1ヶ月後に控え、利き手の右手に負傷させるわけにはいかなかった」とか・・・そんなことが、ありがちな理由として適当に思いつくけど、しっかり考えてみた。
・サスケの千鳥が左手でなければならない、隠された必要性
さて、サスケが左手で千鳥を発動するのは・・やっぱり右手ではダメな理由があるんじゃないかと推測してみました。
サスケは何かとよく千鳥を使っていますが(最近はロクな使い方してませんね)、まぁ普段の千鳥なら正直言って左手で使っても右手で使っても、はっきりいって関係ありません。 重要になってくるのは、ナルトの螺旋丸とぶつけ合う時だけです。
そこでちょっと思い出していただきたいのが、終末の谷で 最後に2人が千鳥と螺旋丸をぶつけ合った瞬間です(26巻)。
あのとき一瞬だけ、ナルトはサスケの心のうちを読めたんですよね(このことについてはこの前485話感想でも触れましたが)
あのとき一瞬だけ、ナルトはサスケの心のうちを読めたんですよね(このことについてはこの前485話感想でも触れましたが)
その時の「心の中のナルトとサスケ」は指2本で握手していたんです。 こんなかんじにね

あの時2人が千鳥と螺旋丸をぶつけたって事は、2人の本音本心をぶつけあったということだと思うんです。 それぞれ口には出せない本音を、千鳥と螺旋丸でぶつけてきた。 そして伝え合った、感じ取った。 互いのこころのうちが読めたと思うんです。 その結果がコレ。
ぶつけ合い「拳を交わす」と、互いの心の中が読める・・とサスケはいっていた。
だからあの時も術どうし(手と手)をぶつけチャクラをつなげあって「拳を交わして、本音を伝え合った」。 千鳥と螺旋丸、それはサスケとナルトにとって、心で本音トークをするためのものでもあったと思う。
だからあの時も術どうし(手と手)をぶつけチャクラをつなげあって「拳を交わして、本音を伝え合った」。 千鳥と螺旋丸、それはサスケとナルトにとって、心で本音トークをするためのものでもあったと思う。
そして終末の谷でナルトがサスケと交わした「心の内の情景」。
あのとき2人は心の中で、ちょっとだけ「千鳥の左手と螺旋丸の右手で握手をした」。 指2本で軽く握る程度だったけどね。 互いに向かい合って、で・・握手はしたけど指二本。
さて、実際に握手ってどういうもんかといいますと・・おたがいに「左手と右手を差し出して握手しようとする」と、コレうまく出来ません。握手にならないんです。
普通 握手っていうのは、右手と右手、あるいは左手と左手じゃないと無理。
だから、ナルトの螺旋丸の右手と サスケの千鳥の左手では「指2本分」程度の握手しか出来なかったのだ。 上手く繋げないんですよね。
普通 握手っていうのは、右手と右手、あるいは左手と左手じゃないと無理。
だから、ナルトの螺旋丸の右手と サスケの千鳥の左手では「指2本分」程度の握手しか出来なかったのだ。 上手く繋げないんですよね。

(向かい合って、左手の千鳥と 右手の螺旋丸を差し出す二人・・・うまく握手は出来てない)
二人の心はまだ完全につながってなかったし、理解も出来なかった。 何となく伝わるものはあっても、ナルトは「お前を大蛇丸に取られたくないんだってばよ」とひたすらサスケを繋ぎとめようとして手を差し出していたし、サスケは切り捨てる決心で「さよなら」と別れの握手のつもりで手を差し出していた。 お互いの気持ちを理解できないままだった。 中途半端な握手しか出来なかった。
左手の千鳥と、右手の螺旋丸。コレをこの先、何度ぶつけたところで 左手と右手じゃうまく「握手」は出来ないのだ。 終末の谷国境の「木ノ葉側」に立つナルトと、「音(闇)側」に立つサスケが差し出したのは、ちぐはぐな すれ違った思い・・・永遠に出来ない握手。
では、二人がしっかりと握手するには、いったいどうしたらいいんだろう?
まず、ふつうに握手しようと考えちゃダメなんですよね。 「握手」っていうのは 「あっち側とこっち側」にいる人間が正面から向き合ってするもんですけど、これをやめてみる。 正面から向き合うのをやめて 2人が横に並んで同じ方向を向けばいいんだと思う。
2人が同じ方向を向いたとき、はじめて「左手の千鳥」と「右手の螺旋丸」は しっかりと5本の指でつながる。
つまり・・・

(将来こうなって欲しい・・という願望を勝手に絵にしてみた)
イメージとしてはこんな感じの絵になるかな。 同じ方向見て横並びになって手をつなげばいい。 サスケの左手とナルトの右手で 手をつなげばいいのだ。 そうすればしっかり手を繋げるのだ。
握手とは違うけど「手をつなぐ」場合は、おたがいの右手と左手になるんですよね。
右手と右手じゃ、手はつなげないのだ。 つまりどういうことかっていうと・・たぶん。
サスケの左手千鳥、ナルトの右手螺旋丸。それは2人が正面から衝突する為のものはなくて、「2人が手をつなぐ」ためにあるのだ!
サスケがもし、右手で千鳥を発動していたら・・・2人は握手しかできない。2人の関係は《正面から向き合って違う景色を見たままの》握手の関係で終わってしまう。
「こっち側とあっち側」に別れたままだ。 でも手をつなぐ関係というのは、2人が同じ側に立って横に立って同じ方向を向くからできること。
だから・・・・きっと、サスケの千鳥は左手じゃないとダメなのだ。
ナルトがよく思い出す「過去」。最初は一人ぼっちで、そのうちイルカ先生が、カカシ先生がそばに立ってくれて・・ それからサクラとサスケ、同期たち・・・だんだんナルトのまわりは増えていく。 どういうわけか、その絵ではナルトはサスケの隣には立っていない。 隣にいるのはサクラで、サスケはその先にいる。ナルトの意識の中で、サスケはまだちょっと離れた場所にいるのかもしれない。でも、本当は隣に立ちたいはずなのだ。隣に立って、手をつなぎたいはずなのだ・・
サスケが左手で千鳥を発動する理由・・・
それは、将来2人が千鳥と螺旋丸をぶつけ手をつなぎ同じ方向を向いて闘うためなのだ・・そういう「意味」があるのだと信じたい。
2人が、同じ方向を向いたときに・・・・(いつになるのかなぁ)
(推測にすぎませんが・・いつもの断言口調、お許しくだされ)
(2010. 3/10)2010/3/10(水) 午前 1:52)
(※追記2014年:「向かい合っての握手」については、のちの538話にて忍組手に於ける「和解の印」であったことが判明しました。 この記事を書いた時点(2010年3月、485話連載頃)ではまだその話は出てなかったので、あしからずです)




