ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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ナルト48巻、カカシの「重くなったな」発言について(歓呼の里)

ナルト48巻、カカシの「重くなったな」発言について(歓呼の里)

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「重くなったな・・」

48巻450話 「歓呼の里」。ジャンプ掲載時には描かれていなかった、カカシがナルトを背負った時につぶやいた、重くなったな。。
カカシは大きくなったナルトを重~く感じながら、何を思っていたのだろう?

(太りすぎだぞ、ナルト・・・) 違う違うw

「重くなった」発言をすると言うからには、以前と比較しているわけです。
で、カカシはいつナルトをおんぶをしていたか?というと、思い出されるのは終末の谷。サスケとの戦いで傷ついたナルトを背負って帰る時です。

あの時、サスケが里抜けして新人達が追っていったことを 任務中だったカカシは知りませんでした。
それを知ったカカシは、綱手の「Sランク任務命令」を無視して飛び出し、必死になって後を追いますが・・

間に合わなかった。

カカシは傷ついたナルトを背負いながら、ナルトとサスケにも何もしてやれなかったことを後悔する・・・
あの時のナルトはまだ小さくて、カカシの背中にしがみついているかんじでした。カカシが守ってやらなければならない、小さな小さな存在でした。

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(約3年前・・終末の谷の戦い後、ナルトを背負って帰るカカシ)

三代目から預かった大事な弟子達。カカシは「死んでも」守る覚悟でした。

「オレの仲間は絶対殺させやしなーいよ」
「安心しろ・・お前たちはオレが死んでも守ってやる」(2巻・再不斬戦)

それなのに、カカシが目を離している隙に起きた、最悪の結果。
(こんな小さな体で、必死にサスケを止めようとしたんだな、お前は・・)
背中にのせたナルトが、いつも以上に「小さく、軽く」感じられたのではないでしょうか・・。
カカシの背中が覚えているのは、あの時の雨に震える小さな体。

しかし、あの小さかったナルトが・・今度は英雄として里に帰ってくる。

きっと、大勢の里の人達がナルトを迎えに走り出したがって興奮状態にあったのかな~?と思うのですが・・カカシがここは一人で迎えに行く、と言い出したのでしょうか。
でも、出迎えるっていっても ナルトがどっちの方向から帰ってくるか?わからなかったはず。 ナルトに出会っているシカク・いのいち達に聞くという方法もアリですが、カカシの場合は忍犬に追わせたんじゃないかと思われます。
パックン達なら、正確なナルトの現在位置がわかりますから。 

おそらくカカシは・・・もう少し前、すでにナルトを発見!していたのだと思います。 でも声をかけずに そ~っと尾行していたんじゃないかな・・・w
そしてナルトが疲れてふら~っと倒れかかった瞬間に「サッと出て行って支えてあげる」作戦だったと思われますw
というかカカシは・・・ナルトが倒れそうになる瞬間を「まだか?」とか思いながら背中でキャッチ!する瞬間を狙っていた??
そうでもなければ、あんな絶妙なタイミングでナルトをキャッチできない・・・と思いますw

そしてカカシの思惑通り??倒れかけたナルトをトン!と背中で受け止めたカカシ!    (ナイスだよ、カカシ)

カカシは 背中でズッシリ重くなったナルトを感じています。
重くなった・・・
外見も中身もすっかり成長して、自分を超えた弟子。その重さはナルトの成長を物語る・・。
しかし、ナルトが背負った重~い「予言の子」としての宿命と責任。
ナルトが背負うことになったその重さも、カカシは感じていたのだと思います。これから先、コイツはこんなに重いものを背負っていかなければならない・・。

里の人達は大喜びでナルトを待っているけれど・・あの時のナルトは喜んでばかりいられない気分だったと思います。託されたものの大きさを感じているはずでした。

生き返ったカカシが「これからやるべきこと」として決意したのは
ナルトが背負う、きびしくて重い宿命を共に受け止めてやること・・。
これからはカカシがナルトを先導するのではなく、ナルトを影から支えてやる・・それが師としての義務であり、自分のやるべきことだとカカシは思ったのでしょう。

お祭り騒ぎの里につく前に・・
倒れるナルトを背中で受け止めてやることで カカシはナルトにこう伝えておきたかったのではないでしょうか。

「これからお前が進む道は険しいだろうけれど・・ずっと、お前を支える背中になって 一緒に歩いていってやるよ」

ナルトがグっ!とカカシの背中に体を埋めたのは、カカシの気持ちを受け取って「ありがとうカカシ先生。」と言っているような気がしました。

心が通じ合った師弟には、言葉なんて要らないのだ!w