ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

うちはマダラ・仮面に隠された感情

うちはマダラ・仮面に隠された感情

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12月24日といえば、クリスマスイブ。あぁ・・日付超えちゃたので25日になってしまいましたが;

でもNARUTOの世界にはクリスマスは存在しないようなので、12月24日といえば・・・うちはマダラの誕生日。(あと、大名夫人・マダムシジミの誕生日でもあったりするけど、これはどうでもいいかな) クリスマス生まれなんて、不思議な感じなんですよね。彼は救世主?

うちはマダラ・・人は彼を「弟の写輪眼を奪い、戦いに明け暮れた男」と呼ぶ。
もちろんこれは、今サスケの目の前にいる怪しげな仮面の男・トビのことじゃなくて「かつての うちはマダラ」のこと。

かつてのマダラは、弟の眼を奪い「永遠の万華鏡写輪眼」を得たことで もう1つの特有の瞳術がその眼に生まれた・・というけれど、それってどんな術なんだろう?
終末の谷で柱間に倒されてなお、現在も在り続けることができることが・・その力なのかな?それとも
「もう1つの能力」を取り戻すことを目的に、今のマダラは動いているのだろうか。。

マダラ(を名乗るトビ)は自分のことを「形骸化した存在」であると語っています。
形骸・・・つまり、「精神の働きを失くした体」あるいは「形だけ残っているもの」ということ。本当のマダラの姿ではない・・トビとはマダラの仮の体でしかないということだろうか・・?
 
トビって、自分から「このうちはマダラが」とか言ってみたり、五影会談でも「オレの名前はうちはマダラ」って聞いてもないのに名乗ったり。やたら自分が「マダラ」であることをアピールするのは、今の姿がかつての姿とは違って見えるからのいい訳なんだろうか?

トビはナルトの中に宿る火の意志を見て、
「今もお前の中に初代火影を見ることが出来る 死んでもなおあいつは生き続けている」と言っていました。サスケの中には「かつてのマダラ」を見ているんでしょうね・・・。形骸化してしまったマダラの代理としてサスケを選び、永遠のライバルである柱間の代理のナルトと戦わせ、決着をつけたいのだろうか?


トビの秘密を唯一知っていそうなのが、暁のゼツ。
仮面のうしろに隠されたトビの秘密を全て知っていそうですね。どうも現在の「トビ」つまり「形骸化したマダラ」の誕生に、ゼツが関わっている気がします。

「トビはいい子だ・・」(31巻、白いほうのゼツ)
ゼツにとって「トビ」は子供のような存在?
ゼツって、いったいどれだけ前から生きているかわかりません! 
だいたい人間なんだか植物なんだかもわかんない、謎のトゲトゲアロエちゃんなんですが・・見たところ、黒いほうは本体で、残り半身の白いほうは切り離してもOKだし、再生も出来るようですね。トビの右半身も、そんな感じかな?という気がします。この前、カンタンに「ゴキャ!」って取り外してましたから ゼツと同じ素材製の体なのかかも・・・??(可能性って話です)

ゼツの素材が「トビの体」を作るのに協力したのだとしたら・・「トビはいい子」なんていうのも分かる気がするんですよね。

ゼツのもう1つの特殊能力に、「チャクラの供給」があります。水影VSサスケの戦いで、消耗したサスケにチャクラを与えてましたから・・(便利なやつ)
かつて柱間の戦いで瀕死となったマダラにチャクラを与え、救ったのはゼツだったのかも・・? ゼツって、これといった戦闘能力は見せないんですが・・・いつもトビに 影のように寄り添い、片腕として対等な口調でトビと話しているんですよね。トビにとって、ゼツはよほど大切な存在とみえる・・・
ゼツはトビの秘密を握り、特殊能力でトビを支えている?

五影会談で少しずつ明らかになってきた謎のゼツの特殊能力。これ、現在のマダラ・トビの秘密を解く鍵になるのかもしれませんが。

ゼツがトビにこれだけ協力しているのは何故なんだろう?
観戦を趣味としているゼツ。マダラの壮大な計画を手伝いながら、戦いを見ることが楽しいのかもしれないですね。歴史というシナリオを作り上げていく、ゲームに参加しているような気分?

暁のメンバーも、サスケも、ダンゾウも、イタチも、ナルトも・・すべてシナリオを進めるためのコマでしかないんでしょうね。ゼツは歴史の流れと最後の結果にしか興味が無くて、動かされているコマ達が必死に生きていることなんてお構いなしなのでは?
歴史の中では、1つ1つの駒なんて小さくて塵みたいなものに見えるのかもしれない。。

「皆己の意志で暁に貢献してくれた・・デイダラ サソリ 飛段 角都・・彼ら無くしてここまでの進展は無かった」(ゼツに向かっていったトビの言葉)

一方でトビのこの言葉、一応仲間(部下)であったデイダラやサソリの死に対して・・それだけしか言うことは無いんかい?ちょっと冷たすぎるんじゃないの!とも思うんですが、でも想定外の犠牲を出したことを無理に正当化し、自分を納得させている言葉にも聞こえるんです。

トビが唯一人間的な動揺をみせたのが、マダラの弟イズナに対する感情。
何かかつてのマダラと弟イズナの間に、言及されていない「事実」が隠れている気がするんですよね。弟について語るトビは、心の揺れを隠すための緊張をみせますし、イズナとマダラの間に、なにがあったんだろう・・・?

トビが思わず本当の感情をあらわすところがあります

イタチの愛情を知って、憎しみの感情を増大させるサスケが
「もしオレの生き様を否定する奴らがいるなら そいつらの大切な人間をかたっぱしから殺してやる」って言って、木ノ葉へ向かうんですが・・(45巻)
・・サスケの後ろ姿をみてトビは思う・・

 
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    「・・・・・」

(人は愛情を知った時 憎しみのリスクを背負う)

岸本先生がよくセリフに使われる「・・・・」。これ、なまじ普通の言葉なんかより深いものがあります。イタチなんか「・・・」連発ですがトビのこの時の「・・・」も印象的なんです。憎しみに囚われたサスケの姿をみて、トビは何を思ったのだろうか?

サスケがイタチの遺志を継いで木ノ葉に帰るか、あるいは復讐を取るか。それは「オレにとっても賭けだった」とあとになってトビは語ってます。この時、トビはサスケの意志を確認し、「賭けに勝った」と思った時でもありました・・
でもトビの心に起きた感情は「やったぜ!勝ちだ」という感情よりも、予想外のサスケの憎しみの大きさに驚くほうが大きかった。

憎しみが大きい・・つまり、それだけイタチへの愛情が大きいということ。

あの時のトビの「・・・・」 イタチとサスケ、2人の深い兄弟愛に心を動かされるものがあったのだと思います。サスケの後姿を見送りながら、かつてのマダラとイズナを重ねていたのか、自分の姿を重ねていたのではないでしょうか。

人は愛情を知った時・・・憎しみのリスクを背負う・・

かつてマダラにも、今のサスケと同じ感情を持つような出来事があったのだろうか?
その出来事が、マダラを突き動かしているのだとしたら・・
壮大な歴史を見つめているマダラも、本当は たった一人の命という小さなものに こだわっているのかもしれない・・歴史の中では小さくても、本当は何よりも重い人の命、そして愛情。

そしてなにごとにも動じることなく、泰然自若と時の流れを見つめる「今の」マダラ。
トビが仮面の裏に隠しているものは、彼本来の姿・・本当の感情なのだろうか・・