ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 577:憎しみの刃 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ15号) ・・・その2

NARUTO 577:憎しみの刃 (その2)

 
イメージ 1
 

『引き継がれるものがあるとすれば・・・』
『憎しみだけだ』 
 
この時のマダラ、珍しく五影達よりも「低い位置」に立っていて五影を見上げてるんですよね(初めてじゃないかな)。
 
いつもなら必ず高い位置から見下げて「威圧」する表情と、「恐怖による支配効果の影」で見下してくるんですが・・・この時だけは綱手を見上げて睨んでいるんです。
でも、不思議なもんですね・・「憎しみの表情」ってのは、見上げる方が効果的なんですね。憎しみってのはどうしても「羨望」 「嫉妬」という感情も含まれるからなんでしょうか・・・良くも悪くも「見上げる角度」のほうが目に力も入る。
 
(雑考その1の続きです)

『だから違うといっている!!』 (綱手
 
綱手が思い浮かべているのは「ダンと縄樹」。
マダラが「弟が死んで残ったものはオレの両眼の瞳力しかない」なんて言ったことに綱手は本気で『説教』してるんですよね。・・・それ、綱手もマダラの気持ちが分かるからなんだと思うんです。かつて、綱手も同じ・・・ダンと縄樹の死を受け入れられず『形あるものは朽ちる』と思っていた・・・そして残されたのは形見の呪いの「火影の首飾り」だけだと。
 
だけど、綱手は気付いちまったんですよね・・・
《やっぱり この想いだけは・・・朽ちてくれないんだよ》と。
 
残されたモノの中で本当に大切なのは想い、そして意志。綱手がそれに気づいてから、彼らの形見であった「呪いの」首飾りの呪いも解けたんじゃないだろうか。
そして形見の首飾りは本来の力を取り戻したんではないか・・・なんて思ったりしてます。
 
しかし、マダラが今も苦しむ「イズナの最期」がどんなものだったのか。
マダラが思い浮かべているイズナはまだ若く、ずいぶん早くに亡くなったみたいですね(イズナってのは唇に特徴があるけど、でもサスケにも似てる。ヘアスタイルは後ろで結んでいるイタチ風ロン毛ですが・・・)。
なぜマダラがイズナの死を受け入れられないで こんなにも憎しみを抱えているのか・・・余程何かの事情があるんだろうとは思うんです。ここまでマダラが悲しみ、憎しみを抱えているってのは。
  
《マダラの木遁分身に騙された五影達、綱手はマダラの須佐能乎に串刺しにされてしまいますが・・・・これ、急所じゃないですよね(たぶん)、それなら創造再生で助かるとは思うんですが・・・ただし、彼女はもう何度も創造再生を使ってますので、かなり寿命を縮めてしまう事になる・・・(助かっても彼女はこの戦争後 火影を後の者に託すような気はしますが)》。
 
 でもなぁ・・・イズナの真実はまだ分かりませんが、ど~も「うちはの兄弟」って、うまく「意志」を受け渡しできないでいるんですね。 感情の伝え方が苦手なんだろうか・・・ 「イタチとシスイ」(兄弟じゃないけど)の間では上手くいったと思うんですが・・・マダラとイズナ、イタチとサスケの間ではなかなかうまくいかない。
「眼」に託された意志ってものが なかなか上手く伝わっていない。
 
イズナもイタチも・・・「運命に選ばれた者の兄弟」としての役割を果たそうとしていたの「かも」しれませんが・・・
それぞれ弟の心兄知らず、兄の心弟知らず、・・・なのかも。
 
さて・・・そのイタチとサスケですが、ついにイタチはカブトのところに来ましたね。
 
イタチはカブトのチャクラを感知してたんですね;自分を操るチャクラってのは感知系じゃなくても分かるものなんでしょうか(なら、なおさら感知系気づけよ・・・ってツッコンでいいですかw)
カブトは結界は張っていたようですが、ナルトの仙人モードなら感知できただろうになぁ。
そして、こんなに世界各地に『穢土転を操るカブトと大蛇丸のチャクラ』が飛び散っているのかと思うと・・それも恐い。
 
そして口寄せカラスだけでサスケを拘束しておけるとイタチは思ったのか・・・少なくとも時間稼ぎと出来ると思ったのか・・・イタチにしては少々「粗い」感じもしますが、それだけ急いでいたってことなんだろう、と思っときます。
(結局サスケもくっついてきちゃいましたが・・・)
 
『アハハハ!!運が回ってきたどころじゃないみたいだね このボクは!』
 
・・・ってカブトのまた壮大な勘違いが始まっちゃったじゃないですか。
 
カブトには「自分は絶対殺されない」という自信があるし(術者を倒したら穢土転生は止まらないから)、欲しかったサスケが来ちゃって(若い生きてるうちはの体が欲しいぃ~と言ってましたので)、なんだか棚ボタというか鴨ネギというか・・・。
カブトは《究極の眼を手に入れたサスケ》に不屍転生することで、大蛇丸が望んだ究極の体を手にしたいのかな・・という気はしているのですが、どうなのでしょう。でも、この戦争が始まって以来・・・カブトが運が回ってきたと思ったことは全て失敗してるんですがね。
 
『・・・・』 (以下イタチ)
 
『・・・思うようにはいかないものだ』
 
『まったく・・・・・』
 
「まったく・・・」って(笑
 
結構イタチも《本心のつぶやき》してくれるようになりましたね。 今まではこういうの、ぜーんぶ「・・・・・」で済まされてましたから 穢土転イタチには新鮮な発見があって面白い(すみません、イタチは苦労してるってのに・・)。今まで「ピー音」ならぬ「・・・」で消されていた本心呟きが 今後ドンドン表に出されることを願います(イタチという人物像が、また変わってくるかもしれない・・なんて過度に期待してしまう)。
 
そして、イタチの今までのサスケに対する想いがドーッと出たセリフでもありますね(お疲れ様)。
《本当に参ったな》という溜め息でもあるでしょうけど、でもサスケが来ちゃうことは おそらくイタチは覚悟はしていたはずで・・・
昔からサスケのこういうところは変わらないんですよね、イタチの言う事聞かなくて「おい、コラ無理したら・・・」って注意したのに結局怪我して、イタチがサスケをおんぶして帰った・・・あの昔みたいな。
だからこの「まったく・・」には兄貴の《弟可愛い》と思う、しかたないなぁ~という気持ちが含まれてる・・・そんな気がしちゃったんです。
 
イタチはカブトに幻術をかけることを考えているのでしょうけど、でもサスケがカブトを倒しちゃうことになったら大変だし(穢土転生を止められなくなってしまう)、まずはサスケを黙らせるしかないのかも・・・とも思いますが、一体どうなるんでしょう、この三竦み。
この際カブチョは制裁されて反省すべきですが、ここは彼も救われて「改心」すべきだ・・・と思ってます。
カブトを成敗して終わらせるのでは根本的な解決にはならないわけで・・・サスケも「憎しみの刃」だけはむけてほしくない。
 
 
さて、最後に・・・今週のタイトル「憎しみの刃」について、少し。
 
『力とは意志ではなく 物質の起こす事象のことだ』 (マダラ)
『・・・お前が死んで残ったものはオレにへばりつく細胞の生命力でしかない』
『弟が死んで残ったものはオレの両眼の瞳力しかない』
 
マダラが言ってる力とは、「目で見える形で残っている力」であって、それは道具(モノ)としての力なんですよね。瞳力としての眼であったり、生命力を生み出す細胞であったり。
・・・もちろん、モノだって大事だとは思うんです、誰だって形見の品は大切なのだから・・・だけど大切なのはそのモノの能力だけではなく、そこに宿る意志、思い出ですよね。イズナの眼は、けして「戦うための便利な道具」ではない・・・。
 
だけどマダラは、その眼に残っている一番大切なものは「能力」ではなく「イズナの意志」だってこと・・・こんなに長い間生きていて(っていうか死んでいて)分からないのか?と思ってしまうのですが・・・
う~ん、おそらくはイズナの意志はマダラの意志とは違うモノなんじゃないか、だから・・・マダラはまだ気づかないのか、という気もします。
  
《受け継がれていくのは憎しみだけだ・・・》
 
受け継がれるのは、「憎しみの刃」か・・・「愛情の意志(心)」か。
 
その問題は、「力」を主張するうちはと「愛」を主張する千手の間で争われ、互いに受け入れられなかったこと・・・。でも憎しみの「刃」をシッカリと「心」が受け止めた時・・やっと「忍」になれる。だから、どっちか1つだけでは忍にはなれないんですよね。 
 
イズナが残した刃・・・戦いの道具である「眼」が、実は意志(心)を遺したものだと気付いていたら・・・マダラに宿るイズナの眼も本当の変化を起こせたの「かも」しれません(負け犬、ではなくて・・・)
 
 
 
☆「あいつ」は、第3次忍界大戦の頃に長門に近づき、暁を立ち上げさせ・・・その後、霧隠れで「やぐら」を操って(事実上)「四代目水影」となっていたんですよね。 
やぐらの幻術を青によって解かれた後、今度は別の体・・「オビト」を操って「トビ」としている可能性はあるのでは・・(最低でもトビの体と眼はオビトだろうと、思ってますが;)
 
☆マダラは綱手には意地悪い言葉を発してますが・・・でも『女が話をしている時には男は黙って聞くもんじゃ』というマナーは守ってシッカリ綱手の言葉は聞いてますね(これ、チヨバアがサソリに言ったことですけど)。意外と優しいのでは・・なんて。
 
☆しかしチョウザの言葉、『綱手様が負ける訳はありませんよ!だからこそ三忍の中で唯一あの歳まで生きてらっしゃる!』って・・ チョウザさんも たいして年齢違わないでしょうよw 綱手って、なんだか年寄り扱いされることが多いですよね・・・ナルトも「バアちゃん」連呼だし、気の毒。
 
☆「形見」についてなど、今週話からの部分的な雑考は今日のお題にて・・・少しずつ今週出して行こうと思ってます;
 
☆長駄文読んでくださって感謝。