ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 699:和解の印 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ50号) その1

NARUTO 699:和解の印 その1

 
 
いがみ合ってたちっぽけなオレたちが 
今は互いの心を痛み合うことができる
 
そして旅を通し 世界を見てこう思った…
 
このことはオレ達だけじゃなく 
もっと大きなものにも言える事なのかもしれないと
 
 
 
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…だがお前のようにはなかなか出来るものじゃない 
 
そう簡単にはいかないだろう オレ達自身がそうだったように
 
大きなものならなおさらな
 
それは祈りにも似た想いだ
 
それでもそれができるまで耐え忍んでいく
 
そのさまを任された者たち……
 
それがオレ達…
 
忍者なのかもな
 
 
(第699話より、サスケの言葉)
 
 
 
 
終わりましたね―――… 
 
 
最後は優しく感動的に、そして穏やかに…心に染み入るようでした。
 
そして、ラストの言葉を結んだのが「ナルト」ではなく「サスケ」の言葉だったところがね… NARUTO-ナルト- の物語は「ナルト」だけじゃなく…「ナルトとサスケ」の2人で紡いできた物語なんだという事を、改めて感じさせてくれるものでした。そして、そこに「意味」があるんだろうとも…
 
 ナルトの「対極」にあったサスケが、ナルトと相反する道を歩み、ナルトと同じ場所に辿り着いた。それも「強制」されたのではなく、サスケが自分の足で歩き、自分の「眼」で見て感じ取って。
 
 永い時を経て、ようやく重なった転生者たちの「夢」… それは、ラストの扉絵…
 
(柱間とマダラの像の手は崩れ落ちて「和解の印」を結び…ナルトとサスケがかつて精神世界で結んだ「和解の印」の画が淡い色調で描かれる)…
 
何だか…美しい「夢」のような画ですね。 そして、その儚いような淡い色を見ていると、もうじきNARUTO-ナルト- の物語も「私たちの前からは」消えてしまうんだなぁ…と思えてくる…
 
 
さて…
  
 傷ついた右手と左手で「つながった」ナルトとサスケが、並んで空を見上げていた場所は…「柱間とマダラ像の掌」の上だったんですね。 
 石像の「対立の印」は崩れ落ちて、重なって…「和解の印」になっていたとは…これは感動的でした。 698話でナルトの横にあった「丸太のようなもの」…あれが「石像の指」だったとは、まったく気付きませんでした。 
 
 
ついに「終わった」んですね…永遠に続くと思われた因縁の戦いが。 
 
 
 
・サクラの「バカ…」
 
 
(そこに到着したサクラとカカシ… サクラは2人の「闘いの痕」に驚き、心を痛めながら2人を癒す)
 
「ありがと!サクラちゃん」
「…… サクラ… オレは…」
「今は黙って… 集中するから」
 
「……」 
「すまなかった……」
 
「すまなかったって……何が?」
 
「…今までの……」
 
「ホントよ…… まったく」
 
(微笑むナルト、穏やかな表情をするサスケ)
 
「しゃーんなろーよ……」 「バカ…」 
 
 
サクラは溢れる涙を止められない。サクラの涙に、私も…涙が止まらない。
 
「ホントよ…まったく」と「しゃーんなろーよ」…そして「バカ」…
 
それを聞いたサスケの表情も、少し和らいだ気がする… サスケは、サクラの「こういった言葉」を聞きたかったんじゃないだろうか、ほんとはね…。

 前に「香燐とサクラのサスケへの反応の違い」を雑考したことがあったんですが… 香燐はサスケに「てめェぜってー許さねーから」なんて怒ったから、サスケも「すまなかった…香燐」と言い易かったのかもしれないと思ったんです。 
 
だけど、サクラはサスケを責めようとはしなかった…。

サクラの「優しい気遣い」が、かえってサスケには心苦しくて…サスケは「赦しを乞うような都合のいい謝罪」は出来なかったんじゃないか…と思うんです。 
でも「やっと」サクラが叱ってくれて、そして自分を責めてくれて…サスケは気が少し楽になったんじゃないかと思うんです。
 
 
(嬉しそうに笑顔を見せるナルト、サスケ、サクラを遠くから見守るカカシも…ホントに嬉しそう。 ついに、第七班で“笑い合える”時が来たんだなぁ…)。
 
 
 
・カカシと額当て
 
 
 カカシが思い出しているのは… 第七班最初の日…「お前達の第一印象は、嫌いだ」と言った時… ガラッと教室のドアを開けて、見事に黒板消しのトラップに引っ掛かったあの時のこと。 カカシ視線では、あんな感じに「ナルト、サクラ、サスケ」が見えてたんですね。今となっては懐かしい景色…。
 イタズラでしか自分が表現できないナルトに、いい子ぶった演技をするサクラ、無関心そうなサスケ… その子達が今、一緒に「笑い合っている」。
 
 
「やっと…」
「戻ったね」 
 
(クィと額あてを下げて左目を隠すカカシ)
 
 カカシの左目にはもう「写輪眼」は無いのだから、額当てで左目を隠す必要は全く無いのだけど… だけど、これはカカシにとって大切な「印」。
 
 以前、カカシの《クィ》について雑考した事がありまして(穢土転生再不斬戦の時だったと思う)…カカシが額当てを《クィ》と上げて写輪眼を見せるのは、本気の“闘いのはじまり”の合図ですが、逆に額あてを《クィ》と下げる時は…これは“闘いの終わり”の印なのです。 とはいっても、ただの「戦闘終了」の印ではない…
 
 第2巻、再不斬との闘いが始まった時、カカシは額あてを《クィ》と上げて「本気モード」になり… そして闘いが「終わった」時、カカシは額あてを《クィ》と下げてるのですが、その闘いの終わりとは、「勝敗がついた時」ではなかったんです。 息絶えそうな再不斬が「白の近くに連れてってくれ」とカカシに頼んだ時…再不斬が本心を見せて、カカシと再不斬が「心を通わせた時」でした。 
 
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(第4巻114頁、この時)
 
  だから今回も…カカシの《クィ》は《本当の意味で闘いが終わった》しるし…
やっとナルト達が心を通い合わせたからこそ、カカシは額当てを下げたんじゃないかと思うんです、波の国の時と同じように…《クィ》っと…たとえ「写輪眼」はもう無くっても。

 そして「写輪眼のカカシ」も終わったことも… 改めて実感します。この戦争は、無限月読にかからなかったカカシにとっても「夢のような時間」でしたね…。一度は悪夢と思ったかもしれないけど、やがてそれはいい夢となって…。 もう一度、その言葉を聞きたいと願っていた「死んだはずの」親友に再会した時間は…カカシにとってまさに夢のような時間だった。
 それに、 ナルトは死んだはずの父ちゃんに再会して夢の共闘をして… サスケは死んだはずの兄さんに再会して愛を貰って… やはり夢のような時間でもあった。だけど、所詮それらは、神のような力で作られた「夢」…死んだはずの人達は、本当に夢の如く、あっという間に彼らの前から再び去っていった。だけど…
 
「生きている」ナルトとサスケは、自分達の手で…神のような力に頼らず「夢のようなこと」を実現した…
  
 
(ここから先の「無限月読の解除」の様子は、後日のサスケの回想…サスケのモノローグという形で語られていく)
 
 
・「兄弟」という感覚…
 
 
 
ナルト…
 
この時のオレは あのお前の言葉を思い出していた
 
オレと居る時 兄弟がいるのは こんな感じなのかと思うと…
 
その感覚が…
 
この時 やっと 分かったんだ
 
…… 
 
 
…そうか、サスケは今まで「分からなかった」んだ… ナルトが《サスケのことを兄弟みたいに思ってる》って感覚が。 
 
 ナルトも…前はサスケが言っていた《繋がりがあるからこそ苦しいんだ!それを失うことがどんなもんかお前なんかに!》の感覚が「分からなかった」。 
だけど、自来也の死で「大切な人を失う苦しみ」を知って…ようやく分かったんですよね。
 深い愛情で繋がれた「兄弟」がいたサスケだから…なかなか「他人との繋がり」に気づかなかったのかもしれない。 逆に、ナルトは家族が居なかったから「他人との繋がり」に敏感だったのかもしれない。…お互い様なのかな。  
 
 サスケも《血の繋がりがなくっても、相手の苦しみや想いが伝わってくる》感覚が分かって、彼の視界は大きく開けたんじゃないのかな… サスケの「眼」は、ようやく「枠」を超えて、もっと大きな世界に羽ばたき始めたのかもしれない…
 
 
(「無限月読解除」のために2人で紡がれる“子の印”…そして術が解かれて目覚める人々…)
 
 
・無限月読「解」
 
 ハゴロモから聞いていた、無限月読解除の「子の印」… 私はてっきり「サスケの左手とナルトの右手」で結ぶと思ってたんですが、逆の手だった(笑)…
 
「サスケの右手とナルトの左手」による子の印…
 
サスケの左手(千鳥)とナルトの螺旋丸(右手)は闘う為の手。 もう一方の手…(いわば)戦わないほうの手こそ「つなぐ」手だった。 その手は…世界を救うための手だったんですね。 
 「和解の印」以上の、がっしりと「子の印」で繋がれた手…同じ方向を見て並ぶナルトとサスケには、これからの新しい忍世界が見えてるんだろうか。二人が見ている「先の景色」は、きっと同じもの…ですよね。
 
  夢から醒める忍達… その中でも、ナルトが「世界を救った」事に嬉しそうなほほえみを浮かべるヒナタの…希望に満ちた優しい表情と… 天を仰ぎ見る大蛇丸の表情が印象的でした。  
 新しい風が吹いた「後」の空を見上げる大蛇丸は…すっかり毒々しさが抜けて清らかささえ感じる(おおげさかな?)…でもそれは「時代が変わる」のを感じさせてもくれる…
 
 目覚めた人々の中で、ただ一人…というか、ただひとつ気になるのは…「グルグル(=陣の書では「トビ」とされているので、以下トビ)」。
 
 ヤマトが隣にいる「訳の分からない物体」、トビらしき残骸に驚いていますが、トビはヤマトの方に手を差出し、震え…力尽きたように「解ける」。
 
 グルグル=トビとは一体何だったのか… 
 
 真相を知っているハズのオビトも、その謎は語らずに逝き…原作中最大の謎の答えは、ついに明かされる事はありませんでした。 
 無限月読が解除され、トビは目的半ばにして消えていったのか…それとも運命の子達による「この時」を待っていたのか…それさえも分からない。
 
 ただ言えるのは「トビ」は存在し、憑代と共に忍世界を見ていた事… 
 
 「ころし合い」やら「死」や「痛み」でしか「生」を実感出来ない忍に対しては、容赦なく皮肉の言葉を浴びせ… 生命の実感を「う○こ」に喩えては「相手のレベルに合わせた会話」をして人間達を子供扱いし…「超越者」のような態度を見せるかと思えば、時に子供っぽい無邪気な一面も見せる。
 「トビ」の名を持ち、「オビト」の名を持つ忍と同居し、「デイダラ」の名を持つ忍と打ち解け…「木遁を使う」ヤマトの身体にも憑依した…そこに「彼」の正体のヒントはありそうな気がしてるのですが…(共通するのは“十尾”なんだけどな…)。
 
 少し前までは、これらの「謎」が全部明かされない事にモヤモヤっとしてたのです。 だって「人は“知りたい”という欲望から逃れられない」から…(笑)  
だけど「残された」事にも意味があるのだと…今週を読んで、ようやくそう思いました(これについては感想「その2」で後述しますね)。
 
(宝具からアツイとサムイも無事に出てきて、よかった… ダルイは「必ず助ける」という「言葉」をちゃんと守りましたねぇ…テンテンのおかげでもあるけど)。
 
 …やはりどんな「封印」でも、必ず「解除」する方法はある… 
 
だから「カグヤ(もしくは十尾)」の封印だって、「とりあえず」でしかないんですよね。カグヤ(十尾)の問題は、まだ「終わった」わけじゃない。 
 
 
(九喇嘛(陽)もサスケが出して戻ってきた…)
 
 だけど…
 
 
…やはり「ネジ」は死んでしまったんですね… 生き返る事は無かった。
 
再登場も無かった。
 
 
 
・光が当たるところには… 
 
 前は長門が「輪廻天生」で死者をオール復活させたし、この戦争でも一時はオビトが「輪廻天生」で戦死者たちを復活させようとしたし(マダラが阻止したけど)… それだけじゃなく、チヨの「己生転生」で我愛羅に生を与えた事もあったし、「穢土転生」やら大蛇丸の「不屍転生」やら… 今まで様々な「転生忍術」での「再生、復活」はありました。 だけど、それらは所詮は「神の力」…人間が手を出すべき領域ではなかったのだと思います。
 
そりゃあ、ネジには「戻って」欲しかったけれど…
 
 戦いが終わって新しい世界が始まって…でも、そこは悲しく厳しい現実もありました。 しかしその現実から目を逸らしたり、ごまかしてはならないんだって事も…NARUTO-ナルト- は教えてくれました。 たとえハッピーエンドとしても、「痛み」も伴う… 
 
 人間、生きていればいつか…大切な人達の死にも直面します。 長く生きていけばいくほど…直面する悲しみも増えてしまう。 それを乗り越えるのは、結構大変な事で…なかなか受け入れられない事もあれば、立ち直れない事もある。後悔だけが残ってしまう事もある…
 それらをどうやって乗り越え、どうやって「生きていく」のか…それは現実を生きる私達も、ナルト達と一緒に考えていかなくちゃいけない事なんですよね。…
 
《光が当たるところには 必ず影がある》
 
…マダラが語ったあの言葉は、たしかにその通りなんです。 だけど、その両方を受け入れて、それでも「生きていく」… 岸本先生は決して「甘い」事だけは描かれない…あえて厳しい「現実」も描かれます。 だからこそ…それは「上っ面だけ」のカッコよさではなく、本気の、真剣な「これからの世代たちへの応援メッセージ」として伝わってくるような気がするのです。 
 
 
 
(火影岩に「マスクをしたカカシ」が追加されてる)…
 
 
・サスケの「ありがとう」…
 
 
カカシ、本当に《六代目火影》になったんですね(でも相変わらず、まだ左目は隠してるんだなぁ…)
 
 「カカシの口調」も、なんだか第七班結成当時の…昔に戻った感じ。 
(サスケが今までの事をチャラにしてもらったのも)「六代目火影にオレがなった事」のおかげでもあるんだから…みたいな言い方をしたりとか、「オレの責任になっちゃうから」無茶しないでよ…なんて言い方とか。 子供時代や、第七班結成当初の「カカシらしい喋り方」が戻ってきたような気がする…少し「感じが悪い」ようにも聞こえますが、これがカカシ流の茶目っ気といいますか…これも「ホントは心配してる」のを、はぐらかすような喋りなんですよね。 
 で…そこを「ああ…すまない」と自然に言えちゃうようになったんですね、サスケも…。
 
 しかし、カカシが言うように本来は、抜け忍サスケは有無を言わさず投獄になったのでしょう…それが、無限月読解除の功績を認められ、ナルトの嘆願も聞き入れられた。御意見番達も、問題は「個人」にあるのではなく「忍世界の在り方」にあるのだと、ようやく認め始めたのかもしれない… それにサスケ自身が、罪の償い方として「旅に出て自分の目で世界を見つめ直し、気になることを確認する」事を選んだのは、ずいぶんポジティブな思考になったもんだと思うし、それでよかった…とも思います。サスケは「自分の出来る事をする(ないがしろにしない)」道を選んだのだから…
 
 
「…今のオレならこの忍界が …この世界がどう見えるのか知りたいんだ」
 
「今まで見逃してきた事も見えそうな気がする… このままでなければ見えない何かが… それに少し気になってる事もあるしな」
 
 サスケが「少し気になってる事」ってのも、気になるんですが… 
  
 イタチが繰り返しサスケに尋ねていた《お前の眼はどこまで見えている》…
 
サスケは「オレの眼は真実を見抜く」と言っては、その都度イタチに「強気な物言い」と言われてきましたけど… ようやく「枠」を外して視野を広げ、外へと羽ばたき始めた「サスケの眼」は…今度こそ「鷹の眼」、今まで見えてなかったものも見える様になっているのかもしれません…ね。
 

 (そして…サクラは、サスケの旅に「ついていきたい」と言ってみたものの…「罪を償う旅でもある」から「お前はオレの罪とは関係ない」と言われ、落ち込みますが…)
 
でもサスケは…
 
「また今度な」 とデコ遁をし…
 
 
「……ありがとう…」
 
 
サスケェ…女の子に壁ドンならぬデコトンとは(笑) いや、サスケが…《イタチとの間だけのもの》であったデコ遁を、サクラにした…それは既に「イタチ」を大切な思い出として「前」を向いて歩き出せた…という事でもあるのかもしれない。 それに、今なら「イタチがサスケにデコ遁した時の想い」も分かってるハズのサスケが、サクラにそれをして… さらに、イタチの「許せサスケまた今度だ」の言葉に似た「また今度な…」をサクラに言ったって事は…(イタチがサスケに向けていた想いを、今度はサスケがサクラに…)…
 
…そういえば…第1巻第3話で、サクラは(「お前…チャーミングな広いオデコしてんな 思わずキスしたくなるぜ」…「そのための面積です♡」)なんて妄想してましたっけ。 …サクラのオデコは「サスケにデコ遁してもらうための面積」だったのかな… 
 
  
サスケを見送るのは4年前と同じ。
だけど、今度は「また今度な」…しかも、面と向かっての「ありがとう」… 
 
 サスケはおそらく、カグヤ戦でサクラに助けてもらった後もずっと…「ありがとう」を言ってなかったんじゃないだろうか。 あの時、ナルトに「サクラちゃんにちゃんと礼言ったか?」なんて言われても、それでも言わなかったサスケだけど… それは、サスケにとってサクラに言う《ありがとう》は、同じ「ありがとう」でも特別な思い入れのある言葉だから…だったんじゃないだろうか。だから…なかなか言えなかったの「かも」しれない。
 
 御存知の通り、サスケは各個人との間にある《思い出の言葉》を、すごく大切にします。 それは、香燐との《じゃあな》だったり…ナルトへの《ウスラトンカチ》だったり。 サクラに対してのそれは《お前うざいよ》ではなく…ホントは《ありがとう》だったんじゃないだろうか。
 「お前うざいよ」も2人の記憶を「繋ぐ」言葉だけれど、サスケとしては、里抜けの時に言った《ありがとう》こそ、サクラに伝えたかった大切な本当の想い… サスケはずーっと長い間、サクラに《ありがとう》の想いを持ち続けていたのかもしれない。 だからこそ…簡単には《ありがとう》を言えなかったんじゃないだろうか…なんて思います。
 
 再びサクラに《ありがとう》を言う時は、あの「里抜けの時」を思い起こさせるような状況で、もう一度言いたかったのかな… 里抜けのあの時も、そして「今も」…同じ気持ちでいる事を伝える為に。  あの時からずっと《ありがとう》の気持ちを持っている事を、サクラに伝える為に…
 
やっぱり…「すまない」よりも、「ありがとう」のほうがいい。
「ありがとう」の言葉は心を温かくさせる最高の言葉、最高の想いの伝え方なんじゃないだろうか…
 
 
 
(その2へ続けます…) 
 
 
 
 
 ☆「第699話のサスケのモノローグ部分」と「第700話」は、「感想その2」として夜アップするつもりです。 それを以て最後の「今週のNARUTO-ナルト- 感想」記事とさせて頂きます…
 
 
 
(夜8時から10時過ぎごろにアップする予定です) 
 
その後、夜「最後の」自由に語り場を新たに開かせて頂きます。ご意見頂戴いただければ大変嬉しいです。
「以前の自由に語り場」にお預かりしていたコメントも、その時間に「公開」させていただきます…
 
 
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